【会話事例付き】アジェンダの意味とは?具体的な使い方と実例

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アジェンダにはいくつか意味がありますが、代表的なのは「議題」です。

場合によっては、「目次」や「議事録」なども意味します。

これで、とりあえずまずは「アジェンダとはどんな意味なのか」という疑問が晴れたと思います。

ただし「アジェンダ」という言葉を、具体的にどう使えばいいのかは、まだわからないでしょう。

そこで次は「アジェンダの具体的な使い方と実例」について紹介していきます。


アジェンダの意味

「アジェンダ」の具体的な使い方と実例

「アジェンダ」という言葉が、どんな時・どういう会話で・どんなワード共に使われるのか解説していきましょう。

今回紹介する「アジェンダ」の具体的な使い方とシチュエーションは、以下の通りになっています。

・会社での打ち合わせにおける「アジェンダ」
・取引先企業に提出する「アジェンダ」
・会社での会議で必要な「アジェンダ」

会話例とともに紹介していくので、今のあなたが一番近いシチュエーションの使い方をチェックしてみてください。

会社での打ち合わせにおける「アジェンダ」

会社での打ち合わせの時に「アジェンダ」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「今日の【アジェンダ】は売り上げUPの方法になる。他に追加したい【アジェンダ】は?」
部下:「アフターフォローの件も【アジェンダ】にいれてください」

わかりやすく変換

上司:「今日の【議題】は売り上げUPの方法になる。他に追加したい【議題】は?」
部下:「アフターフォローの件も【議題】にいれてください」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「議題」という意味で「アジェンダ」を使います。

会社の打ち合わせ開始時に「アジェンダ」が出てきたら、間違いなく「議題」という意味になるでしょう。

「議事録」という意味も打ち合わせとは密接ですが、今回のようなシーンでは使われないので、注意してください。

朝礼や定例会議の開始時におけるアジェンダは、「議題という意味で使う」と覚えておきましょう。

取引先企業に提出する「アジェンダ」

取引先企業に何かしらの文章やデータを提出する時に「アジェンダ」が出れば、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

自社担当:「今回提案したい内容をこちらの【アジェンダ】にまとめました。ザッと目を通してみてください」
取引先担当:「【アジェンダ】のおかげで大体のことはわかりました。手短にお願いします」

わかりやすく変換

自社担当:「今回提案したい内容をこちらの【目次】にまとめました。ザッと目を通してみてください」
取引先担当:「【目次】のおかげで大体のことはわかりました。手短にお願いします」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「目次」という意味で「アジェンダ」を使います。

社外で何かしらの提案をする時に「アジェンダ」が出てきたら、間違いなく「目次」という意味になるでしょう。

会議ではないので「議事録」という意味は使いませんし、「議題」も少しニュアンスが違います。

何らかの文章としてすでに作成している時のアジェンダは、「目次という意味で使う」と覚えておきましょう。

会社での会議で必要な「アジェンダ」

会社での会議の時に「アジェンダ」が出てくると、どんな意味になるのでしょうか。

以下の具体的な会話を見て、使い方と意味を理解しましょう。

元の会話

上司:「今日の会議は長いし重要な内容だから、【アジェンダ】をとっておいてください」
事務:「わかりました。【アジェンダ】は会議の後にワードファイルとして共有フォルダに入れておきます」

わかりやすく変換

上司:「今日の会議は長いし重要な内容だから、【議事録】をとっておいてください」
事務:「わかりました。【議事録】は会議の後にワードファイルとして共有フォルダに入れておきます」

使い方に関する解説

今回のようなシチュエーションでは「議事録」という意味で「アジェンダ」を使います。

会議の前にて「アジェンダをとってください」と言われたら、間違いなく「議事録」という意味になるでしょう。

同じ会議でよく使う「議題」とは一緒くたになりがちですが、後の言葉で意味を判断するのをお勧めします。

「とる」「記録しておく」などの動詞と一緒に使われる時は、高確率で「議事録」になると覚えておきましょう。

ここまでは、「アジェンダ」の具体的な使い方と実例をお伝えしました。

どういうシチュエーションなら「アジェンダ」を使ってもいいのか、また使うべきなのか理解できたと思います。

ただし「アジェンダ」と似たような言葉や、実は意味が違う言葉については、まだわからないでしょう。

そこで次は「アジェンダと似たような言葉・間違えやすい言葉」について紹介していきます。

「アジェンダ」と似たような言葉・間違えやすい言葉

「アジェンダ」という言葉と一緒くたにされやすいのが、以下の言葉です。

・マニフェスト
・プロジェクト
・テーマ

これらの言葉と「アジェンダ」を比較して、使い方のポイントや意味の違いを浮き彫りにしていきましょう。

「アジェンダ」と「マニフェスト」を比較

マニフェストの本来の意味は「宣言」「公約」という意味があります。

もともとは選挙活動など、政治の世界で言われることの多い言葉です。

しかし、ビジネスシーンでも使われる可能性があるので、注意しなければいけません。

具体的には取引先企業の前で「約束事」として、マニフェストを掲げるときもあるでしょう。

一方、アジェンダの意味は、「議題」「議事録」です。

比較してみると、お互いの意味は全然に似通っていないということがわかります。

だからこそ、アジェンダとマニフェストを混合して使うことがないように気をつけましょう。

仮にアジェンダとマニフェストを一緒に使うのであれば、ちょっと複雑になります。

「マニフェストを決めるための会議のアジェンダ」といった扱い方になるでしょう。

そもそもマニフェスト自体が、ビジネスシーンでそこまで疲れる事はありません。

バリバリのセールス系会社やベンチャー企業では使われることもあります。

しかし、昔ながらの企業や製造業などでは、マニフェストが使われることはなかなかありません

「アジェンダ」と「プロジェクト」を比較

ビジネスシーンにおけるプロジェクトとは「事業計画」の事です。

ビジネスシーンにおいては「この大きなプロジェクトを成功させる」などの使い方をします。

アジェンダの意味は「議題」「目次」「議事録」なので、プロジェクトとは全く違う意味だとわかるでしょう。

ちなみにあえてアジェンダとプロジェクトを一緒に使うのであれば、ちょっと長ったらしくなります。

「プロジェクト成功のための会議のアジェンダ」と言うように、回りくどい文章になるでしょう

「アジェンダ」と「テーマ」を比較

テーマの本来の意味は「主題」です。

アジェンダは「議題」なので、意味的に一緒くたにされるのもしょうがないでしょう。

しかしアジェンダは「会議の議題」ですが、テーマは「会議」が対象ではありません。

テーマは「創作物」や「作品」などが対象になるのです。

つまりはビジネスシーンにおいて「今回の会議のテーマは・・・」と言うのは、あまり良い使い方ではありません。

正しくは「今回の会議のアジェンダは・・・」と言う方が正しいといえます。

ただしアジェンダという言葉より、テーマの方が日本人に浸透しているのも事実。

そのため、「議題」と言う意味なのに、平気でテーマを使う上司もいるので注意しなければなりません

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Career Rules編集部

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