使い方が難しい!イニシアチブの意味と具体的な使い方実例

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イニシアチブにはいくつか意味がありますが、代表的なのは「主導権」です。

場合によっては、「自発的にする能力」や「率先して行うこと」なども意味します。

これで、とりあえずまずは「イニシアチブとはどんな意味なのか」という疑問が晴れたと思います。

ただし「イニシアチブ」という言葉を、具体的にどう使えばいいのかは、まだわからないでしょう。

そこで次は「イニシアチブの具体的な使い方と実例」について紹介していきます。


イニシアチブの意味

「イニシアチブ」の具体的な使い方と実例

「イニシアチブ」という言葉が、どんな時・どういう会話で・どんなワードと使われるのか解説していきましょう。

今回紹介する「イニシアチブ」の具体的な使い方とシチュエーションは、以下の通りになっています。

  • 社内で戦略会議を行う時の「イニシアチブ」
  • 上司にアドバイスされる時の「イニシアチブ」
  • 上司に指示される時の「イニシアチブ」

会話例とともに紹介していくので、今のあなたが一番近いシチュエーションの使い方をチェックしてみてください。

社内で戦略会議を行う時の「イニシアチブ」

社内で戦略会議を行う時に「イニシアチブ」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「ライバル企業に【イニシアチブ】をとられないように営業回数を増やしていこう」
部下:「現時点で一人あたりの仕事量はかなりのものです。人員を増やすことはできませんか?」

わかりやすく変換

上司:「ライバル企業に主導権を握られないように営業回数を増やしていこう」
部下:「現時点で一人あたりの仕事量はかなりのものです。人員を増やすことはできませんか?」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「主導権」という意味で「イニシアチブ」を使います。

「~をとる」「獲得する」「守る」と共に「イニシアチブ」が出たら、確実に「主導権」という意味になるでしょう。

「自発的にする能力」「率先して行うこと」という意味で使われることはないので、注意してください。

上記のような会話をする時のイニシアチブは、「主導権」という意味で使うと覚えておきましょう。

上司にアドバイスされる時の「イニシアチブ」

上司にアドバイスされる時に「イニシアチブ」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「君は明らかに【イニシアチブ】が足りていない。自覚はあるのか?」
部下:「はい、やれと言われたことだけしている自覚はあります・・・」

わかりやすく変換

上司:「君は明らかに【自発的にする能力】が足りていない。自覚はあるのか?」
部下:「はい、やれと言われたことだけしている自覚はあります・・・」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「自発的にする能力」という意味で「イニシアチブ」を使います。

能力というニュアンスで「イニシアチブ」が出たら、間違いなく「自発的にする能力」という意味になるでしょう。

人の能力を表す用語となるので「率先して行うこと」「主導権」という意味で使われることはありません。

上記のような会話をする時のイニシアチブは、「自発的にする能力」という意味で使うと覚えておきましょう。

上司に指示される時の「イニシアチブ」

上司に指示される時に「イニシアチブ」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「君の今日の【イニシアチブ】は、営業だ。事務は後回しにしていい」
部下:「わかりました。夜遅くまで営業して回るので直帰でお願いします」

わかりやすく変換

上司:「君の今日の【率先して行うこと】は、営業だ。事務は後回しにしていい」
部下:「わかりました。夜遅くまで営業して回るので直帰でお願いします」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「率先して行うこと」という意味で「イニシアチブ」を使います。

「あなたの~」で「イニシアチブ」が出てきたら、間違いなく「率先して行うこと」という意味になるでしょう。

目的や行動内容が対象となる意味になるので、「主導権」「自発的にする能力」という意味では使われません。

上記のような会話をする時のイニシアチブは、「率先して行うこと」という意味で使うと覚えておきましょう。

ここまでは、「イニシアチブ」の具体的な使い方と実例をお伝えしました。

どういうシチュエーションなら「イニシアチブ」を使ってもいいのか、また使うべきなのか理解できたと思います。

ただし「イニシアチブ」と似たような言葉や、実は意味が違う言葉については、まだわからないでしょう。

そこで次は「イニシアチブと似たような言葉・間違えやすい言葉」について紹介していきます。

「イニシアチブ」と似たような言葉・間違えやすい言葉

「イニシアチブ」という言葉と一緒くたにされたり、似た意味だと思われやすいのが、以下の言葉です。

・イニシアティブ
・政治用語としてのイニシアチブ
・スポーツ用語としてのイニシアチブ

これらの言葉と「イニシアチブ」を比較して、使い方のポイントや意味の違いを浮き彫りにしていきましょう。

「イニシアチブ」と「イニシアティブ」を比較

「イニシアティブ」の本来の意味は、「主導権」「自発的にする能力」「率先して行うこと」です。

つまりイニシアチブと同じ意味であり、よくある「読み違え」に該当するのがイニシアティブなのです。

ビジネスシーンにおいて使うのであれば、イニシアチブでもイニシアティブでも構いません。

ただ、どちらかというとイニシアチブの方が使う人が多いです。

「イニシアチブ」と「政治用語としてのイニシアチブ」を比較

政治用語として「イニシアチブ」が使われると、「国民が法律の変更や制定を提案すること」という意味になります。

先述したようにイニシアチブには「主導権」「自発的にする能力」「率先して行うこと」などの意味があります。

政治用語としての「イニシアチブ」になると、意味がガラッと変わることをお分かりいただけたでしょう。

ちなみにニュースや新聞でのイニシアチブは、政治用語として書かれていることが多いです。

取引先との談話のために、政治ニュースを読んでいるのであれば、意味を間違えないように気をつけましょう。

「イニシアチブ」と「スポーツ用語としてのイニシアチブ」を比較

スポーツ用語として「イニシアチブ」が使われると、「試合の不利・不利」という意味になります。

そのうえ、スポーツ用語のイニシアチブでは、「~とる」「とられた」という動詞がつくのが特徴です。

具体的には「イニシアチブがとられる」と表現されると、「試合展開が不利に進む」という意味になるでしょう。

つまり、イニシアチブを「とられた」方が、「試合に負けそう」という状況を表す言葉になるのです。

先述したようにイニシアチブには「主導権」「自発的にする能力」「率先して行うこと」などの意味があります。

もともとの「イニシアチブ」の意味である「主導権」が派生して、スポーツ用語として定着しているのです。

ちなみにイニシアチブは、一般的なビジネスシーンでそこまで使われません。

しかしスポーツの好きなビジネスマンになると、イニシアチブを好んで使う傾向が強いです。

おそらくスポーツ実況などでイニシアチブを知って、好んで使うようになったのでしょう。

そのせいか、元・体育会系が多いセールス部門に配属されると、日常的にイニシアチブを聞くことになります。

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やすお。
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やすお。

冒頭のイニシアチブが変換されていませんよ~

やすお
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やすお

元の会話
上司:「ライバル企業に【イニシアチブ】をとられないように営業回数を増やしていこう」
部下:「現時点で一人あたりの仕事量はかなりのものです。人員を増やすことはできませんか?」

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上司:「ライバル企業に【イニシアチブ】をとられないように営業回数を増やしていこう」
部下:「現時点で一人あたりの仕事量はかなりのものです。人員を増やすことはできませんか?」

上記が変換されてないですよーと昨日ご指摘させていただいたのに、コメント事削除されました。