これを知らないと恥!転職面接の入り方と基本的なマナー

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面接の直前になるとそのシーンを改めてイメージすることだろう。

ノックして、ドアを開けて……と、シミュレーションしていくと、思った以上にマナーのひとつひとつに迷うはずだ。

当然ながら面接では採用担当者に好印象を与えたい。

肝心の話の中身より前にマナーがボロボロでは、その言葉通り、話にならない。

特に人は会って最初の印象が最も大切だと言われている。

正しい面接への入り方やマナーを知って、面接をより有利に進めたい。

そこで、採用担当者の立場から見た印象の良いマナー、一般的に正しいと言われているマナーについてお伝えする。

まずは第一印象の要でもある面接の入り方、あいさつの仕方などを詳しく紹介する。

また実際にあったNG例なども交え、気をつけたいしぐさなども実践的にお伝えしていくので、面接までにしっかりチェックしておいて欲しい。

行動やしぐさでその人物の印象が決まることはあなたの経験からも明らかだろう。

そして良い印象であればあるほど話の内容も説得力が増すはずだ。

書類選考を通っているのなら、あなたの経験や知識について採用担当者は詳しく話を聞きたいと思っている。

あなたのその武器を最大限に活かすためにも、この記事を読んで採用担当者が好印象を持つようなマナーを実践して欲しい。

転職面接の入り方と気をつけたいポイント

転職面接の入り方と気をつけたいポイントは次の通りだ。

受付から部屋に入るまで、3つのポイントを押さえておこう。

  1. 受付から自己紹介は始まっている
  2. 笑顔とお礼が好印象のカギ
  3. ノックは3回、入室は3段階

順を追って詳しく解説していこう。

(1)受付から自己紹介は始まっている

受付から自己紹介は始まっている。

受付に人がいる会社も、インターフォンでの受付も基本は同じだ。

本日○時から面接のお約束で参りました、(名前)と申します。

(採用)ご担当の(□□部の)○○様をお願いできますでしょうか。

人を前にしていれば当然、インターフォンの前であっても姿勢に気をつけ、歯切れよく明るく伝える。

緊張すると声は小さく、こもりがちになる。

口の形をしっかり開けて、気持ち大きな声でゆっくり話すようにするといいだろう。

また、好印象を与えるには適度なリラックスが必要だ。

緊張しているなら受付の前に深呼吸するなど、固すぎる緊張は和らげた方が良い。

ただしこの時点ですでに自己紹介だということを忘れないよう、適度な緊張感は持って臨んで欲しい。

(2)笑顔とお礼が好印象のカギ

笑顔とお礼は面接に限らず、たいていのケースで好印象のカギとなる。

実は、あとで受付やインターフォンの対応をした社員に、あなたの印象を聞く採用担当者は少なくない。

面接の時に印象良くふるまうのは当たり前で、あなたの普段の顔に近い状態を知りたいものなのだ。

さらに他の来客や候補者以上に良い印象を与えることが出来れば、受付の方から採用担当者に良い評判が伝わる。

  • 「今日面接に来た人、感じいいですね」

受付や他の社員からこのような声が聞かれると、担当者としては、同じ職場で上手くやってくれそうだと感じる。

社内には採用担当者でなくても採用の後押しをしてくれる人がいると考えて接するようにしよう。

そのためには笑顔で「ありがとうございます」と明るく伝えることがポイントなのだ。

笑顔とお礼が好印象となるのは面接官相手でも同じである。

面接に出向いたら終始、笑顔と気持ちの良いお礼は心がけて欲しい。

たったそれだけのことで、あなたの採用の可能性はぐっと上がるのだ。

(3)ノックは3回、入室は3段階

ノックは3回、入室は3段階と覚えておこう。

2回のノックはトイレの時で、目上の人には4回が正式である。

ただしビジネスシーンでは中指の関節でドアを3回叩く、というのが一般的なノックの常識だ。

また、形だけノックしてすぐにドアを開ける面接者は意外と多い。

当然だが中から「どうぞ」と返事が返ってきたら開けるのがマナーだ。

入室の3段階は次の通り。

  1. ドアを肩幅ほど開ける
  2. 「失礼します」とはっきり声をかける
  3. 体を完全に入れ、ドアの方を向いて閉める

面接官にお尻を向けるのが失礼に感じるとしたらマナーとして丁寧で、正しい。

このような場合は面接官に真後ろを向けないように、向きを斜めにずらせば良い。

入った方向を向いたままドアを閉めることや、入室の一連の流れが「ながら」になっているとだらしない印象になりやすいので注意が必要だ。

職場によっては社員の方がドアを開けて案内してくれることもある。

その時も「失礼します」の一言と、案内してくれた社員に「笑顔とお礼」を忘れずに実践しよう。

転職面接の流れとそれぞれのマナー

入室したらいよいよ面接官や採用担当者に会うことになる。

ここからはさらに段階を進め、転職面接の流れとマナーについて紹介していく。

まず、椅子に座るまでのポイントとマナーだが、これも入室までと同じようにポイントが3つある。

  1. 入室したら椅子の隣、ドア側に立つのが正解
  2. お辞儀は45度、会釈は15度
  3. 座る姿も気を抜かない

この時点で服装からしぐさ、あなたの立ち居振る舞いはチェックされているのだ。

かといって緊張で固くなり過ぎないためにも、どう動けばよいかを知って、シミュレーションしておこう。

(1)入室したら椅子の隣、ドア側に立つのが正解

入室したら用意された椅子の隣、ドアに近い方に立つのが正しい。

椅子の隣に立てない時は椅子の前、どちらも立つことが出来なければ椅子の後ろ、という順になる。

会議室のように椅子が複数あって分からない場合はドアに一番近い席だと考えておこう。

面接官が座っている時はその正面の椅子が用意された椅子ということになる。

職場によって通される部屋の広さやレイアウト、椅子だけの場合やミーティングテーブルがある場合など様々だ。

入室して焦らないように、立ち位置の優先順位や原則は押さえておこう。

それでもわからない時はうろうろしないように、その場でいったん止まって待っていてよい。

繰り返しになるが、その椅子にどうぞと促されたら「ありがとうございます」と付け加えることを忘れないようにしたい。

椅子の横に立ったらその場でカバンを床に置いてよい。

カバンを置く位置は椅子の横が定位置なので、そのまま下におろすイメージだ。

座る時にカバンをまたぐことのないような位置に置くことが出来ればなおスマートだろう。

(2)お辞儀は45度、会釈は15度

お辞儀の角度は45度、会釈は15度が一般的な面接のマナーだ。

椅子の横に立ってカバンをすっと置きたいのは、手を空けて綺麗なお辞儀をするためでもある。

また、最初の挨拶は礼儀正しくしたいが、長くならないようにしたい。

  • 「(名前)です。よろしくお願いいたします。」

これだけで充分だ。

大切なことは、言いながら頭を下げるのではなく、言い終わってからお辞儀することである。

目線は面接官の目と鼻の間あたりに置き、背筋を伸ばす。

男性は、手は横、スラックスの縫い目に中指が合うように伸ばし、女性は左手を前にへその下あたりで手を重ねる。

また、かかとを合わせて立つのが基本だが、女性の場合はどちらかの足をやや前に出すと立ち姿が美しくなる。

特にタイトスカートのスーツの場合は一番上品に見える足の位置を事前にチェックしておこう。

この姿勢で名前と、「よろしくお願いいたします」の一言をきちんと言い、言い終わったら45度のお辞儀だ。

慣れないとぎこちなくなったり堅苦しくなり過ぎたりするので鏡の前で練習しておくことをオススメする。

会釈の使いどころは入室からあいさつまでの間に面接官と目が合った時だ。

目があったら慌ててそらしたりしないよう、口角を挙げて15度の会釈をする。

あいさつは先手必勝、会釈された方が若干ドキッとするくらいの方が良い印象が残りやすいのだ。

(3)座る時も気を抜かない

ここまで表情から手の位置、立ち姿、お辞儀まで気を遣ってきたが座る時も気を抜かないようにして欲しい。

座る時は横から椅子の前に入り、静かに座る。

男性は正面から、女性はスカートの場合特に斜めに入る感じで腰を下ろし、それから足を揃える。

椅子の前方3分の2くらいに腰かけて背もたれに背をつけないように気をつけよう。

まれにドスン、ドサッ、という音が聞こえてきそうな座り方をする応募者がいる。

横柄にも見えてしまうので、あくまでスマートに、すっと「腰かける」感覚を普段から心がけてみて欲しい。

例えばソファに静かに座れるくらいに意識できれば面接の場ではまず、大丈夫だろう。

手の位置は男性であれば軽く握りこぶしにして、女性は軽く合わせて膝の上だ。

また男性は足をやや開き、女性は足を揃えて斜めに下ろす。

テーブルのない席ならもちろん、テーブルの下であっても気を抜かないようにしよう。

足の位置、手の置き方まで整えると自然と上体まですっと伸びて、知的で自信があるように見えるからだ。

ここまでの一連の姿勢やマナーを、出来るだけ自然に出来るようになれば面接でのあなたの印象はかなり良いはずだ。

転職面接でやりがちなNG集

次に転職面接でやりがちなNG例をいくつか紹介したい。

マナーやしぐさについて「こんなものでいいだろう」と軽く考えると思わぬ悪印象を招くことがある。

実際にあった失敗例を出来るだけそのままお伝えするので同じ失敗をしないよう、ケースから学んで欲しい。

頭を下げずに首を前に出すお辞儀は軽い、未熟な印象になる

お辞儀や会釈の代わりに、頭を下げずに首を前に出すしぐさは比較的若い応募者に時々見られるが軽い印象を受ける。

社会人経験3年で面接にやってきたAさんは一見爽やかでリクルートスーツの折り目も正しく、フレッシュな印象の男性だ。

だが、その第一声で面接官の印象は悪い方へ傾く。

  • 「よろしくお願いしまぁす」

本人は意識していないのだが語尾がだらしなく伸びるのも若い応募者に少なくない。

さらに言いながらひょこっと首を前に出すお辞儀をする。

ここでこちらの印象は、軽薄、幼い、というものにほぼ固まってしまう。

その後も話し言葉の端々に「~っす」「あー○○ですねー」のような若者独特の言い回しが印象に残ってしまう。

結果は、採用したとしても新入社員教育の必要あり、即戦力としては期待できない、という評価になった。

新卒採用ではなく中途採用である転職面接ではこういった評価が時々ある。

まして社会人のとしての基礎から教育し直し、というコストを会社が受け入れるケースは少ないと言っていいだろう。

たかが、と思われるかもしれないが、その「たかが」を教える手間はせめて新卒に留めたいのだ。

お辞儀や会釈はあくまで腰から曲げる。

先に伝えたお辞儀の角度は腰から曲げた、その角度なのだ。

手に落ち着きのない人物は余裕がなくせっかちな印象になる

手の動きが忙しく落ち着きのない応募者は余裕がなくせっかちな印象になる。

もちろん目上の人間と話す時、まして転職面接の場ではしないのがマナーだ。

30代後半のBさんは前職で課長まで務め、専門性やマネジメント能力を期待されて面接に臨んだ。

ところが面接の初めから手はテーブルの上、雑誌などで見る社長インタビューのような姿勢だ。

面接中も口元、鼻、髪の毛と話をするたびに手が忙しく動いている。

さらには腕を組んで、さすがに気が付いて腕をほどく、足を組みそうになってまた気付いて戻す。

終始落ち着きがなく、話の内容よりそちらが印象に残ってしまった。

おそらく長年ついたクセでほとんど無意識のうちにそうしているのだと思うが、やはり印象が悪い。

年齢的に若干リラックスした雰囲気でも良いのだがクセもまた人柄を表しやすい。

また顔や髪の毛を頻繁に触るのは清潔感に欠ける。

さらに、腕組みや足組みは「相手の意見を受け入れたくない」という心理的なサインと言われていて頑固で横柄な印象を与える。

どれを取っても誠実さや謙虚さをもって会社に貢献してくれそうな人物には見えないのだ。

最後まで言い切らない話し方はコミュケーション能力が低い印象になる

あいさつにせよ自己紹介にせよ、最後まで言い切らない話し方はコミュニケーション能力が低いという印象になる。

Cさんはやや内向的な印象だが工学系の大学を卒業してエンジニア一筋でやってきた。

専門性が高くその点は大いに自信を持ってもらっていい応募者だ。

だが、本人も自覚しているのだがあまり会話が得意ではない。

そのせいか受付の時点でぼそぼそと話し、どこかうつむきがちな印象となってしまった。

特徴的なのはその話し方だ。

  • 「アノ、面接に来たんですが」
  • 「採用担当の○○さん宛に来るように言われたんですが……」
  • 「あ、それもあって……」

どうしても「○○です」というところまで言葉が続かず、フェードアウトするように話すのだ。

当然「お願いします」という言葉もなく「ありがとうございます」は「スミマセン」になってしまう。

もちろんコミュニケーション能力が採用基準の全てではない。

全く問題なく採用となる業界や職種も確かにある。

しかしやはり人と人が仕事をする限り、最低限オフィシャルな場でのコミュニケーションは出来た方が良い。

また、内向的な性格というだけでなく、言葉足らずな話し方をする方は案外多い。

改めて言うまでもなく、日本語は語尾で完結する文法なのだ。

  • 「して頂きたいのですが、よろしいでしょうか」
  • 「した経験があります」
  • 「それは○○でした」

など、最後まで言い切らないと「その経験があります」なのか「ありません」なのかがはっきりしない。

話し方に自信がないのならなおのこと、語尾まできちんと話さないと全てにおいて自信なく見えてしまう。

お客様との仕様打ち合わせや営業担当との調整もあるエンジニア職、というポジションを求めていたこともあり、Cさんは残念ながら不採用となってしまった。

こうした話し方をしていないか、自分自身の話し方についても改めて振り返って欲しい。

まとめ

ここまで具体的に入室までと面接開始まで、またNG例を挙げて面接時に気をつけた方が良いマナーを紹介した。

もう一度、その場面をイメージしながら振り返っていこう。

受付から部屋に入るまでの、3つのポイント

受付から部屋に入るまでは3つのポイントを押さえておこう。

  1. 受付から自己紹介は始まっている
  2. 笑顔とお礼が好印象のカギ
  3. ノックは3回、入室は3段階

採用担当や面接官でなくとも、好印象を与えることが採用の近道だ。

言葉はハッキリ、表情は笑顔。

あなたが帰った後で「今の人、感じのいい人でしたね」という話が出るような態度を目指して欲しい。

入室してから面接開始までの、3つのポイント

入室してから椅子に座り、面接スタートまでの間にもポイントが3つある

  1. 入室したら椅子の隣、ドア側に立つのが正解
  2. お辞儀は45度、会釈は15度
  3. 座る姿も気を抜かない

ここではひとつひとつのアクションや言葉を「ながら」にしないことが大切だ。

自身の立ち姿は鏡などを使って一度チェックしてみることをオススメする。

NG例から学ぶ、面接のマナー

実際に合ったNGの例から面接のマナーを学んで、同じ失敗のないようにしたい。

頭を下げずに首を前に出すお辞儀はNG

  • 鳩のように首だけを前に出すのではなく、お辞儀は腰から曲げる
  • 「~しまぁす」のように語尾を延ばす、「~ッすね」などの若者ことばに気をつける

オフィシャルな場面に共通するマナーでもある。

特に中途採用となる転職面接では、まだ社会人経験が浅くて、という見方はあまりしてくれないので特に注意しよう。

落ち着きなくせわしなく手を動かすのはNG

  • 手の位置は、男性なら軽く握って、女性なら手を重ねて膝の上に置く
  • 腕組みや足組みは、面接に限らず、目上の人と話す時のマナーとしてNG
  • 頻繁に目元、口元、髪の毛などを触るのは清潔感も損なう

これらの動きが緊張のせいであることも少なくない。

だが、誠実さや謙虚さが伝わるような良い姿勢を、面接が終わるまで意識してキープして欲しい。

語尾を最後まで言い切らない話し方はNG

  • 「来たんですが……」「あ、それは経験が……」のように途中でフェードアウトするような話し方は印象が悪い
  • 日本語は語尾で意味が決まるので大切な話ほど語尾まできちんと言い切ることが大切
  • オフィシャルな場面でのコミュニケーション能力が低い、という判断にもつながりやすい

語尾まできちんと言い切ることを意識すると、自然と敬語の正しい使い方にも意識が向くはずだ。

姿勢や態度も大切だが、面接はオフィシャルに話をする場だ。

話しであなたの魅力を伝える場だからこそ、話し方にも充分気を遣って欲しい。

立ち居振る舞いから言葉まで、面接向けに紹介したマナーだが、ビジネスシーン全般にも使えるはずだ。

転職面接以降も使えるスキルのひとつとして、しっかり身に着けておいて損はない。

スマートな振る舞いは実践することでより身につく。

不自然なく出来るように、この記事を読み返しながら練習してみて欲しい。

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Career Rules編集部

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