初めての転職や第2新卒に強い?マイナビエージェントの弱点や注意点

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マイナビエージェントは、人材関連サービス大手のひとつ、株式会社マイナビが運営する転職エージェントサービスだ。

主に営業職やIT業界への転職を得意としており、全体でも数万件の求人数と登録ユーザーを保有している。

その一方で、インターネットなどのランキングでは常にその名前が挙がるものの、2番手、3番手以降となっていることも多く、利用することを迷っている人もいるのではないだろうか。

そんな転職希望者には特に、マイナビエージェントを他のサービスと組み合わせて利用することをおすすめしたい。

転職活動において、転職エージェントを利用するメリットは大きい。

ただ、1社だけの登録では、転職エージェントとの相性や求人のタイミングによって時間がかかってしまったり、思わぬ妥協を必要としたりするケースもある。

当然1社だけでも理想の転職は実現可能だが、ほとんどの利用者が2社以上登録して転職活動に取り組んでいる。

企業の採用担当者として多くの転職エージェントサービスをリサーチし、エージェントとの付き合いも長い筆者がマイナビエージェントの特徴と効果的な組み合わせについても解説する。

より効率よく、理想の転職が実現できるよう役立てて欲しい。

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目次

マイナビエージェントの基本情報を解説

マイナビエージェント

マイナビエージェント

利用するにあたってマイナビエージェントの基本情報についておさえておきたい。

テレビやインターネット、電車内の広告でもよく見かけるため「マイナビ転職」というブランドはよく知っている人も多いだろう。

しかし、その運営会社や背景を知ることで、マイナビエージェントの強みや特徴がより分かるはずだ。

マイナビエージェントの基本情報

マイナビエージェントは株式会社マイナビが運営する転職エージェントサービスだ。

さっそく株式会社マイナビについてその基本情報を見てみよう。

株式会社マイナビの会社概要

  • 会社名:株式会社マイナビ
  • 本社:東京都千代田区
  • 設立:1973年8月
  • 資本金:21億210万円
  • 従業員数:9,400名(グループ全体)
  • URL:https://mynavi-agent.jp/

人材関連では人材派遣やアルバイト、新卒から転職まで幅広く扱っている。

さらに情報サービスでは、ブライダル、賃貸住宅、旅行予約、書籍など様々な分野に関連サイトを展開している。

マイナビがIT業界への転職に強い理由

マイナビは元々毎日新聞社の関連会社として出版社からスタートしている。

  • 1990年頃には月刊Mac Fan、月刊PC Fanを出版するなど、IT系情報誌のパイオニアとなる
  • 2000年頃から人材関連サービスとしてのブランドを確立し始める

このように早くからITに注目し、現在もウェブサイトを中心に情報サービスを提供するグループ企業に成長した経緯があるのだ。

マイナビエージェントがIT系企業への転職に強いのは、業界事情をよく知り、様々なIT系企業にパイプを持っているのも大きな理由のひとつだろう。

日本全国に約70拠点を展開

株式会社マイナビは、支社、営業所合わせて約70もの営業拠点を、文字通り北は北海道から南は沖縄まで、日本全国に展開している。

そのため有名企業から中小企業、ベンチャー企業など多くの企業を営業担当者が尋ね、グループ全体で求人情報を得ることができている。

そのうちマイナビエージェントの拠点は、東京2拠点、横浜、札幌、名古屋、大阪、福岡という大都市圏に7拠点を展開している。

グループ企業としての求人案件や求人企業の情報収集力は他の大手と比べても劣ることはないだろう。

また、あまり知られていない中小の優良企業やベンチャー企業の情報も保有しているため、新たな可能性を見つけたい転職希望者には頼もしいサービスといえる。

求人情報の80%が非公開求人

求人企業の規模や地域を広くカバーしているマイナビエージェントだが、その80%は非公開求人だ。

非公開求人は求人企業が公表したくない重要ポストの求人や、応募が集まり過ぎてしまうような好条件の求人の可能性があり、転職エージェント経由でしか応募することができない。

自身が納得できる条件を求人情報から探すことも方法のひとつだが、転職エージェントを利用して豊富な非公開求人にアプローチする方が効率よく好条件の求人に出会えるはずだ。

特に公式サイトで紹介されているように、マイナビエージェントの強みは営業職とIT業界だ。

これらの転職を考えているなら非公開求人からの応募に期待していいだろう。

マイナビエージェントは若い年代、初めての転職向き

マイナビエージェントは20代や第二新卒といった若い年代、初めての転職に向いている。

その理由には次の3点が挙げられる。

マイナビエージェントが20代や第2新卒に向いている3つの理由

  1. 求人企業の紹介以外のサポートが充実している
  2. 企業や業務内容の範囲が広いため応募できる求人も多い
  3. 中小企業の案件を多く保有している

これらのことが若い年代の転職希望者や初めての転職にどう有利になるのか、詳しく解説していこう。

求人企業の紹介以外のサポートが充実している

紹介以外のサポートとは、無料コンサルティングや面接対策セミナー、応募書類の添削アドバイスなどだ。

初めての転職ではまず、転職活動をどう進めていったらいいのか、自分にはどんな企業が合っているのかなど、分からないことだらけだ。

また、転職では学生の就職活動にはない「職務経歴書」や、これまでの経験をふまえた面接など、選考結果を左右する重要な通過点がある。

マイナビエージェントではこうした転職初心者のサポートに力を入れている。

大手転職エージェントでは通常、登録後にエージェントとの面談があり、その内容をふまえて紹介がスタートする。

面談の場では詳細を正直にキャリアアドバイザーに伝えることをおすすめしたい。

最初の段階で、転職について分からないこと、不安なことを解決して、応募に臨んで欲しい。

そのためのサポート体制が充実しているのがマイナビエージェントの特徴のひとつだ。

企業や業務内容の範囲が広いため応募できる求人も多い

転職エージェントを使った転職にはそれにふさわしい経験やスキル、キャリアが必要なのではないかと不安に感じてはいないだろうか。

マイナビエージェントには、未経験歓迎、第二新卒歓迎といった求人案件も多いのが特徴だ。

先に紹介したように国内に多くの営業拠点を持ち、営業(リクルーティングアドバイザー)が様々な企業へ直接足を運んで求人案件を集めている。

そのため中途採用であっても、むしろ若い年代や第二新卒のポテンシャルを重視したいという求人案件を多く保有することができるのだ。

また、転職エージェントに相談する中で、自分が考えていなかった業界や業種に出会えることも少なくないはずだ。

自分にとって初めて聞く仕事でも、転職エージェントはその企業へ直接行って情報収集している。

転職エージェントが保有している案件数が多いことより、自身が応募できる案件が多いことが重要だということは言うまでもない。

その点、社会人経験の浅い転職希望者にとって、マイナビエージェントには応募可能な案件が多いことがメリットのひとつといえるだろう。

中小企業の案件を多く保有している

マイナビエージェントには営業力があり、多くの求人案件を持っていることは紹介した通りだが、中小企業の案件もまた多く保有しているのが特徴だ。

一般的に、中小企業は上場企業や有名企業に比べて平均年収や事業の安定といった点では劣っている面もある。

しかし近年、新卒採用や若い年齢層の転職では中小企業の評価が高まっているのだ。

その理由には次のようなものがある。

中小企業の評価が高い4つの理由

  1. 古い慣習にとらわれず、のびのびと働くことができる
  2. 早くから広い裁量が与えられやりがいのある仕事で活躍しやすい
  3. 独自の技術などを持っており専門性を高めやすい
  4. 自身の努力次第では若いうちに重要なポストを任せてもらえる

近年では大企業でも大規模なリストラがあったり、終身雇用の慣例がなくなったりと安定性が薄れている。

そういった中で、雇用の安定よりもやりがいを求める若い世代の転職希望者は少なくないのだ。

元々中小企業やベンチャー企業と多くのつながりを持っているマイナビエージェントはこうしたニーズにも対応しやすく、若い年齢層の転職に向いているといえるだろう。

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他のエージェントと組み合わせて利用する

最初に伝えたように、マイナビエージェントは他の転職エージェントと併用することをおすすめしたい。

これまでマイナビエージェントの強みといえる部分を紹介してきたが、その一方で弱点もあるからだ。

まずその弱点、マイナビエージェントを利用する際に注意すべき点について解説する。

その上で、他の転職サービスと併用して補い合うことでより効率よく、理想とする転職の実現可能性を高める方法を伝授しよう。

マイナビエージェントの弱点、注意点

他の転職エージェントサービスもそうであるように、マイナビエージェントも万能ではない。

若い年齢層や初めての転職に向いており、中小企業やベンチャーの求人にも強く、丁寧なサポートの評判が高い、というその反面がそのまま弱点になっている印象だ。

利用する人にとって必ずしもデメリットとは言えないが、そういった傾向があることが押えておこう。

30代後半以降の年齢層からの評判は高くない

30代後半以降の転職希望者からは、経験やキャリアを活かせる求人が少ない、求人案件の専門性が高くないなどの評価があり、あまり高評価とは言えない。

一般的に転職市場で30代以上になると、経験や専門性を高め、それによって年収アップを狙ったり、よりやりがいのある職場を求めたりする傾向にある。

また、転職希望者の年齢が高くなるほど全くの未経験業界や未経験業種を選ぶことは少なくなるため、未経験歓迎のような「応募しやすい条件」へのありがたみは薄れるのだ。

20代や第二新卒に向いているという強みに偏っている分、その他の年代には合わない案件も多くなりがちだ。

キャリア採用、ハイクラス転職については物足りない

転職希望者の年齢層にも関係しているが、キャリア採用やハイクラス転職についても物足りないという評価となっている。

特に40代以上の転職などでは、高い専門性や管理職の経験が転職の武器となることが多い。

求人案件の中には中小企業やベンチャー企業を中心に、管理職の求人案件も紹介されるが、全体としてはやはり少ない印象だ。

また、若い年齢層や中小企業、ベンチャー企業では実現しにくいのがハイクラス転職だろう。

特に年収1,000万円以上といったハイクラス転職向け求人は、非公開求人の中にないとは言えないが、マイナビエージェント全体の案件としては少ないようだ。

キャリア採用やハイクラス転職なら、「JACリクルートメント」がオススメだ。

若いエージェントが多い

エージェントの年齢が若いこと自体は悪いことではないのだが、レスポンスよく熱心に対応してくれるあまり窮屈さを感じる利用者も少なくない。

マイナビエージェントは大手他社に比べて後発のため、現在は特に、若いエージェントを育成しながら積極的な営業スタイルを取っている。

こうした営業スタイルはエージェントに限らず、マイナビの転職情報メールやおすすめ企業のメールなどの多さにも表れており、マイペースに進めたい利用者には抵抗感が出てしまう。

エージェントに熱意があり、若く話しやすいメリットもある反面、頼りがいの面での不安や密すぎる連絡など、利用者によっては合わないと感じられるだろう。

補い合うように利用するのが正解

こうしたいくつかの弱点は他の転職エージェントサービスなどを併用することでカバーすることができる。

大手他社の特色を簡単に挙げ、マイナビエージェントと組み合わせてどのように使っていくのが効果的か考えてみよう。

転職エージェントサービスの他にも転職サイトやスカウトなど、自分に合った利用方法があるはずだ。

現在では複数の転職サービスを複数組み合わせて利用することが定番になっている。

組み合わせ例と解説から、自分に当てはまる転職サービスの組み合わせを考えるヒントにして欲しい。

大手転職エージェントサービスの特徴

まずいくつかの大手転職エージェントサービスの特徴を簡単に紹介する。

その上で複数の転職サービスを利用する際に、同じ時期に2つ~3つが適当だろう。

そこを超えると情報量に振り回されてしまう上に、異なるエージェントから同じ求人企業に打診が行ってしまうリスクも高まるのでおすすめしない。

各サービスの特徴

短期間で決めたいなら案件数を重視

転職活動を短期間にしたい場合は、案件数を増やすような組み合わせが望ましい。

まとまった数の紹介案件を見ながら自分に合ったもの、応募してみたい求人に応募してとにかく面接の場に多く出ることが重要だ。

キャリアアドバ―ザーは紹介した案件のうち応募の傾向を見ながら案件を絞り込んでいくはずだ。

それでも質の低い求人案件や場合によってはブラック企業とも思える案件が含まれる可能性も高い。

スピード重視の方法を取る場合には、自分自身で求人案件を見極めることが求められるだろう。

30代後半以上で初めての転職

30代後半以上で初めての転職の場合には、レベルの高い求人案件を紹介してもらいながら、一方で転職活動のノウハウが分かるサービスの利用が理想だ。

多くの場合、転職回数が少なく経験やキャリアのある転職希望者はエージェントや求人企業にとって優良人材だ。

そのためハイクラス転職向けのサービスを利用して、高収入の案件などに挑戦することをおすすめしたい。

一方で転職に関しては初心者のため、面接対策や応募書類の添削アドバイスで採用の可能性を高められるのがこの組み合わせのメリットだ。

さらに中小企業やベンチャーに強いマイナビエージェントが保有するキャリア採用なども採用の可能性が高い。

大手企業に比べ、中小・ベンチャー企業の方がより即戦力となるキャリア人材を求めており、好条件であることも少なくないのだ。

年齢も若く、初めての転職

とにかく転職エージェントのしっかりとしたサポートを重視する場合は、どちらも親切丁寧なサービスの組み合わせが良い。

またこの組み合わせは女性の転職や、高年齢者の転職にもおすすめしたい。

どちらの運営企業もグループ内で女性向け求人や高年齢者の再就職支援などを扱っており、そのノウハウを持っているからだ。

この組み合わせの場合、劇的に年収アップするような案件は多くないが、転職活動に必要なこと、分かりにくいことをきちんと解決しながら間違いの少ない転職が出来るだろう。

気をつけなければならないのは、雇用形態が正社員、契約社員、派遣など自分の希望と合っているかどうかだ。

正社員で働くことが条件ならば、入社時から正社員雇用の求人案件以外は応募しないとはっきりと伝えておこう。

新卒採用3か月で離職してしまったような場合であっても、再就職サポートとして頼りに出来るはずだ。

専門職なら専用コンテンツの利用を!

マイナビグループでは転職者向けサービスとして、マイナビエージェントと含め14ものコンテンツを持っている。(2018年9月現在)

一覧表にまとめるので、専門性の高い業界での転職活動など、当てはまる人は利用を検討してみて欲しい。

コンテンツ 内容 URL
マイナビ転職 転職サイト https://tenshoku.mynavi.jp/
マイナビ転職エージェントサーチ 転職スカウトサービス https://mynavi.agentsearch.jp/
マイナビ会計士 会計士向専用転職支援サービス https://cpa.mynavi.jp/
マイナビ顧問紹介 経営顧問人材紹介 https://komon.mynavi-agent.jp/
マイナビエグゼクティブ・エージェント グローバル、経営層、ハイクラス https://executive.mynavi-agent.jp/
マイナビドクター 医師専用転職支援サービス https://doctor.mynavi.jp/
マイナビ薬剤師 薬剤師専用転職支援サービス https://pharma.mynavi.jp/
マイナビジョブ20’s 20代専用転職支援サービス https://mynavi-job20s.jp/
マイナビコメディカル 医療介護従事者のための求人 https://co-medical.mynavi.jp/
マイナビ看護師 看護師専用転職支援サービス https://kango.mynavi.jp/
マイナビ保育士 保育士専用転職支援サービス https://hoiku.mynavi.jp/
マイナビ税理士 税理士専用転職支援サービス https://zeirishi.mynavi-agent.jp/
マイナビ独立 独立、開業、FC支援 https://dokuritsu.mynavi.jp/
マイナビミドルシニア 40代以上転職支援サービス https://mynavi-ms.jp/
マイナビエージェント 転職エージェントサービス https://mynavi-agent.jp/

まとめ

マイナビエージェントは他の転職エージェントサービスと併せて利用することが効果的だ。

ここまで紹介したマイナビの基本情報、長所と短所などをふまえ、組み合わせの効果についても解説してきた。

すでに登録しているが使いきれていないという人も、初めて登録しようと検討中の人も、紹介した内容を振り返ってまとめるので参考にして欲しい。

マイナビエージェントはIT系転職に強い

  • 出版関係の企業として創業以降、早くからITに注目し、パソコン情報誌などを手がけた
  • 現在もウェブサイトを中心に情報サービスを提供するグループ企業に成長した経緯がある
  • IT業界の業界事情をよく知り、様々なIT系企業にパイプを持っているのも大きな理由のひとつ

求人案件の収集力が高い

  • マイナビグループとしては国内に約70拠点を展開
  • そのうちマイナビエージェントの拠点は、東京2拠点、横浜、札幌、名古屋、大阪、福岡という大都市圏に7拠点
  • 求人企業は有名企業から中小企業、ベンチャー企業に至るまで幅広い
  • 求人情報の80%が非公開求人

マイナビエージェントは20代や第二新卒といった若い年代、初めての転職に向いている

  • 応募書類の添削アドバイスや面接対策など、サポートが充実している
  • 営業をかけている求人企業や募集業務の範囲が広いため応募できる求人も多い
  • 積極的に営業しており中小企業の案件を多く保有している

マイナビエージェントは他の転職エージェントと併用するのがおすすめ

ここまでに紹介したマイナビエージェントの長所に対して、短所も知った上で上手に利用する。

マイナビエージェントの弱点、注意点

  • 30代後半以降の年齢層からの評判は高くない
  • キャリア採用、ハイクラス転職については物足りない
  • 若いエージェントが多い

大手転職エージェントサービスの特徴

短期間で決めたいなら案件数を重視

短期間で転職が決まりやすいが、多くの案件の中から自分に合った優良案件を見極めることが必要となる。

30代後半以上で初めての転職

一般的に優良人材とみられることが多いため、条件は高く、転職のノウハウは初心者向けを選ぶ。

年齢も若く、初めての転職

とにかく転職エージェントの手厚いサポートが受けられ、女性や高年齢者にもおすすめ。

マイナビエージェント単独での転職活動ができないわけではない。

しかし、病院でいう「セカンドオピニオン」のように、第2の意見、他の転職エージェントに足りない部分を補う使い方や、他のサービスで補う利用の仕方で長所を生かすことができるはずだ。

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Career Rules編集部

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