エン転職は人材関連の大手、エン・ジャパンが運営する転職サイトだ。
有力ランキングサイトのオリコンの最新利用者満足度ランキングでは、転職サイトで1位を獲得している。
しかしその一方で、エン転職のクチコミや評判を調べてみるとネガティブなクチコミも少なくない。
利用者満足度1位の転職サイトともなれば、ぜひ転職活動で利用してみたいところだが、悪い評判に対する不安は解消しておきたいところだ。
そこで、ネガティブなクチコミがあるのはユーザーの使い方が悪かったのか、それともエン転職の利用に注意すべき点があるのか、実際のクチコミを見ながら確かめてみよう。
さらにエン転職の運営会社や特徴、利用する際のコツなど、企業の採用担当として多くの転職サービスを比較検討してきた筆者の視点から詳しく解説する。
エン転職では他の転職サイトでも行っているように、スカウトや転職エージェントを併用して利用することもできる。
エン転職への登録からこうした連携サービスの利用についても活用方法のひとつとして紹介するので、転職活動の参考にして欲しい。
これからエン転職を利用しようと考えている人は、不安を解消して有効活用して欲しい。
また、どの転職サイトがいいか迷っている人は、転職成功のためにエン転職が自分に向いているか、どういった点にメリットがあるかなどを確認してから利用するようにしよう。
エン転職の基本情報
まずはエン転職の運営会社やサービスの背景を知っておこう。
エン転職運営の方針や背景を知ることで、エン転職が自分に向いているかどうか、気を付けるべき点は何かなど、より確かな理解につながるはずだ。
エン転職の基本情報
2000年設立と、他の老舗大手に比べると新しい企業だが、グループ従業員数2,000名以上、東証一部上場の大手企業で、もちろん人材関連企業の中で大手の一角を担っている。
サービス名 | エン転職 |
---|---|
運営会社 | エン・ジャパン株式会社 |
本社所在地 | 東京都新宿区 |
対象地域、拠点数 | 東京、埼玉、千葉、横浜、名古屋、大阪、福岡 |
サービス連携 (スカウト、エージェント) | スカウト機能 エン・エージェント |
求人案件数 | 6,557件(2019年2月時点)エンだけにしか掲載していない求人約80% |
その他の特色 | 女性、若手採用に力を入れている 「カイシャの評判」という企業のクチコミ・評判サイトを運営 |
主な対象エリアは首都圏
エン転職公式ページから直近の求人数を地域別にみてみると次のようになる。
地域別の求人数
北海道・東北 763
関 東 4,666(うち、東京 3,735)
北陸・甲信越 573
東 海 1,753(うち、愛知 1,578)
関 西 2,056(うち、大阪 1,746)
中 国 635
四 国 374
九州・沖縄 992(うち、福岡 905)
海 外 21
※支社・支店による求人企業の重複あり(単位:件)
エン・ジャパンが拠点を展開している主要都市に集中し、ほとんどが関東・東京の求人案件となっている。
現在のところ、エン転職の有効な利用エリアは、拠点のある首都圏または名古屋、大阪、福岡ということになるだろう。
20代、30代、女性の転職に強みがある
エン転職がターゲットとしているのは、20代~30代前半の若手採用、女性の転職だ。
エン転職で扱っている求人に「未経験歓迎」などが多い点もそのひとつだが、転職先の雰囲気や働き方に詳しいこともまた、若手人材の転職では強みといえる。
比較的年齢層の高い「キャリア・経験重視の転職」に対して、若手人材の方が「職場の雰囲気や働き方、仕事のやりがい」といった点を会社選びの優先事項にしやすいからだ。
また女性向けには、エン転職のトップページから「エン転職WOMAN」の利用もできるようになっている。
エン転職WOMANには女性歓迎の求人、販売や事務系職種を中心とした案件が揃っており、おすすめできる女性向け転職サイトのひとつだ。
エンだけ求人は80%と高水準
公開求人の80%を占めている
他の転職サイトと併用して選択肢を広げたい場合などに「このサイトにしか掲載していない求人」はエン転職の強みと考えていいだろう。
ただし、実際に利用してみると必ずしも、好条件、魅力的な案件がエンだけ求人になっているとは限らない。
「エンだけ求人」になっているからといって優良求人に期待しすぎることのないよう、注意深くチェックして、自分にとって価値のある求人案件を見出して欲しい。
意外と多い! エン転職独自の機能やコンテンツ
エン転職は他の老舗大手に比べると後発ということもあってか、ややコンパクトな印象だが、独自の特徴ある機能やコンテンツを展開している。
良い意味でエン転職「らしさ」があり、エン転職を利用する理由にもなるため紹介しておこう。
ありそうでなかった「働きがいで見つける」
エン転職のトップページでまず目につくのがこの機能だ。
転職サイトでは通常、「勤務地」×「業界、業種、職種」×「年収額」と「フリーワード」で求人案件を絞り込む。
エン転職ではその他に、「バックオフィスからのサポート」「美味しさの提供」「快適な暮らし」など、そこで働く人の働きがいをキーワードにして検索できるようになっている。
実は近年、希望者が転職先に求めるもののひとつに「やりがい、働きがい」があり、年収額アップやワークライフバランスを上回っていることもあるのだ。
評価サイト「カイシャの評判」はエン・ジャパンが運営している
企業のクチコミ、評価サイトの「転職会議」や「Vorkers」そして「カイシャの評判」といったサイトは知っている人も多いだろう。
その「カイシャの評判」は、エン・ジャパンが運営しているのだ。
当然、エン転職の求人情報からは、「クチコミ情報」タブからカイシャの評判に投稿されたクチコミを見ることができる。
会社の内情や雰囲気を重視
転職エージェントを通じてその会社の雰囲気を知る、ということ自体はどの転職サービスでもある程度可能だが、クチコミに直結しているのはエン転職独自のアイディアだ。
もちろんそこには求人を掲載している企業にとってネガティブなクチコミが書かれていることもある。
求人広告を掲載する転職サイトにとっては歓迎しない情報も掲載しているということは、嘘やヤラセがなく、それだけ求人企業の内情や雰囲気などを重視しているということだ。
当然その方針は、エン転職の求人情報全体に反映されており、求人を探す際に職場の雰囲気を重視する人にはベストマッチといえるだろう。
クチコミの信ぴょう性を見極める3つのコツ
クチコミの信頼度がよく分からないという人のために、その見分け方を伝授しよう。
様々な要素はあるが主には次の3つを第三者的に確認して、何でも”うのみ”にしないことが大切だ。
信ぴょう性を見極める3つのコツ
- クチコミの新しさ
古い情報(3年くらいが目安)の場合、現在はすでに状況が変わっている可能性がある。 - 具体的なできごと
具体的なできごとが記載されている方が望ましいが、それが通常なのか「たまたま」なのか、見極めが必要だ。 - 良いことも悪いことも同じように書いてある
良し悪しのどちらに偏っている場合は書いた本人の感情や好みが反映されており信ぴょう性に欠ける。
「自分がこれを書いたとしたら」と置き換えてみると比較的見極めやすいはずだ。
女性向け求人のトピックスに注目
女性向け求人は前出の「エン転職WOMAN」というサイトで扱っているが、エン転職のトップページにも2つのトピックスが掲載されている。
注目すべきトピックス2つ
①女性におすすめ新着求人
②人気の働き方で探す
この2つから求人情報をチェックしていくのもおすすめの利用方法だ。
トピックス①:女性におすすめ新着求人
有名企業や人気企業の優良求人をトピックスで扱う転職サイトは多いが、エン転職では女性歓迎の優良求人を掲載している。
こうした求人は応募数も多く、最短の掲載期間で掲載修了も多いため、更新のタイミングでチェックしておきたい。
エン転職の情報更新は毎週月曜、木曜の週2回となっているので新着の優良求人を見逃さないようにしよう。
トピックス②:人気の働き方で探す
女性の転職希望者に特におすすめしたいのが「人気の働き方で探す」というトピックスだ。
「土日祝休み」「18時までに退社可能」「子育てママ在籍中」「女性社員50%以上」「残業月20時間以内」「産休・育休取得実績あり」など、多くの女性のニーズをつかんでいる。
ライフイベントやライフプランと仕事との両立を考える女性には使いやすい入口と言えるだろう。
もちろんこれらの検索はエン転職WOMANでも扱っているが「まずはトピックスから」という使い方は大いにアリだ。
エン転職に登録してみよう
エン転職への登録方法は「Facebookアカウント」「Googleアカウント」または「メールアドレス」で登録となっている。
メールアドレスから登録する方法で使い方とそのコツを解説していこう。
エン転職の登録はシンプル
「エン転職」のトップページ右上の「会員登録」から進み「メールアドレスで登録」を選ぶ。
その先は「氏名」「メールアドレス」「パスワード」の入力だけで仮登録は完了だ。
登録したメールアドレス宛にURLが届くので、詳細はそこから入力していけば短時間で登録が完了する。
あらかじめ手元に作成済みの職務経歴書を用意しておけばさらに簡単にWeb履歴書の作成ができるはずだ。
転職サイトに登録するWeb履歴書は、書類選考の対象となる場合も多々あるので出来る限り「現時点で完璧」という状態にしておくことがコツだ。
スカウト機能は忘れないように登録しておく
エン転職の場合は仮登録の段階ではスカウト機能利用の有無をチェックする欄はない。
他の転職サイトではメールアドレス登録の段階でスカウト機能を利用するかどうかチェックを入れることが多いので「スカウト機能はどうしたら使えるの?」と思うかもしれない。
しかし、登録完了からログインし、後で改めてスカウト機能の利用設定ができるので心配は無用だ。
こうしたプロセスを持っているため、エン転職の場合はFacebookやGoogleアカウントで仮登録するのもスムーズさに変わりがなく、シンプルに登録ができる。
登録したら忘れないようにトップページ中段、右側の「スカウト」からスカウト機能の利用を設定しておこう。
エン転職でも「スカウト」は登録を推奨
現在の大手転職サイトはどのサイトもスカウト機能を採用している。
登録ユーザーの情報をデータベースに、このデータベースから求人企業がスカウトやオファーをかけて応募や面接を促す方法を「ダイレクト・リクルーティング」という。
ダイレクト・リクルーティングは現在転職サイトで必須の機能となりつつあり、エン転職もまた利用を勧めている。
求人企業から見て「好みの人材」をスカウトでき、転職者にとっては比較的採用の可能性が高い求人へ応募することができる。
Web履歴書は、作成直後から様々な求人企業の担当者に見られるということを考えて準備することが大切だ。
求人検索の使いやすさは転職サイトトップクラス
エン転職は、冒頭で紹介したように、ランキングサイトのオリコンで利用者満足度ランキング1位を獲得している。
その獲得要因の一つ、サイトの使いやすさが他の転職サイトと比べてトップクラスにあると言う点に注目したい。
Webサイトのつくり自体はどの大手転職サイトも劣らず見やすくなっているが、エン転職ならではの使いやすさのポイントを解説しよう。
「どんな転職がしたいか」に合わせられる求人検索
エン転職で求人検索をする時に便利なのが「どんな転職がしたいか」によって検索しやすいと言う点だ。
先に紹介した「働きがいで見つける」をはじめ、様々な特集からピックアップ求人をチェックすることができる。
例えば「4月からスタートできる」「10名以下の企業」「初めてor久しぶりの求人」など、常に特集が組まれており、顔写真付きで担当者が紹介されている。
担当者が責任を持っておすすめする求人、というアプローチは誰にとっても入りやすいはずだ。
自分が考える「こんな転職がしたい」という点に当てはまる特集があればまずはそこからチェックしてみるのがいいだろう。
エン転職の求人情報では「応募背景」「入社後の教育」をチェック
エン転職で特徴的な求人記事の項目に「応募背景」と「入社後の教育」がある。
- 応募背景…転職先で退職者があってその補充なのか、業容拡大のための大量採用かなど、求人企業の事情を知ることができる
- 入社後の教育…未経験歓迎なのかある程度の経験や知識を持っていた方がいいのか、どういった流れで仕事を覚えて、任されるようになっていくのかなどが分かる
特に、転職自体が初めて、社会人経験が少ない場合などは、入社後の教育をよく見て自分にもできそうかどうか判断材料のひとつにすることができるだろう。
「取材担当者のコメント」から会社の雰囲気を掴む
エン転職は、「カイシャの評判」からの(元)社員のクチコミだけでなく、エン転職の取材担当の目線からも会社の雰囲気などを知ることができる。
コメントの欄では、「会社の印象」「仕事のやりがい&厳しさ」「この仕事の向き&不向き」など、転職後の自分がイメージできる会社の雰囲気などが記載されているのだ。
気になる企業すべてをチェックするのはボリュームがあり過ぎるかもしれないが、ある程度絞り込んでから隅々まで読み込んでみるとその丁寧さが分かり、不安もかなり軽くなるはずだ。
「自分に合っている求人だ」と思える求人こそ、最優先で応募した方が良いのは言うまでもないだろう。
エン転職の評判は? クチコミをチェック
転職が初めての人に使いやすく、利用者満足度ランキングではトップクラスとなっているエン転職だが、一部にはネガティブなクチコミも見受けられる。
エン転職を利用する上で注意したい点、向き不向きと併せて実際にあったクチコミを見てみたい。
エン転職からのメールは量が多い?
エン転職のクチコミで多いのが、1日に数十件もメールがある、というものだ。
オファー(応募歓迎)メールの一斉送信を利用している求人企業もあり、すべてのメールに丁寧に対応することは難しい。
届いたメールへの対応や使い方のコツを伝授したい。
メールは自分のペースでチェックを
エン転職に登録したらめちゃくちゃ通知がうるさくなってしまった
— 働かずに金が欲しい (@Massaer21) 2019年3月1日
こうした大量の応募歓迎やスカウトのメールがうるさくならないために、整理整頓しながらチェックしていくことをおすすめしたい。
メールの管理方法3つ
- 転職活動用のメールアドレスを作って登録する
- アプリの通知機能は切っておく
- 1日朝夕2回など、定時にまとめてチェックする
着信したらすぐにチェックしたい気持ちになってしまうが、一晩おいてから返信しても特に問題はない。
良くも悪くもメールの量が多いと感じる人は、自分が管理しやすいように準備しておくと、慌てずに対応できるはずだ。
オファーやスカウトの「熱量」を読み取る
エン転職登録したらスカウトどちゃくそくるんやが
— ドラゴンナイト (@Tudor_kaduki) March 14, 2019
エン転職に登録してると面白そうな会社からスカウト飛んできて全部の会社と面接したくなる…
— emi (@emit_Err) December 14, 2018
上の2つのクチコミは、オファーやスカウトの「熱量」を読み取りきれずに一喜一憂してしまうケースだ。
企業側がメールを送る時は、大まかにいうと次のようにランク付けされていると考えていい。
企業側で行われるランク付け
- (対象の個人あて)職務経歴書に目を通しており面接が前提
- (数名~十数名まとめて)〇〇職〇年、××業界〇年などの経験か、資格に当てはまる人に送信
- (数十~数百まとめて)年齢、学歴など、広めの条件で一斉送信
はっきり言ってしまうと、大量メールのほとんどは個々の職務経歴の内容までは目を通さずに、Web履歴書のワードや条件に検索をかけて、またはざっくりチェックして送信されている。
クチコミのうち書類選考不合格のケースでは「ご経歴を拝見して~是非弊社にご応募いただきたく・・・」といったメールが来るのだがこれはテンプレートのことが多く、良くて②のパターンだろう。
つまり経験年数や業界、職種などをざっくりチェックして、数名~十数名に送信しているようなケースだと推測できるのだ。
「確実に職務経歴書に目を通してくれている熱量の高いスカウト」を、大量メールの中から砂金のように探さなくてはならないという苦労があるのは、エン転職利用の注意すべき点だ。
不安は解決するか、退くかの2択
エン転職に登録してるんだけどおすすめで出てくる仕事が給料今よりすごい高くてはて今の自分とは…??って感じ。
— おめぐ (@buumeg1) 2019年3月1日
エン転職で書いてあることとwebで調べたことが違うんだが
— カトタク (@KaToTaKu_) 2019年3月1日
エン転職に限らず、数千件以上の求人情報の中には「本当にこの条件? 」「この仕事内容で合ってる? 」など、情報をそのまま信じることができないということもあるだろう。
このような場合、応募したいと思える求人であれば求人企業に問い合わせる、そうでなければ他をあたる、この2択だと決めておくことが大切だ。
当たり前すぎるようだが、転職活動中にこうした行動を起こすことはなかなかできない。
「解決できれば応募する可能性がある求人」と仮定して説明しよう。
「気になる」機能はブックマークだけじゃない
応募する可能性があって迷っている時に利用するのが「気になる」機能で、こうしておくと後でまとめて検討しやすい。
さらにこの機能を利用すると、求人企業にも[会員番号******]様から「気になる」されました、という通知が届く。
まだ不安があって迷っている求人でも、場合によっては「気になる」経由で、面接確約のスカウトをもらえる可能性もある。
不安を解決するには求人企業に問い合わせるのが一番なので、オファーやスカウトをもらえたら何もないよりずっと質問しやすいはずだ。
求人企業に問い合わせる
エン転職掲載の求人情報は、情報の一番下に会社情報と連絡先が記載されている。
この電話番号が求人に関する問い合わせ先となっているので、スカウトを受けていなくても、求人企業に聞きたいことを決めて連絡することをおすすめする。
採用担当の経験が長い筆者だから言えるが、応募したいという希望者からの問い合わせは企業にとってむしろ歓迎だ。
一方で漠然とした質問をしても不安の解消にはつながらないので、的を絞って具体的な質問ができるように事前にまとめておこう。
解消できないと感じたら退く
エン転職をはじめ、インターネットの転職情報、求人情報は自身の通勤エリアだけでも数百、数千件が動いている。
自分に合った転職先が必ずあると信じて、不安を解消できない案件は思い切りよくやめ、他をあたることをおすすめする。
転職サイトの求人は数が多いため、1つ1つの内定や辞退を軽く見てしまいがちなのだが、転職する「あなた」にとって、その中の1つを選んだことで大きな後悔につながる可能性もあるのだ。
真剣に選んでいるからこそずるずる保留にしないで、不安を解消できない求人には応募しない、と固く心に決めておいて欲しい。
エン転職のメリットを活かして利用しよう
転職ってどこで探すべきなの?
とりあえずエン転職登録してるけど、見当違いなスカウトしか来んし、求人もイマイチやし、1日のメールの量異常だし…
周りに転職経験ある人がいないから情報ゼロすぎてしんどい??— minami@THRIVEって実在するんですよ?????? (@TsT_OkG__) 2019年2月25日
DODAとか他のとこは
電話面談があって
エン転職はなかったですエン転職は
ただの掲示板みたいな感じですね
そこが使いやすかったです?— ゆう、れも@25 (@yuu_game_friend) 2019年2月27日
エン転職が上手く使えていない人の特徴として、求人情報以外のコンテンツを見ない、ということが挙げられる。
いくつかの転職サイトを見比べてみた人ならば気が付くのだが、エン転職を含め大手有名転職サイトでは、コラムやマンガで分かりやすく転職の流れを説明したり、ケース別の事例が紹介されている。
中でもエン転職はこうした記事が易しく、転職初心者向けとなっているのだ。
後悔する転職をしてしまうことは時間と労力、場合によってはキャリアに響くので、特に初めてであれば慌てず焦らず、じっくり下調べから取り組むことをおすすめする。
エン転職の利用は自分でアクションを起こすことが肝心
エン転職には転職希望者が自分でアクションを起こせるだけのコンテンツはしっかり揃っている。
求人情報だけを眺めているだけでなく、次のようなアクションを起こすことでずっと有効活用しやすくなるのだ。
アクションを起こすポイント3つ
- 「気になる」機能を利用してそこからのオファーやスカウトに絞って検討する
- エージェントを併用する、またはエージェントの利用のみに切り替える
- コラム記事や転職フェアを利用して自分に合った転職活動を知る
オファーやスカウトのメールが多いことはエン転職では避けるのが難しい。
そこで自分からアクションを起こすか、エージェントにお任せすることでぶれない転職活動になるはずだ。
転職サイトかエージェントか、併用かを決めておく
2番目のクチコミのケースでは他社の転職エージェントとエン転職を比べており、エン転職、つまり転職サイトの利用が自分に合っていたというケースだ。
エン転職では両方とも利用することができるので、まずは大きく2つ、エージェントのサポートを受けながら求人案件を紹介してもらうのか、自分で探して応募するのか、それを決めよう。
転職サイトのエン転職を利用してみて第三者的なアドバイスなどが欲しくなったら、エージェントを併用する、という方法もよくある利用方法でおすすめだ。
エン転職のメリットを活かしたケース3つ
エン転職のクチコミはネガティブなものだけではない。
次の3つはエン転職のメリットを活かすことができたと言えるケースだ。
求人企業のクチコミを見てリスクを回避
今日受けたとこの会社のエン転職のクチコミみたら思ったより酷くてホントか鵜呑みに出来ないけどブラック臭がするな(´・_・`)
— ゆーすけ (@tsubakisyo) 2019年2月25日
理想としては応募する前に求人企業にブラックの可能性があるかどうかを知りたいところだが、内定を承諾するまでは、それが分かった時点で辞退して全く問題ない。
エン転職が強みにしている、求人情報だけでは見えない企業のクチコミ情報は、良い点はもちろんリスク回避にも活用できる。
自分が理想により近い転職先で働くことが最大の目的なので、疑わしい時はやめておく、という判断も必要だ。
初めての転職でも心強い面接情報
エン転職は面接決まるとここの企業はこういう質問されますよとか教えてくれるのにリクナビネクストは何もないの、、、無理なんだが、、、武装せず敵地に赴く戦士みたいな気分、、、
— しろく (@____yspqmn) 2019年3月4日
転職エージェントを利用することで面接の事前情報を入手できるが、エン転職では求人情報の中にもこうした細やかな情報を提供している。
職場の雰囲気など求人選びの時だけでなく、選考の段階での事前情報は心強い味方になってくれるはずだ。
エン転職は他の有名大手転職サイトよりエリア、求人数ともに小ぶりな印象だが、対応の細やかさは期待できると言っていいだろう。
求人企業の検索にかかることで転職は有利に
エン転職おすすめ!
履歴とか職務経歴とか資格とかを登録しとくと企業側からガンガンオファーくる!実質書類選考なし!
— サデヲ (@KENZENGER_Z) 2019年2月27日
エン転職のオファーやスカウトは、求人企業がユーザー情報を検索し、そこから送信されている。
例えば「簿記2級」「新規プロジェクト」「電気工事」「マネジメント経験」など、企業は欲しい人材を示すキーワードからも検索する。
そのため、業界・職種・スキルなどが伝わりやすいワードをもれなく職務経歴情報に登録しておくことで有効なスカウトは増えるのだ。
職務経歴は文章よりも箇条書き中心にし、こうしたワードを適切に使って、ぱっと見でも目に留まるようにしておくのがエン転職利用のコツだ。
まとめ
エン転職は初めての転職でも分かりやすく、必要なコンテンツを見やすく備えている転職サイトだ。
その一方でオファーやスカウトのメールが大量に届くなど、ユーザーが上手にやりくりすべき点もある。
実際の利用を考えて今一度ポイントを振り返ってまとめるので、エン転職活用の参考にして欲しい。
エン転職の基本情報
サービス名 | エン転職 |
---|---|
運営会社 | エン・ジャパン株式会社 |
本社所在地 | 東京都新宿区 |
対象地域、拠点数 | 東京、埼玉、千葉、横浜、名古屋、大阪、福岡 |
サービス連携 (スカウト、エージェント) | スカウト機能 エン・エージェント |
求人案件数 | 6,557件(2019年2月時点)エンだけにしか掲載していない求人約80% |
その他の特色 | 女性、若手採用に力を入れている 「カイシャの評判」という企業のクチコミ・評判サイトを運営 |
エン転職の特徴
①主な対象エリアは首都圏
- エン・ジャパンが拠点を展開している首都圏、名古屋、大阪、福岡に集中し、ほとんどが関東・東京の求人案件
②20代、30代、女性の転職に強みがある
- 若い年齢層が気になる「職場の雰囲気や働き方、仕事のやりがい」といった点に強い
- 女性向けに「エン転職WOMAN」の利用もできる
③エンだけ求人は80%と高水準
- 「エンだけ求人」はエン転職にだけ求人を公開している案件で、公開求人の80%を占めている
- ただし、必ずしも好条件、魅力的な案件がエンだけ求人になっているとは限らない
意外と多い! エン転職独自の機能やコンテンツ
エン転職独自のオススメポイント
- ありそうでなかった「働きがいで見つける」
- 評価サイト「カイシャの評判」と連動しておりクチコミが見られる
- 会社の内情や雰囲気を重視しネガティブなクチコミも隠さず掲載
女性向け求人のトピックスに注目
エン転職のトップページから「エン転職WOMAN」のトピックスを見ることができる
女性向け求人を利用
- 女性におすすめ新着求人
- 人気の働き方で探す
エン転職に登録してみよう
エン転職へ登録
登録手順
- エン転職のトップページ右上の「会員登録」から進み「メールアドレスで登録」を選ぶ
- 「氏名」「メールアドレス」「パスワード」の入力だけで仮登録は完了
- 登録したメールアドレス宛にURLが届くので、詳細はそこから入力していけば短時間で登録が完了する
スカウト機能は忘れないように登録しておく
スカウト機能の登録手順
- 登録完了からログインし、後で改めてスカウト機能の利用設定ができる
- トップページ中段、右側の「スカウト」からスカウト機能の利用を設定
求人検索の使いやすさは転職サイトトップクラス
使いやすさのポイント
- 「どんな転職がしたいか」に合わせられる「特集」からの求人検索
- エン転職の求人情報では「応募背景」「入社後の教育」をチェック
- 「取材担当者のコメント」から会社の雰囲気を掴む
クチコミから解説・エン転職の使い方
メールは自分のペースで整理整頓しながらチェックを
メールの管理方法
- 転職活動用のメールアドレスを作って登録する
- アプリの通知機能は切っておく
- 1日朝夕2回など、定時にまとめてチェックする
オファーやスカウトの「熱量」を読み取る
オファーやスカウトの「熱量」は求人企業がどのように対象を絞ってメールを送っているかで分かる
求人企業のオファー基準
- (対象の個人あて)職務経歴書に目を通しており面接が前提
- (数名~十数名まとめて)〇〇職〇年、××業界〇年などの経験か、資格に当てはまる人に送信
- (数十~数百まとめて)年齢、学歴など、広めの条件で一斉送信
不安は自分で問い合わせて解決するか、退くかの2択
問い合わせて解決するか、退くかを判断する
- この機能を利用すると、求人企業にも通知が届く
- 応募を前提に質問することを、企業の採用担当者は歓迎している
- スカウトを受けていなくても、求人企業に聞きたいことを決めて連絡してよい
不安を解消できない案件は思い切りよくやめ、他をあたる
転職サイトの求人は数が多いため、1つ1つの内定や辞退を軽く見てしまいがちなのだが、転職する「あなた」にとって、その中の1つを選んだことで大きな後悔につながる可能性もあるのだ。
真剣に選んでいるからこそずるずる保留にしないで、不安を解消できない求人には応募しない、と固く心に決めておいて欲しい。
エン転職のメリットを活かして利用しよう
エン転職のメリットの活かし方
①エン転職の利用は自分でアクションを起こすことが肝心
- 「気になる」機能を利用してそこからのオファーやスカウトに絞って検討する
- エージェントを併用する、またはエージェントの利用のみに切り替える
- コラム記事や転職フェアを利用して自分に合った転職活動を知る
②転職サイトかエージェントか、併用かを決めておく
- エン転職は自分で決めて応募する転職サイト
- 第三者的なアドバイスなどが欲しくなったら、エージェントを併用する
エン転職のメリットを活かしたケース3つ
メリットを活かした3つのケース
- 求人企業のクチコミを見てリスクを回避
求人情報だけでは見えない企業のクチコミ情報は、良い点はもちろんリスク回避にも活用できる - 初めての転職でも心強い面接情報
職場の雰囲気など求人選びの時だけでなく、選考の段階での事前情報は心強い味方になってくれる - 求人企業の検索にかかることで転職は有利に
業界・職種・スキルなどが伝わりやすいワードをもれなく職務経歴情報に登録しておくことで有効なスカウトが増える
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