注意すべきは履歴書だけじゃない!在職中に転職する場合の応募書類の書き方完全マニュアル

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近年は、家庭のある人など、在職中に転職活動をすることも珍しくない。

ところが転職活動を始める際、

  • 在職中だと書くと不誠実に思われるのではないか
  • 在職中に転職活動すると、現職にばれるのではないか

と心配になる人もいるだろう。

しかし、在職中に転職活動をすること自体はマイナス印象にならないので安心しよう。

今回紹介するポイントを少し押さえるだけで、応募先の企業にさらに好印象を与えることができる。

また、応募書類にひと手間加える事で、現職に転職活動がバレるリスクを極限まで減らすことが可能だ。

在職中の転職活動では特にスケジュール管理が大切になる。

最後にご紹介する「転職エージェント」を活用すると、代わりに選考日程の調整を行ってもらえるためオススメだ。

最初にまとめ:在職中の応募書類で注意すべきこと

まずは、手っ取り早く結論を知りたい!という方のために記事のまとめを載せておこう。

履歴書作成のポイントは、5つだ。

在職中の履歴書作成のポイント

  • 本人希望欄の活用:入社可能日、退職予定日、日中連絡の取れる連絡先の詳細を記載
  • 在職中であることの伝え方:職歴の最後に「現在に至る」
  • 経歴欄の書き方:学歴と職歴を書く。細かな注意点がいくつかあるので、後ほど紹介する
  • 志望動機の書き方:応募先に合わせた志望動機をきちんと考える。使い回しは悪印象
  • 転職理由の書き方:ネガティブな転職理由でも、前向きな言葉に変えて伝える

職務経歴書作成のポイントは、3つある。

在職中の職務経歴書作成のポイント

  • 在職中の業務内容については、情報漏洩に注意する
  • 「たいした仕事ではない」と思っても、すべての仕事を書く
  • 職務経歴書の書き方は2パターンあることを理解する

また在職中の転職活動には「転職エージェント」を利用するのがおすすめだ。

転職エージェントとは?

  • 転職エージェントとは、転職をサポートしてくれるサービスのこと
  • 応募書類の作成方法から、面接の日程調整まで多くのことを任せられる
  • 登録は無料なので、うまく活用する

履歴書の場合:5つの注意点と書き方

履歴書の場合:5つの注意点と書き方

それではまず、応募書類のメインともいえる履歴書の作成について見ていこう。

注意するポイントは以下の5つだ。

履歴書の書き方で注意するポイント

  • 本人希望欄に書くべき3つの項目
  • 在職中であることの伝え方は「現在に至る」
  • 経歴欄には、学歴と職歴を書く
  • 志望動機は、応募先に合わせて熱意を伝える
  • 転職理由は、前向きな言葉に変換する

それぞれ、具体的な記入例とともに見ていこう。

履歴書の作成で意外と見落としがちなのが、「本人希望欄」の活用だ。

何を書けばいいのかわからず、空白のままにしている人はいないだろうか。

本人希望欄には、最低でも以下の3つの項目を書いておくこと。

  • 入社可能日
  • 退職予定日
  • 日中連絡の取れる連絡先

上記のような情報をきちんと伝えることで、採用担当者からの印象はよくなる。

在職中の転職の場合、現在の職場にバレることを心配している人も多いのではないだろうか。

連絡先について、本人希望欄をうまく活用することでバレずに連絡が取れるようになるはずだ。

それでは、本人希望欄に書くべき3つの項目の書き方を見ていこう。

「入社可能日」の書き方

本人希望欄にまず書くべきなのが、「入社可能日」。

在職中に転職する場合、採用側が気になるのが、内定後いつから働けるのかということ。

実際に退職日が決まっているわけではなく、入社可能日がわからない場合でも、目安を記載しておくと安心だ。

目安として書く場合は、1か月後頃を指定するといい。

あまりに早い時期を書くと「引継ぎ等を考えていないのか」と、社会人としての資質を疑われる可能性がある。

しかし数か月先を指定すると、採用を見送られてしまう可能性もあるため、時期が未定の場合は「ひと月後」を目安にしよう。

記載例


「入社可能日:○年○月○日より可能」

「○年○月○日より勤務可能」


「退職予定日」の書き方

入社可能日を記載したら、合わせて書くべきなのが「退職予定日」だ。

こちらも入社可能日と同様、「いつから働けるのか」ということを採用担当者に伝えるために書く。

退職予定日は、通常、本人希望欄に書くが、職歴欄に書くことでアピールになる場合もある。

それが「急募の求人」に応募するとき。この場合の書き方ついては、次に紹介する。

本人希望欄に書く退職予定日は、退職日が決まっている場合はその日付を、そうでない場合は大体の日付を記載する。

退職の目安を書く場合は、引継ぎの時間等を考慮した日付を指定することで、「無責任」だと思われるリスクを避けられる。

目安としては、入社可能日と同じく、「1か月後」が一般的だ。

なお、具体的な退職日が決まっている場合でも、そうでない場合でも、「退職予定」と書くのがマナー。

急きょスケジュールが変更になることもあるため、「予定」とつけるのを忘れないようにしよう。

記載例


「退職予定日:○年○月○日予定」

「○年○月○日頃 退職予定」


急募の求人なら、職歴欄にも退職予定日を記載

基本的には本人希望欄に書く退職予定日。

しかし急募の求人に応募する際は、履歴書の職歴欄にも書くと親切だ。

その場合の書き方は、職歴の最後に「○年○月○日退職予定」と記載するだけ。

採用担当者もひと目であなたの退職日がわかるため、採用を検討しやすくなる。

職歴欄の具体的な書き方は「経歴欄はどう書くか」の章で詳しく解説するが、職歴欄に退職予定日を書く場合は、以下の例を参考にしてほしい。

記載例
平成○年○月株式会社○○入社 総務部総務課にて勤務
現在に至る(平成○年○月○日退職予定)
以上

「日中連絡の取れる連絡先」の書き方

「日中連絡の取れる連絡先」の書き方

本人希望欄でポイントになるのが、連絡先についての補足をすることだ。

在職中の転職で心配になる「日中に連絡が来て現職にバレるのではないか」ということをクリアにするためにも、本人希望欄を活用しよう。

連絡可能時間や、定期的に会議等が入っているという人は連絡できない時間を記載する。

現在の職場に転職活動していることがバレてしまう原因の多くは、面接日程等の電話連絡の内容を聞かれてしまうことだ。

したがって、周りに人がいない状況で話ができる時間帯を、こちらから指定することで、バレるリスクを避けられる。

  • 昼休みなら連絡可能なのであれば、「平日12時~13時であれば必ず対応可能です」
  • 勤務中でも席を立つことができるのであれば、「いつでも連絡可能です」
  • 定例会議が入っている場合は、「毎週月曜日9~12時以外であれば、連絡可能です」

上記のように記載されていれば、採用担当者も繋がらないタイミングで連絡する必要がなく、何度も連絡する手間を省くことができるため、好感が持てる。

連絡先を書く際の注意点

履歴書に記載する連絡先は、必ず「個人の電話番号」を記載することに注意しよう。

応募者のなかには、会社で支給されている社用携帯の番号を記載する人がいる。

しかし、社用携帯はあくまでも営業にかかわる連絡に使用するもの。

私用に使うと咎められる可能性もあり、また、電話をかけてきた企業からの印象もよくないので避けること。

連絡先の書き方

履歴書の「連絡先記入欄」に連絡先を記載したら、横に「※」印を書いて本人希望欄へ誘導しよう。

スペースに余裕があれば、「連絡時間の希望があります。本人希望欄をご確認ください」と、一言添えるとわかりやすい。

在職中であることは明記する必要はない

在職中の転職活動だということを、どこかに書かなければいけない気がしてしまうが、特に記載する必要はない。

面接などで尋ねられたら、答えればいいのだ。

しかし、履歴書記載のマナーとして、在職していることを表す文言を記載する必要はある。

在職中なのにこの文言を書いていないと、社会人としての常識がないと思われてしまうので注意しよう。

履歴書で「在職中」を表す書き方のポイントは、以下の3つ。

  • 在職中を表す言葉は「現在に至る」
  • 職歴欄の最後の行に書く
  • 最後の職歴を書いたら改行して左詰め

具体的な書き方は、以下を参考にしてほしい。

記載例

平成○年○月株式会社○○入社 総務部総務課にて勤務
現在に至る
以上

経歴欄はどう書くべきか

経歴欄には、学歴と現在までの職歴を記載する。

注意するべきポイントは、以下の6つ。

経歴欄の書き方で注意するポイント

  • それぞれの一覧の前に「学歴」、「職歴」と見出しを入れる
  • 学校名、会社名は、略さずに正式名称で書く
  • 時系列で記載する
  • 西暦と和暦が混在しないように統一する
  • 学歴と職歴の間に、空白行を入れる
  • 最後まで職歴を書いたら、改行し、右詰めで「以上」と書く

また、職歴に関しては、次のポイントにも注意しよう。

職歴の書き方の注意点

  • 会社名の横に配属部署名を書く
  • 会社名の次の行に、業種や従業員数、職務内容を簡単に記載
  • 異動などがあった場合には、異動年月と部署名を記入
  • 社名変更があった場合は「株式会社○○(現:株式会社○○○)」と併記する

前の章でも伝えたが、在職中であることは、職歴に続けて「現在に至る」と記載するだけで伝わる。別途記載する必要はない。

具体的な経歴欄の書き方は、以下の通りだ。

記載例

学 歴
平成○年4月私立○○高等学校 入学
平成○年3月私立○○高等学校 卒業
職 歴
平成○年○月株式会社○○入社 総務部総務課にて勤務
医療機器メーカー 従業員数:85名
職務内容:電話応対、来客対応、備品発注、他
現在に至る
以上

マイナス印象にならない志望動機はどう書くべきか

在職中の転職活動だと、時間がない中で作成する必要がある。

しかし、志望動機は面接でも聞かれる可能性が高い。「手抜き」だと思われないように、しっかり作成しよう。

  • なぜその会社に応募したのか
  • その会社のどこに惹かれたのか
  • 自分のどんなスキルが活かせそうか

すべての会社で志望動機を使いまわすのではなく、応募先に合わせた志望動機を考えることが大切だ。

使いまわしの志望動機は、採用担当者から見ればすぐにわかってしまう。

他の応募者と差をつけるには、まず熱い思いを伝える志望動機に力を入れよう。

転職によって未経験の職種へ転職する場合は、「どうしてその業種を選んだのか」を伝えることも重要だ。

どうしても志望動機を書く時間が取れない場合は、志望動機欄のない履歴書の使用を検討するのもアリだ。

ただし、履歴書の志望動機がアピールに繋がることは確かなので、最後の章で紹介する「エージェント」を利用するといい。

志望動機の作成方法についても相談に乗ってもらえるので、効率的な志望動機の作成が可能だ。

マイナス印象にならない転職理由はどう書くべきか

転職の理由は、本音で言えば何かとネガティブなことが多い。

  • 職場の人間関係がつらい
  • 給料が安い
  • 残業が多すぎる

しかし、これらの転職理由を聞いて、あなたに魅力を感じる採用担当者は残念ながらいないだろう。

ネガティブな理由をポジティブに変換して伝えることが、好印象につながるポイントだ。

「今の仕事にもやりがいを感じているけど、よりこんなことがしたいから転職を決めた」というような書き方だと、前向きな思いが伝わって印象が良い。

  • 職場の人間関係が不満なら、「よりチームワークを大切にした仕事をしたい」
  • 給料が安いことがネックなら、「努力をきちんと評価してくれる会社で働きたい」
  • 残業が多いことが原因なら、「就業時間後を自己研鑽の時間に充てて、スキルアップしたい」

同じネガティブな理由での転職であっても、ポジティブに変換した転職理由の方が、前向きな印象が伝わるはずだ。

職務経歴書の場合:3つの注意点と書き方

職務経歴書の場合:3つの注意点と書き方

続いて、職務経歴書の書き方について解説していこう。

職務経歴書には、以下の項目を記載する。

  • 冒頭に「職務経歴書」
  • 住所、氏名、連絡先
  • 経歴の概要(数行で可)
  • 職務経歴
  • 業務内容
  • 保有資格など
  • 自己PR

職務経歴書の書き方で注意するべきは、以下の3つのポイントだ。

職務経歴書の書き方で注意するべきポイント

  • 在職中の業務内容については、情報漏洩に注意して書く
  • どんなに小さな仕事だと思っても、すべて書き出すことが大切
  • 職務経歴書の書き方は2種類あるので、自分の職歴次第で使い分ける

それでは、それぞれの項目を詳しく解説していく。

在職中である現職についてはどう書くべきか

在職中の仕事についての情報は、採用担当者も一番気になるところである。

在職中であることは、どのように明記すればいいのだろうか。

また、業務内容については、どのように記載すればいいのだろうか。

在職中であることを伝える方法

履歴書と同様、職務経歴書のなかで「在職中」であることを明記する必要はない。

職務経歴書でも現在の職歴を記載する際に「現在に至る」の文言を使用することで、現在も在職中であることを伝える。

職務経歴書に職歴を記載する際には「平成○年4月~平成○年3月」というように、在職期間を記載するものだ。

在職中の場合は期間の終わりがないため、「平成○年4月~現在に至る」という書き方で、在職中であることを表現する。

在職中の業務についての書き方

在職中の業務に関しては、現在進行形なので、記憶も新しく、つい詳細を記載したくなる。

しかし、情報漏洩の恐れもあるので、書き方には十分注意が必要だ。

大切な機密情報を漏洩することがないよう、大切な情報についてはオブラートに包んで、詳細がわからないように気をつけよう。

どんなに小さなことでもあなたのスキルとして記載しよう

職務経歴書に記載する職歴は、履歴書に記載する職歴と違い、より詳しい内容を記載する必要がある。

あなたが今までやってきた仕事を棚卸しても、「職歴が埋まらない」と悩むかもしれない。

しかし、あなたがしてきた仕事は、本当にそれで全部だろうか。

たいていの場合、

  • この仕事は自分じゃなくてもできるから
  • これは当たり前のことだから
  • こんな基本のこと書いたら初心者だと思われるのでは

という理由で、書いていない仕事があるはずだ。

たとえば、郵便物の管理は「仕事のうちに入らない」と書かない人が多い。

しかしプライバシーマークを取得している会社などでは、郵便物の管理はきちんとおこなう必要がある。

応募先の企業では、郵便物管理の必要性は理解しているが、具体的な管理方法はわからないかもしれない。

そのような時に、前職で郵便物管理の経験があるあなたからの応募があれば、「管理の土台を作ってほしい」と採用される可能性もあるのだ。

自分では「こんなこと書けない」と思っているような仕事が、実は重宝されることがある。

謙遜せず、できること・やってきたことをすべて書き出そう。

伝わりやすい職務経歴書のパターンは2つ

職務経歴書の職歴の書き方は、2つのパターンがある。

  • 年代別に書く方法
  • 仕事内容ごとに書く方法

どちらが効率的に伝わるかは、人によって異なる。

いろいろな職種を経験してきたという人であれば、年代別に書くと伝わりやすい。

一方、ひとつの職種を極めてきたという人であれば、仕事内容ごとに書いた方が伝わりやすいのだ。

どちらのパターンで作成するかは、あなたの職歴を見て決めよう。

応募先でプラスの評価になるような経歴を上に持ってくると効果的だ。

在職中での転職はエージェントの活用が効果的

在職中での転職はエージェントの活用が効果的

在職中の転職活動では、とにかく時間が大切である。

日々の仕事や生活を回しながら、転職活動のために、求人検索や応募書類作成、面接日程の調整や、面接対策を行う必要があるからだ。

そこでオススメしたいのが、「転職エージェント」の活用だ。

転職エージェントとは、転職活動をサポートしてくれるサービスのこと。

今回解説した応募書類の作成方法などの相談に乗ってくれるだけでなく、以下のようなサポートも期待できる。

転職エージェントに期待できること

  • 応募者の希望に合った求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接日程の調整
  • 内定後の労働条件の交渉
  • 入社日の調整

これを読んでいる転職者の中には、責任のあるポジションを担当し、日中の対応が難しい人も多いだろう。

そんなときに転職エージェントなら、応募先との連絡を代行してくれるので、スムーズに選考を進めることが可能になる。

自分が対応できない時間にも、代わりに対応してくれる転職エージェントは、忙しい在職中の転職活動にはありがたいサービスだ。

登録も簡単なので、在職中の転職活動には「転職エージェント」をうまく活用しよう。

転職エージェントのおすすめ関連記事


まとめ

在職中の履歴書作成のポイント

  • 本人希望欄の活用:入社可能日、退職予定日、日中連絡の取れる連絡先の詳細を記載
  • 在職中であることの伝え方:職歴の最後に「現在に至る」
  • 経歴欄の書き方:学歴と職歴を書く。細かな注意点がいくつかあるので、後ほど紹介する
  • 志望動機の書き方:応募先に合わせた志望動機をきちんと考える。使い回しは悪印象
  • 転職理由の書き方:ネガティブな転職理由でも、前向きな言葉に変えて伝える

在職中の職務経歴書作成のポイント

  • 在職中の業務内容については、情報漏洩に注意する
  • 「たいした仕事ではない」と思っても、すべての仕事を書く
  • 職務経歴書の書き方は2パターンあることを理解する

転職エージェントとは?

  • 転職エージェントとは、転職をサポートしてくれるサービスのこと
  • 応募書類の作成方法から、面接の日程調整まで多くのことを任せられる
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