使うシーンによって意味が異なる「バッファ」の意味と使い方

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バッファにはいくつか意味がありますが、代表的なのは「余力」です。

場合によっては、「クッションの役割になる人」や「保存領域」なども意味します。

これで、とりあえずまずは「バッファとはどんな意味なのか」という疑問が晴れたと思います。

ただし「バッファ」という言葉を、具体的にどう使えばいいのかは、まだわからないでしょう。

そこで次は「バッファの具体的な使い方と実例」について紹介していきます。


「バッファ」の意味

「バッファ」の具体的な使い方と実例

「バッファ」という言葉が、どんな時・どういう会話で・どんなワードともに使われるのか解説していきましょう。

今回紹介する「バッファ」の具体的な使い方とシチュエーションは、以下の通りになっています。

  • 上司と仕事の進捗について話す時の「バッファ」
  • 上司に後輩の動向を命じられる時の「バッファ」
  • コンピュータについて話す時の「バッファ」

会話例とともに紹介していくので、今のあなたが一番近いシチュエーションの使い方をチェックしてみてください。

上司と仕事の進捗について話す時の「バッファ」

上司と仕事の進捗について話す時に「バッファ」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「かなり無理しているように見えるけど、【バッファ】はあるのか?」
部下:「はい、まだ【バッファ】はあるので、このまま進めさせてください」

わかりやすく変換

上司:「かなり無理しているように見えるけど、【余力】はあるのか?」
部下:「はい、まだ【余力】はあるので、このまま進めさせてください」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「余力」という意味で「バッファ」を使います。

「~はある」または「~がない」と共に「バッファ」が出てきたら、確実に「余力」という意味になるでしょう。

「クッションの役割になる人」及び「保存領域」という意味で使われることはないので、注意してください。

あなたの余裕について問われる時のバッファは、「余力」という意味で使うと覚えておきましょう。

上司に後輩の動向を命じられる時の「バッファ」

上司に後輩の動向を命じられる時に「バッファ」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「Aは私を怖がっているようだ。お前がAとの【バッファ】になってくれるか?」
部下:「わかりました。Aにはうまく伝えておきます」

わかりやすく変換

上司:「Aは私を怖がっているようだ。お前がAとの【クッションの役割になる人】になってくれるか?」
部下:「わかりました。Aにはうまく伝えておきます」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「クッションの役割になる人」という意味で「バッファ」を使います。

人を指すニュアンスで「バッファ」が出たら、間違いなく「クッションの役割になる人」という意味です。

「保存領域」および「余力」という意味で使われることはないので、注意してください。

部下の扱いが下手な上司から頼まれたら、「クッションの役割になる人」という意味になると覚えておきましょう。

コンピュータについて話す時の「バッファ」

コンピュータについて話す時に「バッファ」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「かなり重くなっているようだが、あとどれくらい【バッファ】が残っている?」
部下:「もう全然残ってないですね・・・新たな【バッファ】を作らないとダメです」

わかりやすく変換

上司:「かなり重くなっているようだが、あとどれくらい【保存領域】が残っている?」
部下:「もう全然残ってないですね・・・新たな【保存領域】を作らないとダメです」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「保存領域」という意味で「バッファ」を使います。

ITやコンピュータを使う現場で「バッファ」が出てきたら、間違いなく「保存領域」という意味になるでしょう。

「余力」および「クッションの役割になる人」という意味で使われることは絶対にないので、注意してください。

コンピュータに関する会話をする現場でのバッファは、「保存領域」という意味で使うと覚えておきましょう。

ここまでは、「バッファ」の具体的な使い方と実例をお伝えしました。

どういうシチュエーションなら「バッファ」を使ってもいいのか、また使うべきなのか理解できたと思います。

ただし「バッファ」と似たような言葉や、実は意味が違う言葉については、まだわからないでしょう。

そこで次は「バッファと似たような言葉・間違えやすい言葉」について紹介していきます。

「バッファ」と似たような言葉・間違えやすい言葉

「バッファ」という言葉と一緒くたにされたり、似た意味だと思われやすいのが、以下の言葉です。

  • メモリー
  • デフォルト
  • フィールド

これらの言葉と「バッファ」を比較して、使い方のポイントや意味の違いを浮き彫りにしていきましょう。

「バッファ」と「メモリー」を比較

「メモリー」の本来の意味は、「記憶領域」です。

ビジネスシーンにおいて「メモリー」は、「データをメモリーに入れておく」のような使われ方をします。

一方、先述したようにバッファには「保存領域」などの意味があります。

バッファとメモリーの意味を比較するとわかると思いますが、これらは非常に似ています。

ちなみに実際のビジネスシーンにおいて、バッファとメモリーが一緒に使われるのは多いです。

もちろん「保存領域」という意味のバッファと密接なので、メモリーもITの現場で多く使われます。

ちなみにバッファは「保存領域」、メモリーは「記憶領域」と非常に似てはいますが、厳密は違います。

バッファは一時的にデータを保存する場所で、メモリは継続的にデータを保存する場所です。

つまりデータを保存する期間が全く違うのです。そのため領域の大きさとしては、メモリの方が大きくなります。

「バッファ」と「デフォルト」を比較

「デフォルト」の本来の意味は、「初期設定」です。

ビジネスシーンにおいて「デフォルト」は、「現在はデフォルトの状態です」のような使われ方をします。

一方、先述したようにバッファには「余力」「クッションの役割になる人」「保存領域」などの意味があります。

バッファとデフォルトの意味を比較するとわかると思いますが、これらは全く違います。

このように意味が全然違うにも関わらず、バッファとデフォルトが一緒くたにされるのは理由があります。

実は「デフォルトバッファ」という言葉があるのです。意味は「初期設定された保存領域」となります。

ただ、デフォルトバッファは、ITやコンピュータ分野の企業でしか使われません。

一般的な企業に就職したら使うこともないので、参考程度の理解で大丈夫です。

「バッファ」と「フィールド」を比較

ビジネスシーンにおいて「フィールド」は、「分野・領域」のような使われ方をします。

一方、先述したようにバッファには「保存領域」などの意味があります。

バッファとフィールドの意味を比較するとわかると思いますが、これらはちょっとだけ似ています。

このように意味が似ているので、バッファとフィールドが一緒くたにされてしまうのです。

ちなみにITの現場では「フィールド化バッファ」という言葉もあります。

意味は「連想的なアクセスを行うためのデータ構造」と、完全なIT専門頭語になっています。

難しくて意味が理解できない人が大半でしょうが、一般的な企業に勤めるなら理解しなくても大丈夫です。

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Career Rules編集部

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