上司の人はマストな「フィードバック」の意味と使い方

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フィードバックにはいくつか意味がありますが、代表的なのは「結果報告」です。

場合によっては、「反省点の列挙」や「結果を受け入れて最適化する」なども意味します。

これで、とりあえずまずは「フィードバックとはどんな意味なのか」という疑問が晴れたと思います。

ただし「フィードバック」という言葉を、具体的にどう使えばいいのかは、まだわからないでしょう。

そこで次は「フィードバックの具体的な使い方と実例」について紹介していきます。


「フィードバック」の意味

「フィードバック」の具体的な使い方と実例

「フィードバック」という言葉が、どんな時・どういう会話で使われるのか解説していきましょう。

今回紹介する「フィードバック」の具体的な使い方とシチュエーションは、以下の通りになっています。

  • 上司に営業結果を報告する時の「フィードバック」
  • 一日の終わりの定例会議時における「フィードバック」
  • 仕事の進捗を報告する時の「フィードバック」

会話例とともに紹介していくので、今のあなたが一番近いシチュエーションの使い方をチェックしてみてください。

上司に営業結果を報告する時の「フィードバック」

上司に営業結果を報告する時に「フィードバック」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「今日の【フィードバック】は?」
部下:「A社とB社に行ってきました。どちらも契約までには至っていません」

わかりやすく変換

上司:「今日の【結果報告】は?」
部下:「A社とB社に行ってきました。どちらも契約までには至っていません」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「結果報告」という意味で「フィードバック」を使います。

営業から帰ってきた時や、一日の締めの会議で「フィードバック」が出たら、「結果報告」という意味です。

「反省点の列挙」という意味ならまだしも、「結果を受け入れて最適化する」までにはならないので、要注意です。

上司に一日の営業結果を報告する時のフィードバックは、「結果報告」という意味で使うと覚えておきましょう。

一日の終わりの定例会議時における「フィードバック」

一日の終わりの定例会議時に「フィードバック」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「今日はA社さんに営業に行ったのだろう?至急【フィードバック】してくれ」
部下:「わかりました。ただ【フィードバック】のための準備が揃ってないので、10分ください」

わかりやすく変換

上司:「今日はA社さんに営業に行ったのだろう?至急【反省点の列挙】をしてくれ」
部下:「わかりました。ただ【反省点の列挙】のための準備が揃ってないので、10分ください」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「反省点の列挙」という意味で「フィードバック」を使います。

「~しろ」「~がほしい」などの動詞ともに「フィードバック」が出てきたら、「反省点の列挙」という意味です。

シチュエーション的に「結果報告」と間違えやすいですが、一緒くたにしないようにしてください。

ポイントは、フィードバックの後に動詞がつくかどうかです。

一日の終わりの定例会議時におけるフィードバックは、「反省点の列挙」という意味だと覚えて損はないです。

仕事の進捗を報告する時の「フィードバック」

仕事の進捗を報告する時に「フィードバック」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「全体会議の前に、個別で今日の【フィードバック】を一緒にしようか」
部下:「わかりました。10分後にミーティングルームでお待ちしています」

わかりやすく変換

上司:「全体会議の前に、個別で一緒に今日の【結果を受け入れて最適化しようか】」
部下:「わかりました。10分後にミーティングルームでお待ちしています」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「結果を受け入れて最適化する」という意味で「フィードバック」を使います。

「フィードバック」を「一緒に行う」という表現と共に使ったら、「結果を受け入れて最適化する」という意味です。

「結果報告」や「反省点の列挙」と一緒くたにしやすいシチュエーションなので、注意が必要です。

何度もいいますが、ポイントはフィードバックを「上司と一緒にするかどうか」です。

進捗を報告して改善を図るときのフィードバックは、「結果を受け入れて最適化する」という意味になります。

ここまでは、「フィードバック」の具体的な使い方と実例をお伝えしました。

どういうシチュエーションなら「フィードバック」を使ってもいいのか、また使うべきか理解できたと思います。

ただし「フィードバック」と似たような言葉や、実は意味が違う言葉については、まだわからないでしょう。

そこで次は「フィードバックと似たような言葉・間違えやすい言葉」について紹介していきます。

「フィードバック」と似たような言葉・間違えやすい言葉

「フィードバック」という言葉と一緒くたにされやすいのが、以下の言葉です。

  • feedback
  • マネジメント
  • フィードフォワード

これらの言葉と「フィードバック」を比較して、使い方のポイントや意味の違いを浮き彫りにしていきましょう。

「フィードバック」と「feedback」を比較

「feedback」の本来の意味は、「入力を調整して出力を制御すること」です。

読み方は同じ「フィードバック」ですが、feedbackは制御工学で出てくる用語です。

工学分野における完全な専門用語なので、一般的なビジネスシーンにおいて「feedback」が出ることはありません。

制御関係の業界に就職するか、趣味で工学系の工作に挑戦しない限り、意味すら理解しなくても大丈夫な言葉です。

「フィードバック」と「マネジメント」を比較

「マネジメント」の本来の意味は、組織の管理です。

ビジネスシーンにおいて「マネジメント」は、「君のマネジメント能力に期待する」といった使われ方をします。

一方、先述したようにフィードバックには「結果報告」「反省点の列挙」などの意味があります。

フィードバックとマネジメントの意味を比較するとわかると思いますが、これらは意味が全然違います。

もし、あえてフィードバックとマネジメントを一緒に使うのであれば、どんな用法になるでしょうか。

「私のマネジメントについてフィードバックが欲しい」という言い方が予想されます。

ちなみに実際のビジネスシーンで、フィードバックとマネジメントが一緒に使われるのはそこまでありません。

フィードバックは部下がよく聞く言葉で、マネジメントは上司たちがよく使う言葉になっています。

「フィードバック」と「フィードフォワード」を比較

「フィードフォワード」の本来の意味は、「過去を振り返らない未来を考えたアドバイス」です。

ビジネスで「フィードフォワード」は、「今後のためにフィードフォワードしておく」のような使われ方をします。

一方、先述したようにフィードバックには「反省点の列挙」「結果を受け入れて最適化する」などの意味があります。

フィードバックとフィードフォワードの意味を比較するとわかると思いますが、これらの意味は真逆です。

フィードバックは「過去」を振り返り、フィードフォワードは「未来」を見るため、ベクトルが真逆なのです。

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Career Rules編集部

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