分かっているようで使い方が難しい!コンセンサスの意味

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コンセンサスにはいくつか意味がありますが、代表的なのは「複数人からもらう合意」です。

場合によっては、「全員の同意」や「反対する人がいない」なども意味します。

これで、とりあえずまずは「コンセンサスとはどんな意味なのか」という疑問が晴れたと思います。

ただし「コンセンサス」という言葉を、具体的にどう使えばいいのかは、まだわからないでしょう。

そこで次は「コンセンサスの具体的な使い方と実例」について紹介していきます。


コンセンサスの意味

「コンセンサス」の具体的な使い方と実例

「コンセンサス」という言葉が、どんな時・どういう会話で・どんなワード共に使われるか解説していきましょう。

今回紹介する「コンセンサス」の具体的な使い方とシチュエーションは、以下の通りになっています。

  • 会社で方針を決める会議をする時の「コンセンサス」
  • 取引先で契約の是非を問う時の「コンセンサス」
  • 国連会議で使う時の「コンセンサス」

会話例とともに紹介していくので、今のあなたが一番近いシチュエーションの使い方をチェックしてみてください。

会社で方針を決める会議をする時の「コンセンサス」

会社で方針を決める会議をする時に「コンセンサス」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「今日の会議の【コンセンサス】をとっておいてほしい」
部下:「了解しました。何かデータか書面に残しますか?」

わかりやすく変換

上司:「今日の会議の【複数人からもらう合意】をとっておいてほしい」
部下:「了解しました。何かデータか書面に残しますか?」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「複数人からもらう合意」という意味で「コンセンサス」を使います。

2人以上の同意が必要なシーンで「コンセンサス」が出たら、「複数人からもらう合意」という意味になるでしょう。

ニュアンス的に「反対する人がいない」という意味で使われることはないので、注意してください。

上記のような会話をする時のコンセンサスは、「複数人からもらう合意」という意味で使うと覚えておきましょう。

取引先で契約の是非を問う時の「コンセンサス」

取引先で契約の是非を問う時に「コンセンサス」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

自社担当:「今回提案したプランの結論は、いつぐらいに出そうですか?」
取引先担当:「【コンセンサス】がとれないと、何ともいえませんね・・・」

わかりやすく変換

自社担当:「今回提案したプランの結論は、いつぐらいに出そうですか?」
取引先担当:「【全員の同意】がとれないと、何ともいえませんね・・・」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「全員の同意」という意味で「コンセンサス」を使います。

取引先で合意をもらう際に「コンセンサス」が出てきたら、間違いなく「全員の同意」という意味になるでしょう。

似てはいますが「複数人からもらう合意」という意味で使われることはないので、注意してください。

提案への回答など、全員に合意をもらうべき時は、「全員の同意」という意味で使うと覚えておきましょう。

国連会議で使う時の「コンセンサス」

国連会議で使う時に「コンセンサス」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

ニュースキャスター:「結論を出すために【コンセンサス】方式が採択されます」
出演者:「むずかしい決議になるので、投票ではなく【コンセンサス】方式が一番でしょう」

わかりやすく変換

ニュースキャスター:「結論を出すために【反対する人がいないかどうか】で採択されます」
出演者:「むずかしい決議になるので、投票ではなく【反対する人がいないかどうか】で決めるのが一番でしょう」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「反対する人がいない」という意味で「コンセンサス」を使います。

コンセンサス方式といって、「反対する人がいないことで決定」という国連会議で使われる決議方式です。

国連会議のニュースで「コンセンサス」が出てきたら、間違いなく「反対する人がいない」という意味です。

国連会議限定の意味になるので、当然「複数人からもらう合意」「全員の同意」という意味で使われません。

上記のような会話をする時のコンセンサスは、「反対する人がいない」という意味で使うと覚えておきましょう。

ここまでは、「コンセンサス」の具体的な使い方と実例をお伝えしました。

どういうシチュエーションなら「コンセンサス」を使ってもいいのか、また使うべきなのか理解できたと思います。

ただし「コンセンサス」と似たような言葉や、実は意味が違う言葉については、まだわからないでしょう。

そこで次は「コンセンサスと似たような言葉・間違えやすい言葉」について紹介していきます。

「コンセンサス」と似たような言葉・間違えやすい言葉

「コンセンサス」という言葉と一緒くたにされたり、似た意味だと思われやすいのが、以下の言葉です。

  • コンセンサス予想
  • 合意形成

これらの言葉と「コンセンサス」を比較して、使い方のポイントや意味の違いを浮き彫りにしていきましょう。

「コンセンサス」と「コンセンサス予想」を比較

「コンセンサス予想」の本来の意味は、「複数の専門家による予想」です。

ビジネスシーンにおいて「コンセンサス予想」は、ひとつの指標として使われます。

一方、先述したようにコンセンサスには「複数人からもらう合意」「全員の同意」などの意味があります。

コンセンサスとコンセンサス予想の意味を比較するとわかると思いますが、これらは全く違います。

ちなみに実際のビジネスにおいて、コンセンサスとコンセンサス予想が一緒に使われるのはほとんどありません。

コンセンサスは前章で示したようなシーンで使われますが、コンセンサス予想は株式市場で使われています。

意味もシーンも全然違うのですが、コンセンサスとコンセンサス予想が一緒くたにされるのは理由があります。

実はコンセンサスには株式市場において、「市場予想」という意味があるのです。

コンセンサス予想は主に株式市場に使われる言葉なので、コンセンサスと密接な言葉になるのは当然といえます。

「コンセンサス」と「合意形成」を比較

「合意形成」の本来の意味は、「意見を一致させること」です。

ビジネスシーンにおいて「合意形成」は、「A案になるよう、合意形成を図る」のような使われ方をします。

一方、先述したようにコンセンサスには「複数人からもらう合意」「全員の同意」などの意味があります。

コンセンサスと合意形成の意味を比較するとわかると思いますが、意味そのものは全然違います。

もし、あえてコンセンサスと合意形成を一緒に使うのであれば、どんな用法になるでしょうか。

「合意形成によって、コンセンサスがとれた」という言い方が予想されます。

ちなみに実際のビジネスシーンにおいて、コンセンサスと合意形成が一緒に使われるのはそれなりに多いです。

コンセンサスは前章で示したようなシーンで使われますが、合意形成も会議や打合せで使われています。

合意形成はいわば、多少無理にでも全員の意見を一致させる方法です。

つまり合意形成によってコンセンサス(全員の同意)になることも多いので、一緒に使われることが増えるのです。

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Career Rules編集部

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