嗚呼、言い間違えの恥ずかしさよ。いざという時に役立つ「間違えがちビジネス用語」徹底まとめ

嗚呼、言い間違えの恥ずかしさよ。いざという時に役立つ「間違えがちビジネス用語」徹底まとめ

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嗚呼、言い間違えの恥ずかしさよ。いざという時に役立つ「間違えがちビジネス用語」徹底まとめ 嗚呼、言い間違えの恥ずかしさよ。いざという時に役立つ「間違えがちビジネス用語」徹底まとめ

新社会人として独り立ちした時、立ち塞がる壁が「ビジネス用語」です。

ミーティング中にいきなり知らない単語が出てきて、焦ったことはありませんか?

話についていくために、こっそりとパソコンやスマホで調べた経験は、新社会人ではあれば誰でも一度はあるでしょう。

かくいう筆者も、そのようなビジネスマンのひとりでした。

新社会人なので知らない用語があるのは当たり前ですが、日々の業務では「無知」を許してくれません。

先輩や上司に「この新人はなかなかデキる」「新人なのに話が通じて助かる」と思ってもらうには、ビジネス用語の意味を覚えて、その場にすぐに使えるようにしておくことは必須です。

そこで今回は、新社会人は絶対に知っておくべきビジネス用語47つを、下記3つのカテゴリに分けて「意味」「仕様例」「間違えやすい言葉」を一気にまとめてみました。

  1. どんな会社の会議や打合わせでも頻繁に出る必須ビジネス用語
  2. 特定の部署や業界で使われることが多いビジネス用語
  3. 実践するコツや注意点も一緒に知るべきビジネス用語

どんな会話にも付いていくために、なるべくならすべての用語を見るのが一番ですが、自分に関係のありそうなカテゴリだけ見るのもOKです。

さらに深く知りたいと思ったビジネス用語があれば、各用語ごとに解説記事へのリンクがあるので、ぜひチェックしてみてください。

それではさっそく、ひとつひとつ紹介していきましょう。

どんな会社の会議や打合わせでも頻繁に出る必須ビジネス用語

用語1.セグメント

意味

  • 「マーケットの価値観」
  • 「購入するまでの行動が似ている人達」
  • 「製品・商品に対する認識」

使用例

元の会話
  • 上司:「【セグメント】を知らないと、どうにもならない。至急、聞き取りをしてくれ」
  • 部下:「わかりました。担当している取引先にアンケートをしてみます」
わかりやすく変換
  • 上司:「【マーケットの価値観】を知らないと、どうにもならない。至急、聞き取りをしてくれ」
  • 部下:「わかりました。担当している取引先にアンケートをしてみます」

間違えやすい言葉と意味

  • 「サブネット」→分割されたネットワーク(IT用語)
  • 「パケット」→データ通信量の単位(IT専門用語)
  • 「ターゲット」→商品を買って欲しい層

さらなる使用例や詳しい解説については「セグメント」の解説記事をチェックしてみてください。

用語2.サマリー

意味

  • 「要約」
  • 「合計(総計)」
  • 「大きなデータから必要なデータだけ抜き出すこと」

使用例

元の会話
  • 上司:「今日A社さんと打合せした内容の【サマリー】は?」
  • 部下:「さっき会社に帰ってきたばかりなので、もう少しまってください」
わかりやすく変換
  • 上司:「今日A社さんと打合せした内容の【要約】は?」
  • 部下:「さっき会社に帰ってきたばかりなので、もう少しまってください」

間違えやすい言葉と意味

  • 「サマリ」→サマリーの言い違え
  • 「サマリーメール」→特別なフォルダに隔離された迷惑メール
  • 「カテゴリ」→部類・分類

さらなる使用例や詳しい解説については「サマリー」の解説記事をチェックしてみてください。

用語3.キャパ

意味

  • 「能力」
  • 「うつわ(器)」
  • 「容積」

使用例

元の会話
  • 上司:「お前の【キャパ】ではこの仕事は、もうできないだろう。外させてもらう」
  • 部下:「申し訳ありません。次は期待に応えられるように精進します」
わかりやすく変換
  • 上司:「お前の【能力】ではこの仕事は、もうできないだろう。外させてもらう」
  • 部下:「申し訳ありません。次は期待に応えられるように精進します」

間違えやすい言葉と意味

  • 「キャパシティ」→キャパシティの略称
  • 「キャパオーバー」→能力に見合っていない・処理できない仕事を背負っている
  • 「サイズ」→大きさ

さらなる使用例や詳しい解説については「キャパ」の解説記事をチェックしてみてください。

用語4.イノベーション

意味

  • 「革新」
  • 「一新する」
  • 「新しい活用方法」

使用例

元の会話
  • 社長:「我が社も【イノベーション】をしていかないといけない!」
  • 上司:「具体的な【イノベーション】については後々に発表する」
わかりやすく変換
  • 社長:「我が社も【革新】をしていかないといけない!」
  • 上司:「具体的な【革新】については後々に発表する」

間違えやすい言葉と意味

  • 「リノベーション」→改革
  • 「リフォーム」→修繕
  • 「イノベーティブ」→革新的・新しい活用方法

さらなる使用例や詳しい解説については「イノベーション」の解説記事をチェックしてみてください。

用語5.リスクヘッジ

意味

  • 「危険予測」
  • 「問題に対する対策」
  • 「アクシデントに備える」

使用例

元の会話
  • 上司:「例のプロジェクトにおける【リスクヘッジ】は何がある?」
  • 部下:「天候がもっとも心配です。また人員の確保にも不安があります」
わかりやすく変換
  • 上司:「例のプロジェクトにおける【危険予測】は何がある?」
  • 部下:「天候がもっとも心配です。また人員の確保にも不安があります」

間違えやすい言葉と意味

  • 「株やFXにおけるリスクヘッジ」→現在保有するポジションとは逆の動きをする銘柄を買うこと
  • 「ポートフォリオ」→臨機応変に内容を変えること
  • 「リスクマネジメント」→危険予測・問題に対する対策・アクシデントに備える

さらなる使用例や詳しい解説については「リスクヘッジ」の解説記事をチェックしてみてください。

用語6.コミットメント

意味

  • 「責任ある発言」
  • 「確約」
  • 「公約」

使用例

元の会話
  • 上司:「今期の数字について、みんなの前で【コミットメント】をして欲しい」
  • 部下:「私は前期の営業数字を超えたうえで、社内でのMVPも目指します」
わかりやすく変換
  • 上司:「今期の数字について、みんなの前で【責任ある発言】をして欲しい」
  • 部下:「私は前期の営業数字を超えたうえで、社内でのMVPも目指します」

間違えやすい言葉と意味

  • 「コミット力」→責任をもって物事に関わる力
  • 「モチベーション」→やる気
  • 「リソースコミットメント」→一部の書籍で利用され、意味も明言されていない意味不明の言葉

さらなる使用例や詳しい解説については「コミットメント」の解説記事をチェックしてみてください。

用語7.コンプライアンス

意味

  • 「法令遵守」
  • 「社内規定」
  • 「社会的倫理」

使用例

元の会話
  • 上司:「我が社も【コンプライアンス】に力を入れるようになった。後日ガイドブックを発行する」
  • 部下:「【コンプライアンス】に関するテストは行わないのでしょうか」
わかりやすく変換
  • 上司:「我が社も【法令遵守】に力を入れるようになった。後日ガイドブックを発行する」
  • 部下:「【法令遵守】に関するテストは行わないのでしょうか」

間違えやすい言葉と意味

  • 「パワーハラスメント」→上司が部下に身体的・精神的苦痛を与えること
  • 「ルール」→規則
  • 「モラル」→社会的論理(社内規定という意味はない)

さらなる使用例や詳しい解説については「コンプライアンス」の解説記事をチェックしてみてください。

用語8.落とし込む

意味

  • 「当てはめる」
  • 「適応させる」
  • 「練り上げる」

使用例

元の会話
  • 上司:「プロジェクトの進捗が遅れている理由を具体的な原因に【落とし込んで】欲しい」
  • 部下:「取引先の担当者になかなか会えていないうえに、ひとりひとりの作業量も少ないです」
わかりやすく変換
  • 上司:「プロジェクトの進捗が遅れている理由を具体的な原因に【当てはめて】欲しい」
  • 部下:「取引先の担当者になかなか会えていないうえに、ひとりひとりの作業量も少ないです」

間違えやすい言葉と意味

  • 「プロセス」→課程
  • 「スケジューリング」→予定を組むこと
  • 「プログラム」→計画を立てる・予定を組む

さらなる使用例や詳しい解説については「落とし込む」の解説記事をチェックしてみてください。

用語9.フィードバック

意味

  • 「結果報告」
  • 「反省点の列挙」
  • 「結果を受け入れて最適化する」

使用例

元の会話
  • 上司:「今日の【フィードバック】は?」
  • 部下:「A社とB社に行ってきました。どちらも契約までには至っていません」
わかりやすく変換
  • 上司:「今日の【結果報告】は?」
  • 部下:「A社とB社に行ってきました。どちらも契約までには至っていません」

間違えやすい言葉と意味

  • 「feedback」→入力を調整して出力を制御すること(制御工学用語)
  • 「マネジメント」→組織の管理
  • 「フィードフォワード」→過去を振り返らない未来を考えたアドバイス

さらなる使用例や詳しい解説については「フィードバック」の解説記事をチェックしてみてください。

用語10.フィックス

意味

  • 「最終確定」
  • 「確定させる」
  • 「最終調整」

使用例

元の会話
  • 上司:「今日のお客さんがとれそうにないなら、もう【フィックス】になりそう?」
  • 部下:「はい、もう【フィックス】です。他に見込み客はいません」
わかりやすく変換
  • 上司:「今日のお客さんがとれそうにないなら、もう【最終確定】になりそう?」
  • 部下:「はい、もう【最終確定】です。他に見込み客はいません」

間違えやすい言葉と意味

  • 「フックス」→「フィックス」の読み間違い
  • 「FIX」→値決め(外国為替証拠金取引における専門用語)
  • 「バグフィックス」→コンピューターのバグを取り去る作業

さらなる使用例や詳しい解説については「フィックス」の解説記事をチェックしてみてください。

用語11.プライオリティ

意味

  • 「優先順位」
  • 「優先度」
  • 「優先的な立場」

使用例

元の会話
  • 上司:「お前が仕事をするうえでの【プライオリティ】は何になるのか?ハッキリしておけ」
  • 部下:「私の【プライオリティ】は家庭の時間です。効率的に仕事が終わるように頑張ります」
わかりやすく変換
  • 上司:「お前が仕事をするうえでの【優先順位】は何になるのか?ハッキリしておけ」
  • 部下:「私の【優先順位】は家庭の時間です。効率的に仕事が終わるように頑張ります」

間違えやすい言葉と意味

  • 「マスト」→絶対にしなければならないこと
  • 「ハイプライオリティ」→最優先(「ハイ」が付いただけ)
  • 「プライオリティパス」→クレジットカードの優良会員だけ使える権利

さらなる使用例や詳しい解説については「プライオリティ」の解説記事をチェックしてみてください。

用語12.アジェンダ

意味

  • 「議題」
  • 「目次」
  • 「議事録」

使用例

元の会話
  • 上司:「今日の【アジェンダ】は売り上げUPの方法になる。他に追加したい【アジェンダ】は?」
  • 部下:「アフターフォローの件も【アジェンダ】にいれてください」
わかりやすく変換
  • 上司:「今日の【議題】は売り上げUPの方法になる。他に追加したい【議題】は?」
  • 部下:「アフターフォローの件も【議題】にいれてください」

間違えやすい言葉と意味

  • 「マニフェスト」→宣言・公約
  • 「プロジェクト」→事業計画
  • 「テーマ」→主題(創作物や作品が対象)

さらなる使用例や詳しい解説については「アジェンダ」の解説記事をチェックしてみてください。

用語13.ブルーオーシャン

意味

  • 「競争のない市場・業界・分野」

使用例

元の会話
  • 上司:「我が社は徹底して【ブルーオーシャン】を行く。未開拓の新規をピックアップしてほしい」
  • 部下:「わかりました。担当エリアの新規をリストアップしておきます」
わかりやすく変換
  • 上司:「我が社は徹底して【競争のない市場】を行く。未開拓の新規をピックアップしてほしい」
  • 部下:「わかりました。担当エリアの新規をリストアップしておきます」

間違えやすい言葉と意味

  • 「ニッチ戦略」→競合のいない市場に進出すること

用語14.レッドオーシャン

意味

  • 「競争の激しい市場・業界・分野」

使用例

元の会話
  • 上司:「我が社は【レッドオーシャン】になるが、競合と差別化するのはどうすればいいだろうか」
  • 部下:「競合はファミリー層をターゲットにしていません。我が社はチャレンジしてみるべきでは?」
わかりやすく変換
  • 上司:「我が社は【競争の激しい業界】になるが、競合と差別化するのはどうすればいいだろうか」
  • 部下:「競合はファミリー層をターゲットにしていません。我が社はチャレンジしてみるべきでは?」

間違えやすい言葉と意味

  • 「競争戦略」→競争相手に対して優位性(優れているポイント)をもつこと

また対となるワードである「ブルーオーシャン」との比較については「ブルーオーシャン/レッドオーシャン」の比較解説記事をチェックしてみてください。

用語15.トピック

意味

  • 「論題」
  • 「話題」
  • 「題名」

使用例

元の会話
  • 上司:「今日の会議の主な【トピック】はカスタマーサービス中心になる。他に追加したい【トピック】は?」
  • 部下:「ちょっと改善したいことがあるので、社内業務のことも【トピック】にいれてください」
わかりやすく変換
  • 上司:「今日の会議の主な【論題】はカスタマーサービス中心になる。他に追加したい【論題】は?」
  • 部下:「ちょっと改善したいことがあるので、社内業務のことも【論題】にいれてください」

間違えやすい言葉と意味

  • 「トピックス」→トピックの複数形
  • 「メインセンテンス」→メインとなる文章
  • 「サブトッピック」→「階層」と意味のIT専門用語
  • 「テーマ」→「論題」と「題名」という意味があるが、創作物に対して使う

さらなる使用例や詳しい解説については「トピック」の解説記事をチェックしてみてください。

用語16.B to B

意味

  • 「企業が企業に向けて販売すること」

使用例

元の会話
  • 上司:「我が社はあくまでも【B to B】だ。そのため、法人向けの知識をもっとつけて欲しい」
  • 部下:「わかりました。普段からもう少し自分の担当する業界の勉強をしておきます」
わかりやすく変換
  • 上司:「我が社はあくまでも【企業に向けて販売する】。そのため、法人向けの知識をもっとつけて欲しい」
  • 部下:「わかりました。普段からもう少し自分の担当する業界の勉強をしておきます」

間違えやすい言葉と意味

  • 「B to B向け」→企業向け

また対となるワードである「B to C」との比較については「B to B/B to C」の比較解説記事をチェックしてみてください。

用語17.B to C

意味

  • 「企業が一般客に向けて販売すること」

使用例

元の会話
  • 取引先担当:「我が社にもこの商品を提供してほしいのですが、難しいでしょうか」
  • 自社担当:「【B to C】を目的として開発しましたので、提供は難しいです」
わかりやすく変換
  • 取引先担当:「我が社にもこの商品を提供してほしいのですが、難しいでしょうか」
  • 自社担当:「【一般客に向けて販売すること】を目的として開発しましたので、提供は難しいです」

間違えやすい言葉と意味

  • 「B to C向け」→一般的な消費者向け

また対となるワードである「B to B」との比較については「B to B/B to C」の比較解説記事をチェックしてみてください。

特定の部署や業界で使われることが多いビジネス用語

用語1.マイルストーン

意味

  • 「スケジュール上で特に重要な節目」
  • 「画期的な出来事」
  • 「中間点」

使用例

元の会話
  • 上司:「今回の仕事をするうえでの【マイルストーン】は?」
  • 部下:「進捗的には今月末が【マイルストーン】になると思われます」
わかりやすく変換
  • 上司:「今回の仕事をするうえでの【スケジュール上で特に重要な節目】は?」
  • 部下:「進捗的には今月末が【スケジュール上で特に重要な節目】になると思われます」

間違えやすい言葉と意味

  • 「ランドマーク」→目印・象徴になる建物
  • 「プロジェクト」→計画
  • 「フェーズ」→段階

さらなる使用例や詳しい解説については「マイルストーン」の解説記事をチェックしてみてください。

用語2.ペンディング

意味

  • 「先送り・保留」
  • 「未決定」
  • 「今はしてはいけないこと」

使用例

元の会話
  • 上司:「A社を崩すのはなかなか難しいので、【ペンディング】してほしい」
  • 部下:「わかりました。A社は【ペンディング】して、別の会社に営業にいきます」
わかりやすく変換
  • 上司:「A社を崩すのはなかなか難しいので、【先送り・保留】してほしい」
  • 部下:「わかりました。A社は【先送り・保留】して、別の会社に営業にいきます」

間違えやすい言葉と意味

  • 「ホールド」→(案件が揃っていない状態での)先送り・保留
  • 「キャンセル」→解約・破棄
  • 「リスケ」→スケジュールの見直し・練り直し

さらなる使用例や詳しい解説については「ペンディング」の解説記事をチェックしてみてください。

用語3.バッファ

意味

  • 「余力」
  • 「クッションの役割になる人」
  • 「保存領域」

使用例

元の会話
  • 上司:「かなり無理しているように見えるけど、【バッファ】はあるのか?」
  • 部下:「はい、まだ【バッファ】はあるので、このまま進めさせてください」
わかりやすく変換
  • 上司:「かなり無理しているように見えるけど、【余力】はあるのか?」
  • 部下:「はい、まだ【余力】はあるので、このまま進めさせてください」

間違えやすい言葉と意味

  • 「メモリー」→記憶領域
  • 「デフォルト」→初期設定
  • 「フィールド」→分野・領域

さらなる使用例や詳しい解説については「バッファ」の解説記事をチェックしてみてください。

用語4.スキーム

意味

  • 「継続性を伴った計画」
  • 「基本構想」
  • 「収益を出す仕組み」

使用例

元の会話
  • 重役A:「我が社のビジネスにおける【スキーム】をハッキリ決めておきたいと思う」
  • 重役B:「現在進行系の【スキーム】にかける人員はどうする?」
わかりやすく変換
  • 重役A:「我が社のビジネスにおける【継続性を伴った計画】をハッキリ決めておきたいと思う」
  • 重役B:「現在進行系の【継続性を伴った計画】にかける人員はどうする?」

間違えやすい言葉と意味

  • 「システム」→仕組み・方法
  • 「フローチャート」→手順および工程における一連の流れを表した図
  • 「プラン」→計画

さらなる使用例や詳しい解説については「スキーム」の解説記事をチェックしてみてください。

用語5.シュリンク

意味

  • 「衰退」
  • 「透明なフィルムで梱包する」
  • 「部品や基板が縮小化する」

使用例

元の会話
  • 上司:「我が社の市場は明らかに【シュリンク】が見られる。別の市場を探すべきだ」
  • 部下:「似た業界はどこも伸び悩んでいます。全く新しい分野に着手するのはどうでしょう」
わかりやすく変換
  • 上司:「我が社の市場は明らかに【衰退】が見られる。別の市場を探すべきだ」
  • 部下:「似た業界はどこも伸び悩んでいます。全く新しい分野に着手するのはどうでしょう」

間違えやすい言葉と意味

  • ・「ストレッチフィルム」→ラップフィルムでぐるぐる巻きにして梱包すること
  • ・「イシュー」→課題
  • ・「バックアップ」→データの複製を残しておくこと

さらなる使用例や詳しい解説については「シュリンク」の解説記事をチェックしてみてください。

用語6.コンセンサス

意味

  • 「複数人からもらう合意」
  • 「全員の同意」
  • 「反対する人がいない」

使用例

元の会話
  • 上司:「今日の会議の【コンセンサス】をとっておいてほしい」
  • 部下:「了解しました。何かデータか書面に残しますか?」
わかりやすく変換
  • 上司:「今日の会議の【複数人からもらう合意】をとっておいてほしい」
  • 部下:「了解しました。何かデータか書面に残しますか?」

間違えやすい言葉と意味

  • 「コンセンサス予想」→複数の専門家による予想(株式市場における専門用語)
  • 「合意形成」→意見を一致させること

さらなる使用例や詳しい解説については「コンセンサス」の解説記事をチェックしてみてください。

用語7.コモディティ

意味

  • 「差別化ができなくなった状態」
  • 「商品(農産物・貴金属類・エネルギー類)」
  • 「日用品・必需品」

使用例

元の会話
  • 上司:「我が社の商品も【コモディティ】化が進んでいる。どうすればいいか意見がほしい」
  • 部下:「同じ分野なら結局【コモディティ】化するので、全く別の分野に挑戦してみては?」
わかりやすく変換
  • 上司:「我が社の商品も【差別化ができなくなった状態】が進んでいる。どうすればいいか意見がほしい」
  • 部下:「同じ分野なら結局【差別化ができなくなった状態】になるので、全く別の分野に挑戦してみては?」

間違えやすい言葉と意味

  • 「コモディティ価格」→世界的に見た標準価格
  • 「デリバティブ」→投資手法を指す言葉
  • 「ブランド化」→唯一無二の存在とすること

さらなる使用例や詳しい解説については「コモディティ」の解説記事をチェックしてみてください。

用語8.インバウンド

意味

  • 「外国人旅行者を誘致すること」
  • 「海外から日本へ来る観光客」
  • 「顧客からの質問・要求・クレーム」

使用例

元の会話
  • 上司:「我が社も本格的に【インバウンド】に取り組まないといけない」
  • 部下:「【インバウンド】なんてしたことありませんが、何からすればいいのでしょうか」
わかりやすく変換
  • 上司:「我が社も本格的に【外国人旅行者を誘致すること】に取り組まないといけない」
  • 部下:「【外国人旅行者を誘致すること】なんてしたことありませんが、何からすればいいのでしょうか」

間違えやすい言葉と意味

  • 「アウトバウンド」→こちらから顧客に質問・要求すること
  • 「インバウンドマーケティング」→インバウンドを前提にしたマーケティング(販促)
  • 「コールセンター」→顧客からの質問・要求・クレームを受け付ける場所

さらなる使用例や詳しい解説については「インバウンド」の解説記事をチェックしてみてください。

用語9.イニシアチブ

意味

  • 「主導権」
  • 「自発的にする能力」
  • 「率先して行うこと」

使用例

元の会話
  • 上司:「ライバル企業に【イニシアチブ】をとられないように営業回数を増やしていこう」
  • 部下:「現時点で一人あたりの仕事量はかなりのものです。人員を増やすことはできませんか?」
わかりやすく変換
  • 上司:「ライバル企業に【イニシアチブ】をとられないように営業回数を増やしていこう」
  • 部下:「現時点で一人あたりの仕事量はかなりのものです。人員を増やすことはできませんか?」

間違えやすい言葉と意味

  • 「イニシアティブ」→「イニシアチブ」の読み間違い
  • 「政治用語としてのイニシアチブ」→国民が法律の変更や制定を提案すること
  • 「スポーツ用語としてのイニシアチブ」→試合の不利・不利

さらなる使用例や詳しい解説については「イニシアチブ」の解説記事をチェックしてみてください。

用語10.イシュー

意味

  • 「本質的な課題」
  • 「考えるべきこと」
  • 「課題の解決」

使用例

元の会話
  • 上司:「現在のプロジェクトにおける【イシュー】は何だと思う?」
  • 部下:「私はスタッフそれぞれのやる気が【イシュー】だと思います」
わかりやすく変換
  • 上司:「現在のプロジェクトにおける【本質的な課題】は何だと思う?」
  • 部下:「私はスタッフそれぞれのやる気が【本質的な課題】だと思います」

間違えやすい言葉と意味

  • 「論点・争点」→考えるべきこと
  • 「テーマ」→主題
  • 「レッテル」→断定的な評価

さらなる使用例や詳しい解説については「イシュー」の解説記事をチェックしてみてください。

用語11.ベストプラクティス

意味

  • 「最も効率の良い方法」
  • 「業界標準」
  • 「まだ見ぬ最高の手法」

使用例

元の会話
  • 同僚A:「この事務作業する上で【ベストプラクティス】って何なのだろう…」
  • 同僚B:「やっぱりエクセルで自動計算できるようにするのが【ベストプラクティス】でしょ」
わかりやすく変換
  • 同僚A:「この事務作業する上で【最も効率の良い方法】って何なのだろう…」
  • 同僚B:「やっぱりエクセルで自動計算できるようにするのが【最も効率の良い方法】でしょ」

間違えやすい言葉と意味

  • 「ベンチマーキング」→目標と比較して現状を改善すること
  • 「クエリ」→質問・命令(IT用語)
  • 「レプリケーション」→複製品を作ること(IT用語)

さらなる使用例や詳しい解説については「ベストプラクティス」の解説記事をチェックしてみてください。

用語12.アサイン

意味

  • 「任命する」
  • 「割り当て」
  • 「指定する」

使用例

元の会話
  • 上司:「今期からお前は営業部に異動し、さっそくリーダーに【アサイン】する。できるな?」
  • 部下:「はい!期待に応えられるよう、精進します」
わかりやすく変換
  • 上司:「今期からお前は営業部に異動し、さっそくリーダーに【任命する】。できるな?」
  • 部下:「はい!期待に応えられるよう、精進します」

間違えやすい言葉と意味

  • 「IT業界におけるアサイン」→ファンクションキーの割り当て
  • 「旅行業界におけるアサイン」→部屋の割り当て
  • 「業務委託」→第三者に仕事を依頼すること

さらなる使用例や詳しい解説については「アサイン」の解説記事をチェックしてみてください。

用語13.ボトルネック

意味

  • 「上手くいかない原因」
  • 「拒否する理由」
  • 「非効率の要因」

使用例

元の会話
  • 取引先担当:「お願いしていた件が一向に改善されませんが、何が【ボトルネック】なのですか?」
  • 自社担当:「申し訳ございません…。現状ではハッキリとお答えできないため、もう少しお待ちください」
わかりやすく変換
  • 取引先担当:「お願いしていた件が一向に改善されませんが、何が【上手くいかない原因】なのですか?」
  • 自社担当:「申し訳ございません…。現状ではハッキリとお答えできないため、もう少しお待ちください」

間違えやすい言葉と意味

  • 「bottleneck」→処理速度を遅くしてしまう要因(IT用語)
  • 「ホットスポット」→処理速度を遅くしてしまう要因の具体的なポイント(IT用語)
  • 「スタートアップ」→立ち上げ・企業

さらなる使用例や詳しい解説については「ボトルネック」の解説記事をチェックしてみてください。

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用語14.トップダウン

意味

  • 「上層部から末端への意思伝達方式」
  • 「上司からの命令」
  • 「自分では決断はできない」

使用例

元の会話
  • 取引先担当:「お付き合いするうえで稟議の流れを知りたいのですが…」
  • 自社担当:「我が社は【トップダウン】になっています。そのため、少々お待たせするかと」
わかりやすく変換
  • 取引先担当:「お付き合いするうえで稟議の流れを知りたいのですが…」
  • 自社担当:「我が社は【上層部から末端への意思伝達方式】になっています。そのため、少々お待たせするかと」

間違えやすい言葉と意味

  • 「ボトムアップ」→現場主義の経営方式
  • 「ミドルアップ」→トップダウンとボトムアップを臨機応変に取り入れる仕組み
  • 「マネジメント」→組織の管理

さらなる使用例や詳しい解説については「トップダウン」の解説記事をチェックしてみてください。

用語15.クロージング

意味

  • 「最後の詰め」
  • 「商談締結」
  • 「代金決済の終了」

使用例

元の会話
  • 上司:「なかなか数字が取れていないけど、【クロージング】はちゃんとできているのか?」
  • 部下:「もしかしたら【クロージング】は甘いかもしれません。今度同行してもらえますか?」
わかりやすく変換
  • 上司:「なかなか数字が取れていないけど、【最後の詰め】はちゃんとできているのか?」
  • 部下:「もしかしたら【最後の詰め】は甘いかもしれません。今度同行してもらえますか?」

間違えやすい言葉と意味

  • 「テストクロージング」→商談における「最後の詰め」に入る前の様子見
  • 「ダブルスタンダードクロージング」→ファッションブランドの名前
  • 「ランディングページ」→購入を促すウェブページのこと

さらなる使用例や詳しい解説については「クロージング」の解説記事をチェックしてみてください。

用語16.イニシャルコスト

意味

  • 「初期費用」
  • 「開発費」
  • 「導入費」

使用例

元の会話
  • お客さん:「これを買った場合、大体どれくらいの【イニシャルコスト】を覚悟すべきなのでしょうか」
  • 営業マン:「概算にはなりますが【イニシャルコスト】は20万円です。実際はもう少し安くなります」
わかりやすく変換
  • お客さん:「これを買った場合、大体どれくらいの【初期費用】を覚悟すべきなのでしょうか」
  • 営業マン:「概算にはなりますが【初期費用】は20万円です。実際はもう少し安くなります」

間違えやすい言葉と意味

  • 「ランニングコスト」→運転資金
  • 「保守料金」→点検や補修・調整などをするためのお金、もしくは修理費
  • 「管理費」→共同住宅を修繕するために必要なお金

さらなる使用例や詳しい解説については「イニシャルコスト」の解説記事をチェックしてみてください。

用語17.ASAP

意味

  • 「As Soon As Possible」の略
  • 「できるだけ早く」
  • 「早くしろ」
  • 「最優先」

使用例

元の会話
  • 上司:「さっき君に回した仕事だが、あれは【ASAP】で終わらせて欲しい」
  • 部下:「わかりました。【ASAP】として、スケジュールを組み直します」
わかりやすく変換
  • 上司:「さっき君に回した仕事だが、あれは【できる限り早く】終わらせて欲しい」
  • 部下:「わかりました。【できる限り早く】終わるよう、スケジュールを組み直します」

間違えやすい言葉と意味

  • 「アズノーウンアズ」→別名・○○としてよく知られている
  • 「アサップ」→ASAPをローマ字っぽくシンプルに読んだもの
  • 「AKA」→「also known as」の略した言葉・○○として知られる・またの名を

さらなる使用例や詳しい解説については「ASAP」の解説記事をチェックしてみてください。

用語18.エビデンス

意味

  • 「証拠」
  • 「形跡」
  • 「証言」

使用例

元の会話
  • 上司:「契約が取れたと聞いたけど、具体的な【エビデンス】は?」
  • 部下:「【エビデンス】は契約書です。社長直々に調印してもらっています」
わかりやすく変換
  • 上司:「契約が取れたと聞いたけど、具体的な【証拠】は?」
  • 部下:「【証拠】は契約書です。社長直々に調印してもらっています」

間違えやすい言葉と意味

  • 「論文」→「自らの意見」を発表するために文章化すること
  • 「プルーフ」→証拠(「形跡」と「証言」と言う意味はない)
  • 「ソース」→証拠(情報やデータに対して使われることが多い)

さらなる使用例や詳しい解説については「エビデンス」の解説記事をチェックしてみてください。

用語19.KPI

意味

  • 「会社が掲げた最終目標の達成具合を評価するための指標」

使用例

元の会話
  • 上司:「【KPI】を確認してほしい。現状とは離れていることがわかるだろう」
  • 部下:「【KPI】を達成するにはどうすればいいのでしょうか・・・」
わかりやすく変換
  • 上司:「【最終目標の達成具合を評価するための指標】を確認してほしい。現状とは離れていることがわかるだろう」
  • 部下:「【最終目標の達成具合を評価するための指標】を達成するにはどうすればいいのでしょうか・・・」

間違えやすい言葉と意味

  • 「HOWツリー」→“どうやって”を積み重ねていく思考方法

また対となるワードである「KGI」との比較については「KPI/KGI」の比較解説記事をチェックしてみてください。

用語20.KGI

意味

  • 「会社が掲げた目標の達成具合を評価するための指標」

使用例

元の会話
  • 上司:「【KGI】を確認してほしい。このままではKPIには届かないだろう」
  • 部下:「KPIのためにも【KGI】をなんとか達成したいですね・・・」
わかりやすく変換
  • 上司:「【目標の達成具合を評価するための指標】を確認してほしい。このままではKPIには届かないだろう」
  • 部下:「KPIのためにも【目標の達成具合を評価するための指標】をなんとか達成したいですね・・・」

間違えやすい言葉と意味

  • 「WHYツリー」→“なぜ”を積み重ねていく思考方法

また対となるワードである「KPI」との比較については「KPI/KGI」の比較解説記事をチェックしてみてください。

実践するコツや注意点も一緒に知るべきビジネス用語

用語1.OJT

意味

  • 「On-the-Job Training」の略称
  • 「実際の現場で新人のトレーニング研修をすること」

使用例

元の会話
  • 上司:「今回の【OJT】担当はお前だ。本来の仕事を両立できるように頑張ってほしい」
  • 部下:「わかりました。具体的にはいつから始まるのでしょうか」
わかりやすく変換
  • 上司:「今回の【実際の現場で新人に仕事を教える】担当はお前だ。本来の仕事を両立できるように頑張ってほしい」
  • 部下:「わかりました。具体的にはいつから始まるのでしょうか」

間違えやすい言葉と意味

  • 「OFFJT」→実際の現場とは別の場所で新人のトレーニング研修をすること

実際に「OJT」を行う上でのコツや注意点については「OJT」の解説記事をチェックしてみてください。

用語2.ブレスト

意味

  • 「ブレインストーミング」の略称
  • 「自由に意見を出し合うこと」

使用例

元の会話
  • 上司:「今日の会議は【ブレスト】で行う。そのため、とくに会議の準備はしなくていい」
  • 部下:「わかりました。何時に会議室にいけばいいでしょうか」
わかりやすく変換
  • 上司:「今日の会議は【自由に意見を出し合ってOK】だ。そのため、とくに会議の準備はしなくていい」
  • 部下:「わかりました。何時に会議室にいけばいいでしょうか」

間違えやすい言葉と意味

  • 「アイデア出し」→アイデアを出すこと

実際に「ブレスト」を行う上でのコツや注意点については「ブレスト」の解説記事をチェックしてみてください。

用語3.グロースハック

意味

  • 「ユーザーデータを分析し、様々な改善策を素早く行い、事業を成長させること」

使用例

元の会話
  • 上司:「【グロースハック】のアイデアを出してほしい」
  • 部下:「まずはユーザーデータが明らかに足りないので、アンケートをしてみては?」
わかりやすく変換
  • 上司:「【ユーザーデータを分析し、様々な改善策を素早く行い、事業を成長させる】アイデアを出してほしい」
  • 部下:「まずはユーザーデータが明らかに足りないので、アンケートをしてみては?」

間違えやすい言葉と意味

  • 「フレームワーク」→枠組み・仕組み

実際に「グロースハック」を行う上でのコツや注意点については「グロースハック」の解説記事をチェックしてみてください。

用語4.ペルソナ

意味

  • 「対象となるユーザー像」

使用例

元の会話
  • 上司:「我が社の商品を買ってくれる主な【ペルソナ】はどんな人だろうか」
  • 部下:「明らかな【ペルソナ】は主婦です。しかしそれ以外を挙げるのは難しいですね・・・」
わかりやすく変換
  • 上司:「我が社の商品を買ってくれる主な【対象となるユーザー像】はどんな人だろうか」
  • 部下:「明らかな【対象となるユーザー像】は主婦です。しかしそれ以外を挙げるのは難しいですね・・・」

間違えやすい言葉と意味

  • 「ターゲット」→対象となるユーザー像

実際に「ペルソナ」を設定する上でのコツや注意点については「ペルソナ」の解説記事をチェックしてみてください。

まとめ

外資系企業や外国の大学で学んだ経営者が多くなった昨今では、新社会人にはわかりにくいビジネス用語が社内で使用されることが非常に増えています。

日々の業務で当たり前のように使われていますが、誰も意味を教えてくれないので、自分でなんとかしなければいけないのが実情です。

しかし今回ご紹介したビジネス用語さえおさえておけば、仕事をするうえで困ることはなく、自信をもって先輩と話ができるようになることでしょう。

同僚と差をつけたい人、スタートダッシュを決めたい人、一刻も早く先輩に追いつきたい人は、今回紹介した知識をぜひ役立ててください。

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Career Rules編集部

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