【完全版】40代の転職を成功させるために!5つの必勝ステップと回避すべき落とし穴

【完全版】40代の転職を成功させるために!5つの必勝ステップと回避すべき落とし穴

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【完全版】40代の転職を成功させるために!5つの必勝ステップと回避すべき落とし穴 【完全版】40代の転職を成功させるために!5つの必勝ステップと回避すべき落とし穴

一昔前は「40代の転職といえば、非常に厳しい」というのが常識だった。

  • より一層のキャリアアップを果たしたい人
  • 今の会社で将来のキャリアに不安を覚えている人
  • 会社に不満がある人

など、転職を決意する理由は人それぞれだと思う。

しかし少なからず「40代で転職に失敗したらもう取り返しがつかないのでは…」という不安を持っていないだろうか。

結論からいうと、2013年あたりから40代の転職市場は好転してきていると考えている。

以前に比べて、年齢で門前払いされるような事例は明らかに少なくなっている。

数社に落ちてしまったとしても、まだまだリカバリーは効くと思って良い。

これは筆者自身が

  • 6年前、40歳になったばかりの頃に転職を決意
  • 転職エージェントに転職し、30~40代の転職を多くサポートしてきた

という経験から実感していることだ。

筆者のプロフィール

筆者はまだ転職氷河期と言われていた40歳の頃、両親の介護を理由に退職することになった。
半年後に転職活動を始めたが、半年のブランク・年齢の壁に阻まれて、転職活動は困難を極めた。

しかし半年の転職活動を通じて、対策と準備を徹底することで、自分なりの40代転職成功法を見つけ出すことができた。
現在はその知識をもって、転職を望む40代の方をサポートさせてもらっている。

目次

40代転職のハードルは下がってきている

冒頭でお話しした通り、今は40代転職の難易度は下がってきている。

年齢に対する書類選考のハードルも全体として下がってきており、面接選考まで全く進めない事は少ない。

しかし「40代の転職がカンタンだ」とまで言うのはあまりに無責任だ。

追い風が来ているとはいえ、準備をしないで臨むには40代の転職はまだ難易度が高い。

例えば以下のような点に当てはまっていると、あっという間に「失敗する40代転職者の仲間入り」をしてしまう可能性がある。

  • 大手に勤めていたので、中小なら割とすぐ決まると思っている
  • 会社の売上を大きく伸ばした実績があるから大丈夫
  • 管理職でないと入社したくないと内心思っている
  • これまでの経験があれば、どこでも働けると思っている

この記事では、つい陥りがちなこれらの落とし穴を回避し、40代転職を成功させるための全てを解説していきたい。

今回は

  • 転職はこうあるべきだ
  • あなたにあった仕事を見つけよう

といった、抽象的で具体性のない内容は徹底的に省くようにした。

40代で転職しよう!というあなたに役立つ知識だけを体系立ててまとめたつもりなので、ぜひ最後まで読んでほしい。

転職市場で40代が求められるもの:30代とは大きく異なる

まず40代の転職では、30代までとは求められるものが大きく異なることを知っておいてほしい。

以下は30代前半~40代後半までの転職者に求められる要素を、筆者の主観だがまとめたものだ。

年代 求人の規模 企業が求めるもの
30代前半 比較的多い 現場プレイヤーとしてのスキル
30代後半 30代前半より顕著に減少 プレイングマネージャーとしてのスキル
40代前半 少ない 1階層のメンバーをまとめるスキル(課長クラス)
40代後半 極端に少ない 2階層以上のメンバーをまとめるスキル(部長クラス)

補足しておくと、40代前半ではプレイヤーとしての求人はかなり少なくなる(専門性が高い職種を除く)。

またもしプレイヤー求人があっても、柔軟性やバランスで勝る30代の若手層に負けてしまう可能性が高い。

40代からは

  • 管理職・マネジメント職
  • 高度な専門職・技術職

のスキルが求められていると思ってほぼ間違いない。

両方を兼ね備えていれば理想的だし、どちらもなければ転職はかなり厳しいものになるだろう。

ただし今の会社で「管理職」でなければ転職は失敗するかというとそうではない。

経験上、管理職に就いていなくても、それに相当する経験をアピールすることで転職に成功するケースは珍しくない。

経験が足りない部分を切り返すコツも、本記事でお話ししていきたいと思う。

絶対に知っておくべき!40代の転職者が陥りやすい2つの落とし穴

絶対に知っておくべき!40代の転職者が陥りやすい2つの落とし穴
ここまでの話で「いやいや…やっぱり40代の転職は難しいのでは?」と思ったかもしれないが、それこそ筆者が念入りに伝えたかったことだ。

というのも、40代の転職では思っている以上に「転職活動を甘く見て失敗する」ケースがある。

40代の転職市場が上向いてきたからこそ、そんなつまらない事で失敗してほしくないのだ。

あなたはもしかしたら「転職活動を甘く見てなんかいない!」と思うかもしれないが、下記のポイントを押さえてからでも遅くない。

  • 自分の市場価値を正しく認識できていない
  • 企業のニーズにマッチしない求人に応募する

この落とし穴にはまらないようにしておけば、転職活動の成功がぐっと近づく。

落とし穴(1)自分の市場価値を正しく認識できていない

この章は人によっては耳が痛い内容かもしれないが、絶対に読んでおいてほしい。

実は、転職に失敗する40代の大半は転職活動を甘く見ていたことが原因だ。

  • 大手企業に勤めていたから、中小企業ならすぐ決まる
  • 売上を倍にした実績があるから、食いつきも良いはず

こういった先入観が、書類選考・面接試験の壁になることがある。

また面接試験を突破できても、上記のような先入観があるため「まだ他に良い転職先があるはず」と譲歩できず、転職期間がズルズル延び続ける人も珍しくない。

まずは

  • 自分の市場価値を客観的に見直す
  • 「自分の市場価値は高いはず」という過信を捨てる

ことを考えよう。

40代転職で捨てた方が良い4つの先入観

事例として、筆者が転職者が陥りがちと考える先入観と、企業の本音を比較してみた。

転職者の先入観 企業の本音
前職で部長職に就いていたので、他よりも評価されるはず どんなマネジメントを行ってきたかの方が肝心。また人材不足による引き上げ人事かもしれない。
現職で売上を倍にした輝かしい実績があるので、すぐに転職先が決まるはず その実績を残すのにどんなマネジメント・改善を行ったかによる。会社・部署の成果をそのまま自分ひとりの功績のように語る人は要注意。
一部上場企業、人気企業に勤めていたから、中小企業なら負け知らずのはず 大手であってもそれだけでは採用試験は通さない。実際に戦力になる人かをしっかり見極めたい。
一流大学を出ているので、学歴に劣る人より評価されるはず 学歴と仕事の実績は別。むしろ学歴に固執する人は使いにくい

もし実際に市場価値のある人だとしてもこの考え方は有効

当然、本当に高いスキルがあって上記が過信にならない人もいるだろう。

しかし上記の見直しをする事は決してマイナスにはならない。

企業から見れば

  • 高いスキル・経験を持っている
  • 客観的な見方ができている
  • 自社の文化になじんで、柔軟に活躍してくれそう

と思われるため良いことずくめだ。

落とし穴(2)企業のニーズにマッチしない求人へ応募する

もうひとつの落とし穴が「企業のニーズにマッチしない求人へ応募し続けてしまう」ことだ。

法律上、企業は募集要項に年齢制限を設けることはできない。

しかし企業内部では、採用選考時に年齢による自動振り分けコードを導入していることもあるのだ。

  • 採用年齢に対する建前
  • 採用対象は何歳までという企業の本音

には明確なギャップが存在することを知っておこう。

不毛な応募を続けて時間とチャンスを浪費しないために、求人情報から推測できる「40代にマッチしない求人」の見分け方を載せておこう。

求人情報の表記 裏に潜むと思われる本音
平均年齢28歳 平均年齢と求人には実際関係がないので、こう書くことで「若い人に来て欲しい」ことを匂わせている。
ポテンシャル採用です 20~30代の若手に向けたメッセージ。経験より潜在能力を重視するため、40代のキャリア転職には向かない。※業界に対する経験を問わない意味でなら一考の価値あり
20代中心の職場です 20代以外は応募してこないで、という明確なメッセージ
年収例に40代が記載されていない 例えば700万円/3年目 29歳・650万円/2年目 27歳としか書かれていない場合、暗にその年代を求めていることを示唆している
社会人経験1年以上 明らかに若手・第二新卒レベルを求めている
第二新卒歓迎 上記と同様、第二新卒(新卒入社から3年以内の退社)がターゲットで、40代は対象外

時系列で解説!40代が強みを活かせる転職、5つの手順

この通りにすればOK!40代が強みを活かせる転職、5つの手順
ではいよいよ、40代が転職を成功させるための具体的な知識をご紹介していきたい。

大きく分けると以下の5ステップだ。

  1. 40代にオススメの求人情報の探し方を知る
  2. 入社後に後悔しない!企業研究の効果的な方法を知る
  3. 40代ならではの履歴書・職務経歴書の書き方を知る
  4. 40代ならではの面接対策を知る
  5. 内定が出たときの考え方を知る

筆者自身が40代での転職で実践したポイントやエージェントとしての経験から強い確信を持っている内容になる。

個人によって差が大きく、型にはめられない内容に関しては、具体的な考え方をお伝えしていこう。

ステップ1. 40代にオススメの求人情報の探し方を知る

最初のステップは、40代ならではの求人情報の探し方だ。

求人情報の探し方には

  • 転職サイト
  • 転職エージェント
  • 求人雑誌
  • ハローワーク

などがあるが、40代の転職ではどれを選んでも同じという訳ではない。

もしあなたが「自分の経験・スキルをより高く買ってほしい」ならば、まずは

  • 転職エージェント
  • 転職サイト

の順で検討することをオススメする。

その根拠と参考までに、求人の探し方の特徴を一覧にしてみたのがこちらだ。

求人の探し方 特徴 代表的なサービス
転職エージェント 企業から紹介料をもらうことで成り立つため、無料で求人紹介・サポートが受けられる。30代~40代の管理職向け、専門職向けサービスが多いため有効に使える。その反面、キャリアが浅いと登録できないこともある。 リクルートキャリア・JACリクルートメント・DODAエージェント・エンエージェント・マイナビエージェント
転職サイト 転職エージェントと区別がつきにくい時もあるが、基本的に求人掲載のみで、エントリー・面接等や条件交渉の調整は自身で行う必要がある。~35歳までの若い層向け求人が中心だが、40代求人も多く存在する。 リクナビNEXT・マイナビ転職・日経キャリアNET・エン転職
ハローワーク 求人情報の多さは随一。しかし40代の方が求める高待遇・大手の求人は少ない。零細から中小企業が中心。 各地の自治体、約600箇所に存在
求人誌 掲載単価が安いため、上記にない求人が見つかることも。しかしその分掲載企業の審査基準が低く、40代の希望には見合わない求人が多い。 タウンワーク・アイデム
企業のHP 企業が絞り込めている場合、かつ転職エージェント・転職サイトに掲載していない場合は有効。しかし転職サイト以上に企業との直接やり取りとなるため、選考優先順位が下がることも。 企業の採用ページ

まず検討して欲しいのは転職エージェント

まず検討して欲しいのは転職エージェント
これは筆者自身が転職エージェントをやっているからではなく「自身が40歳の転職の時にエージェントを使って成功したから」だ。

40代では本業の責任も増えてきて、日々忙しくて転職活動がなかなか出来ない…という場合に、エージェントは強い味方になる。

主に以下のような対応が期待できる。

  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接日程の調整
  • 内定後の年収交渉

実際、これらを1人でこなすのはかなり無理があるし、視野も狭くなりがちだ。

エージェントは企業から紹介手数料を受け取るビジネスモデルなので、転職者は基本的に無料で利用できる。※一部のハイクラス向けサービスを除く

注意点:充分なキャリアがない場合は登録を断られるケースも

注意点として、もし充分なキャリアがない場合はエージェントに登録を断られることがある。

ビジネスモデル上、採用が決定して初めて報酬が発生するため「企業から求められる人」でないと売上が期待できないからだ。

もし登録できなくても、自分の市場価値が客観的に分かる利点も

もしキャリアが不足していて転職エージェントに登録できなかったとしても、それは自分の市場価値が客観的に分かるという点で気づきになる。

1社のみ登録できなかった場合は、エージェントの得意領域とあなたのキャリアが合致しなかっただけの可能性もある。

しかし2社以上で登録できなかった場合、転職は早計だった、と判断することもできる。

勢いで退職してしまってから「転職先が決まらなくて負のスパイラルにはまっていく」という目にあわなくて済むだろう。

40代の転職エージェントの選び方

40代の求人は若い世代より少なくなるため、情報収集の意味でも求人を大量に持つ大手エージェントに1社は登録しておきたい。

またハイキャリア志望の方や、特定職種のマネジメントに就いている方も多いと思う。

そのため大手エージェントだけでなく、特定の業界に特化したエージェントも組み合わせて利用するのがオススメだ。

どちらか一方だけを利用するのは正直やめた方が良い。

  • 大手エージェント:近年強化されているものの、専門領域に弱い
  • 特化型エージェント:求人数が少なく、応募できる案件がない場合も

といったことがあるからだ。

  • 大手エージェント:1社
  • 希望業界に応じた特化型エージェント:2社

くらいのバランスが良いだろう。

筆者オススメの転職エージェント

ステップ2.入社後に後悔しない!効果的な企業研究の方法を知る

入社後に後悔しない!効果的な企業研究の方法を知る
40代の転職では「次の会社を最後の職場にしたい」と思っている人も少なくないだろう。

50代になってからでは、転職が今以上に厳しくなることは想像に難くない。

転職エージェントから渡される求人情報や、求人サイトだけでなく、自身で企業研究をすることが必須だ。

  • 企業HP
  • IR情報
  • 経済新聞

などの情報はもちろん「企業口コミサイト」もチェックしておきたい。

企業口コミサイトで働く人の本音を知る

以下のような企業口コミサイトには、現在働いている・過去の在籍者から口コミが挙がっている。

自分が口コミを投稿しなければ全てを閲覧できないことが多いので、過去に在籍した会社の口コミを投稿してみるのが良いだろう。

※現職の口コミを投稿するのは、特定される恐れがあるためあまりオススメしない。経営者の一部は上記の口コミサイトを気にして見ているからだ。

Vorkers

Vorkers

転職会議

転職会議

カイシャの評判

カイシャの評判

注意点:わざわざ書き込む人は「ネガティブな想いを持つ少数派」の可能性

しかし、これらの口コミサイトにわざわざ書き込む人は「会社にネガティブな想いを持っている人」の可能性が高い。

会社と折り合いがつかずに辞めた人が腹いせに書いていることもある。

筆者が以前勤めていた企業でも、Vorkersに書かれていた口コミを以前のアカウントで見たことがあった。

そこには、内情を知る人間でも「言いすぎだろう」と思う極端な意見がいくつか書かれていた。

ある一部分をピックアップして全体が悪いかのように書いていないか注意しよう。

もし複数サイトに「同一人物ではない」と思われるアカウントで、同じような内容が投稿されていたら、ある程度信憑性は高いといえる。

ステップ2. 40代ならではの履歴書・職務経歴書の書き方を知る

40代ならではの履歴書・職務経歴書の書き方を知る
40代の転職では「書類選考に全然通らない…」といった悩みも聞かれる。

しかしこれらの問題は、以下のような基本的な落とし穴にはまってしまっているケースが多い。

  • 最低限のビジネスマナーを漏らしている
  • 写真・外見に気を遣っていない
  • 想定されるハンデを先回りしてフォローできていない

40代だからこそ、これらを見落とすと一発不合格となる可能性が高い。

最低限のビジネスマナーができていない事例

40代なら、履歴書・職務経歴書といったビジネス文書は間違いなく書けて当たり前、というのが企業担当者の本音だろう。

そのため、フォーマットがある履歴書で以下のようなミスがあると「最低限のビジネスマナーがない」として、一発不合格になりかねない。

ミスの内容 なぜ落とされるか
誤字・脱字・修正跡がある 誤字・脱字は論外だが、修正跡もNG項目になる。訂正印などを使っても印象が悪いため、書き直しするべき
社名誤り 社会人、特に40代では許されないミス。厳重にチェックしたい
履歴書フォーマットが新卒用 諸説あるが、担当者の心象を損なう可能性があり、筆者としては指定がない限り転職用を勧める。また新卒用は学歴欄が長く、肝心な職歴・自己アピール枠が小さい
書類の汚れ・ヨレ・臭い 40代が当てはまるとかなりNG率が高い。書いている際にシミやインク汚れがついたら取替えるべき。またタバコの臭いも担当者によって大幅減点
余白が目立つ・スカスカ 担当者はかなり短い時間で書類をチェックするため、文字びっしりでは読む気がしないのも事実。しかしスカスカな履歴書は選考対象外になる。各項目は5~7割まで必ず埋めること。

応募書類は必ず第三者にチェックしてもらうこと

このようなミスがないように、応募書類は必ず第三者(エージェントや業界に精通した知人)にチェックしてもらおう。

特に転職エージェントを利用している場合、担当者にはじっくりフィードバックをもらいたい。

ただし、応募する業界特有の事情までは大手エージェントはアドバイスできないことも多い。

大手エージェントには

  • 基本的なビジネスマナーを見落としていないか
  • 第三者の視点で読んで、何がいいたいか伝わるか

の視点でフィードバックしてもらうべきだろう。

一方で特化型エージェントを利用していれば、業界事業も考慮した、かなり濃いフィードバックが期待できる。

40代こそ写真に力を入れるべき

40代こそ写真に力を入れるべき
これは40代の転職希望者の方と話をしてきて思うのだが、想像以上に応募書類の写真に気を遣わない方が多い。

特に男性の場合は顕著だ。

若い時の転職だとフレッシュさや爽やかさをアピールするため、体型や髪型にも気を遣う方が多い印象だ。

30代後半~40代になってくると、体型の崩れに対するある種のあきらめからか、スーツのサイズや見た目にこだわりがなくなってくる人もいる。

だからこそ声を大にして言いたいのが「40代の転職こそ写真に力を入れてほしい」という事だ。

  • 髪型は乱れがないように
  • 街中の自動撮影機ではなく、必ず写真スタジオを使う
  • ホームページを見て、事例もないスタジオはやめておく(センスが古い可能性)
  • スーツは体に合ったものをできれば新調する(面接対策にもなる)

筆者が担当した方は、転職期間中に体重を10キロほど落とし、見た目がぐっと精悍になった状態を手に入れた。

その方いわく「書類選考の通過率が倍近くになった」そうだ。

「実際に会ってもらえれば、自分の魅力を分かってもらえる」と思う人もいるはずだが、写真のせいでそこまで到達できないのはもったいない。

キャリアや経験だけでなく、写真でも30代の応募者に負けない心構えで臨もう。

想定されるハンデを先回りしてフォローする方法

40代の転職では、年齢だけではなく何かしらハンデを抱える人も多い。

しかし転職市場ではハンデから目を背けていては試験通過できない。

前半では「企業のニーズにマッチしない求人に応募すべきではない」とお伝えしたが、これはかなりニーズとかけ離れている場合の話。

多少の壁ならば恐れずにチャレンジするべきだ。

採用担当者が気にすると思われるハンデは、先回りしてフォローしておこう。

以下に代表的な事例のフォロー方法を記載しておく。

応募上限年齢より高い場合

年齢は変えようがない事実なので、

  • 経験に基づくスキル・知識の深さ
  • 年齢の壁を感じさせないフットワークのよさや柔軟性

をアピールしよう。

また年齢が高すぎると会社になじめないのでは?と思われる事があるため、適応能力が伝わるエピソードを載せると良い。

これまで転職を繰り返している

転職や早期退職が多いことも変えようがない事実なので、下手な言い訳は無用だ。

なぜ転職を繰り返したかの事実を述べ、反省やそこから得た学びを伝えよう。

それをもって、これからどう活躍するかの決意を述べる方が好感が持てる。

経験がない/経験が浅い

若手ならばポテンシャルややる気をアピールするところだが、40代ではこの手法は通用しにくい。

異業種・異職種だとしても

  • これまでの経験で活かせること
  • 具体的に貢献できるポイント

をアピールするようにしよう。

まとめると、ハンデをうまくフォローできない場合は、言い訳するよりもスパッと認めて

  • 反省していること
  • その学びを活かして、いかに会社に貢献できるか

を示すのが鉄則だ。

ステップ3. 40代ならではの面接対策を知る

40代ならではの面接対策を知る
昨今では、仕事をバリバリ行っている30~40代よりも学生の方が面接の受け答えが上手いといわれることがある。

大学のキャリアセンターや専門学校では、面接対策にかなり力を入れているためだ。

また30~40代の面接対策ができるサポート機関が少ないことも関係している。

この章を読んで、40代ならではの返答・会話の方法を身につけておこう。

40代でも空気が読めない返答をする人は多い

筆者は転職エージェントとしてではなく、前職でも現場の担当者として採用面接を行っていた。

その際、40代半ば~後半の方と出会う機会も多かった。

しかし残念なことに、コミュニケーションがうまく取れず、明らかに空気が読めない返答をする応募者も珍しくなかったのだ。

たとえマネジメントの経験が豊富でも、面接の場面で単純明快な答え方ができないと「本当にマネジメントできるのか?」と疑われてしまう。

面接はプレゼンと同じだ。

ぜひ以下の返答・アプローチのコツを覚えて実践してみてもらいたい。

PREPで答えること

PREPとは「Point(結論)Reason(理由)Example(事例)Point(結論)」で話す形式で、プレゼンや面接の会話として有効だ。

キャリアの長いビジネスマンほど、起承転結の話し方が身についていて「話の結論がすぐに分からない」事も多い。

結論から書くというのは応募書類でも大事なことだが、口頭で伝える時は「最後に結論を再度伝える」ことで、より印象に残る受け答えができる。

ビジネス会話でついつい、前置きの話から入ってしまう自覚がある人は特に意識してもらいたい。

PREPの例

「他社の応募状況はどうですか?」の質問に対するPREP回答事例はこちら。

(結論)現職と同じ、食品メーカー企業8社ほどに応募しています。

(理由)転職という大きな転機ですから、自分のスキルを活かせる業界で、できるだけ多くの企業と出会いたいことが理由です。

(事例)会社説明会や選考で直接お話を聞くことで、自分が目指すキャリアがより明確になっています。

(結論)やはり食品メーカーで自分の力を発揮したい気持ちは変わりません。
特に御社は特に業務内容やミッションについて丁寧にご説明いただきました。ぜひ御社の一員として貢献させていただきたいと思います。

YES-BUT話法で答えること

応募書類の書き方でもお伝えしたことだが、40代の転職ではハンデと向き合って、フォローすることが必要だ。

  • 転職回数が多い
  • リストラされた
  • 働いていないブランク期間が長い

など、面接でのネガティブな指摘・質問をきちんと返せるかどうかが成否を分ける。

「YES-BUT話法」は、

  • はい、確かに~(YES)
  • ただ、私は~(BUT)

として、指摘を真摯に受け止め、切り返しを伝える方法だ。

担当者はネガティブ質問に対して、下手な言い訳は期待していない。

しかしいきなり反論では角が立ってしまうため、YES-BUT話法は有効な伝え方といえる。

YES-BUT話法を応用した、40代への「痛い質問」の返答

具体的に、面接で質問されたという報告が多かった「痛い質問」に対して、YES-BUT話法での答え方を紹介しておきたい。

転職回数が多いですが、またすぐに辞めるのではありませんか?

確かに、20代は自分勝手な考え方から、何度か転職を繰り返したことがあります。

しかし今では分別をわきまえ、今回の転職をラストチャンスとして考えています。

ぜひ御社で腰を据えて貢献したいと思っています。

リストラ対象となって辞められたそうですが、なぜですか?

確かに前職ではリストラ対象となり、会社から戦力として見られませんでした。

しかし会社の業績も同様に厳しく、残れたとしても将来に不安が残りました。

私にとって自身のキャリアを見直す機会と考え、新天地で頑張りたいと思います。

ブランクが1年と長いようですが、何をしていましたか?

確かに、転職活動が長引いてしまった結果、1年間という長いブランクが空いてしまいました。

しかし、この期間で自分の知識やビジネススキルを磨くことは忘れませんでした。

講座やセミナー、業界研究の場に多数出席し、働いている期間に負けない経験ができたと自負しています。

お礼状は誰もやらないからこそ効果がある

40代が他と差をつけられる面接対策は、面接中の受け答えだけではない。

面接後のお礼状は、効果が高い割に実践する人が少ないアプローチだ。

面接対応してもらった事に対して、お礼の気持ちを手紙で伝えよう。

メールでも気持ちは伝わるが、

  • 他の応募者よりもインパクトを残す
  • 手間ひまをかけた事が伝わる

手書きがオススメだ。

色々な準備物は不要・高級はがきを当日出せばOK

お礼状というと、

  • 封筒や便箋を準備しなければいけないのでは?
  • 送付状をつけて送らなければならないのでは?
  • 先方も面倒に思うのでは?

と心配かもしれないが、実際は「高級はがき1枚」があれば色々な問題が解決できる。

高級はがき
※引用:http://www.soreal-aruaru.com/shop/c/c4612/

フォーマルさを求めるなら封書になるが、企業担当者からしても、開封の手間がかかるため却ってマイナスになる可能性がある。

はがきであれば届いた瞬間に目を通されるという利点がある。

コンビニでも買えるような官製はがきではあまりに安っぽいため、この機会に数十枚のセットを購入しておこう。

また選考評価が固まってからお礼状が届いても意味がない。

面接後、落ち着ける場所で一筆書いてそのまま投函しよう。

お礼状の例文

拝啓

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

本日は貴重なお時間を割いて面接をしていただき、誠にありがとうございました。

面接でお話を伺い、改めて貴社で私のスキルが発揮できる確信、ぜひ貴社で働きたいという想いを新たに致しました。

末筆ながら、貴社の今後ますますのご発展をお祈り申し上げます。

敬具

ステップ4. 内定をもらった場合の考え方を知る

内定をもらった場合の考え方を知る
ここまでのポイントを実践して、内定を勝ち取ったとしても、油断は禁物だ。

40代の転職では、プライドが邪魔してなかなか転職先が決まらないという落とし穴がある。

たとえば、初めて内定を獲得しても

  • ここは前職より規模が小さいな
  • 前職より給与が下がってしまいそう
  • もっと良いところがあるのでは

と色気を出してしまい、軽い気持ちで内定を蹴ってしまったりする。

しかし40代の転職は甘くない。

その後、内定がなかなか出ず、転職期間が長くなって後悔する人が圧倒的に多いと思っている。

だからこそ、冒頭でお伝えした「自分の市場価値を過信しない」ことを徹底してもらいたい。

そのためには、以下の2つの鉄則を覚えておこう。

  • 理想を求める「青い鳥症候群」にハマらない
  • 入社して長く働けるかどうかを基準にする

理想を求める「青い鳥症候群」にハマらない

この記事では、40代の人が「今よりも条件が良い会社にスムーズに転職できる」ことを目的としてお話ししている。

だからこそ、内定獲得の結果を出せたにもかかわらず、長期的に失敗するパターンについて触れておきたい。

それは「理想を追い求める青い鳥症候群にはまってしまう」ことだ。

具体的には

  • 内定をもらっても「ここが前職より下がるから」と軽く内定辞退する
  • 複数から内定をもらった後、条件を並べようと回答を延ばし続ける

といった行動だ。

上記が行き過ぎると、全ての企業から内定取り消しをされる、という羽目になる。

筆者の経験上、

  • 40代の転職でそうそう内定チャンスは巡ってこない
  • 転職活動を続ける場合は、今より状況が悪化する覚悟をする

くらいの気持ちの方が、長期的にみると満足な転職ができると考えている。

入社して長く働けるかどうかを基準にする

40代の転職市場が上向いてきた現在、ここまでの内容を実践すれば、内定を獲得することは難しくない。

しかし実は転職後、長期間にわたって働き続けることの方が大切なのだ。

「年収が100万円アップ」という好条件で転職が決まるのは素晴らしいことだが、美味しい話には裏があり、入社後は厳しいノルマを課されて早期退職…という話はよく耳にする。

何度かお伝えしている通り、40代の転職を始める際には「次に転職する会社で最後にしたい」と思う人も少なくない。

それが内定を獲得すると、ついつい目先の条件で「長く働くことが難しそうな会社」を選んでしまったりする。

以下のような流れで「転職を繰り返す=ジョブホッパー」になってしまう事例もある。

  1. 年収アップの条件に惹かれて入社
  2. 実際働いてみると、自分のスキルが通用せず、成績が上がらない
  3. ノルマも厳しく、冷遇され始める
  4. こんなはずではなかった…と早期退職する
  5. 転職を繰り返し、市場価値がどんどん下がっていく

転職に希望を持ちつつも「転職後、長く働いてキャリア形成できるか」を会社選びの軸にしてもらいたい。

さいごに重要ポイントおさらい

40代の転職者が陥りがちな落とし穴

  • 自分の市場価値を正しく認識できていない
  • 企業のニーズにマッチしない求人に応募する

40代転職の必須ステップ

  1. 40代にオススメの求人情報の探し方を知る
  2. 入社後に後悔しない!企業研究の効果的な方法を知る
  3. 40代ならではの履歴書・職務経歴書の書き方を知る
  4. 40代ならではの面接対策を知る
  5. 内定が出たときの考え方を知る

筆者オススメの転職エージェント

  • DODA:幅広い年齢層を対象とした求人があるため、広く転職候補を探したい方に
  • JACリクルートメント:ハイキャリア求人専門で、キャリアに自信がある人なら優良サービスが受けられる
  • ムービンストラテジックキャリア:コンサル専門最大手。コンサル出身担当者が多く面接対策に自信
  • レバテックエキスパート:エンジニア・クリエイターのハイクラス求人に特化したエージェント

内定獲得した後の大切な考え方

  • 理想を求める「青い鳥症候群」にハマらない
  • 入社して長く働けるかどうかを基準にする
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Career Rules編集部

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