30代は20代に次いで転職者の多い世代だ。
つまり転職希望者と、この世代を採用したい企業が多い年齢層と考えていいだろう。
厚生労働省の調査からも、男女ともに25歳~29歳をピークに、30代前半、後半を通じて、転職によって新たな職に就く割合が高いことが分かる。
「令和元年上半期雇用動向調査」
また、厚生労働省が公開している別の資料でも、最初の仕事が正規雇用労働者であった男性は、30代後半までに2人に1人が転職を経験、女性は3人に2人以上の割合で転職を経験しているということが分かっている。
「中途採用にかかる現状等について」
このことから、多くの転職サイトや転職支援サービスの運営会社も利用者の多い、主要な世代と考えている。
転職サイトがメインターゲットとしている30代だからこそ、多くの選択肢から、自分に合った転職サイトを選ぶことが転職活動の最初のポイントといってもいいだろう。
そこで30代におすすめの転職サイトをランキングで紹介し、その中からさらに自分に合った転職サイトを選びやすいように転職サイトの特長を紹介していく。
一般的に「転職サイト」とは「掲載されている求人情報から自分で選んで応募する」タイプのものを指す。
この記事では、担当者(エージェント)からの紹介で応募する転職エージェントとは別に「転職サイト」にスポットを当てて紹介する。
転職サイトそれぞれの強みや特徴を知って、自分の理想とする転職の実現に役立てて欲しい。
30代におすすめの転職サイト5選
2020年最新版・30代向け転職サイトおすすめランキング
サイト名 | 求人掲載数 | 30代求人 | 管理職、マネージャー | 年収600万円以上 | 利用者満足度 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | doda | 61,880 | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | 1位 |
2位 | マイナビ転職 | 11,280 | ★★★★ | ★★★ | ★ | 4位 |
3位 | type | 2,284 | ★★★ | ★★★ | ★★★ | 選外 |
4位 | リクナビNEXT | 44,364 | ★★★ | ★★★ | ★★ | 5位 |
5位 | エン転職 | 11,113 | ★★ | ★★ | ★★★ | 2位 |
ランキングの評価基準
ランキングの評価基準は次のようにした。
- 求人掲載数・・・求人数(公開件数・同日調査)
- 30代求人・・・30代向け求人の豊富さ
- 管理職、マネージャー・・・管理職、マネージャー採用の割合
- 年収600万円以上・・・年収600万円以上の求人の多さ
- 利用者満足度・・・・・最新のオリコン顧客満足度ランキングより
30代のおすすめランキングでは、掲載求人数はもちろんのこと、管理職やマネージャー採用の求人、年収600万円以上の求人の多さも評価基準とした。
30代の転職では、着実なステップアップ、キャリアアップが転職の目的のひとつであることが多いためだ。
例えば本音の転職理由が人間関係であっても、経験やキャリアを活かすことができる30代なら、単に働く環境を変えるだけでなく、一段階上を目指すことも可能だ。
おすすめ転職サイトのここがポイント
ランキングに挙げた転職サイトの特長を紹介していくので、気になった転職サイトはぜひ利用してみて欲しい。
紹介した転職サイトは、関連サイト、転職エージェントとの併用も含めて無料で利用できるので安心だ。
また、上位にランキングした転職サイトが必ずしも自分の転職に合うとは限らない。
ここで紹介する転職サイトそれぞれの特長を見て、自分にとって使いやすく、自分の転職に合う転職サイトを利用することをおすすめする。
1位:doda
dodaは転職サイトトップクラスの求人案件を扱っており、30代向けの求人、キャリア採用、600万円以上の求人なども転職活動に充分な求人件数をカバーしている。
20代から30代といった比較的若い年齢層に強い転職サイトだが、年齢層だけでなく、職種や業界も幅広く、バランスよく扱っている転職サイトだ。
また、求人数が多いほど重要となる条件検索などの使い勝手にも定評があり、利用者満足度にもつながっている。
運営しているパーソルキャリアは求人情報誌の発刊から様々な人材関連会社と協力、統合しながらそのノウハウを蓄積してきた人材関連大手企業だ。
そういったノウハウから、広く様々な業種や業界の求人を扱い、ユーザーに合わせたサイトの使いやすさ、関連サービスとの連携など、使いやすく構成されているのだ。
自身が活かすことの出来る経験やスキルを棚卸しし、転職先の希望などが固まったら、積極的に検索することで自分の理想に近い転職先に出会う可能性が高い転職サイトと言えるだろう。
基本情報
求人案件数:61,880件 (2020年10月)
対応エリア:日本全国~海外
関連サイト:まいにちdoda(ブログ)、マイポテ(アプリ)、CareerPocket、sight、i-common tech
転職エージェントとの連携が使いやすい
dodaは自分で探して応募するタイプの「転職サイト」とキャリアアドバイザーが担当として求人を紹介してくれる「転職エージェント」の連携が優れている。
他の総合転職サイトでは、転職サイトと転職エージェントが独立した別の事業部であるなど、スマートに連携していないケースがある。
その点dodaでは、転職サイト、転職エージェント、スカウトサービスが同じトップページからアクセスでき、扱っている情報の共有もできるようにしている。
利用していく中で自身が選んで応募するだけでは上手くいかない時も、エージェントサービスを利用することでアドバイスや紹介を受けることが容易にできるはずだ。
自身の経験やスキルがセールスポイントになる30代にとって転職エージェントとの連携は非常に有効だ。
業界別転職サイトへの展開
dodaのように求人の掲載件数が多い転職サイトでは特に案件の絞り込みが肝心なのだが、業界別サイトを利用することで効率よく応募先を絞り込むことができるはずだ。
業界別サイトで、自身の経験を活かすことの出来る業界から応募企業を探し出すことが出来れば、マッチングという点でより質の高い求人と出会えるだろう。
30代から業界未経験のチャレンジをすることは決して無謀ではないが、転職においてはやはり経験を活かせる方が有利だ。
また、業界における経験はそれだけで自身の「強み」のひとつと言ってもいい。
自身の経験やキャリアに合った求人を見つけやすく、転職後もすぐに力を発揮しやすい同業界への転職に、dodaの業界別転職サイトは使い勝手がよく、おすすめだ。
2位:マイナビ転職
マイナビ転職は30代向けの求人の割合が多く、特に30代からの正社員採用や未経験採用、ワークライフバランスを重視している女性の転職などに向いている。
マイナビ転職が選ばれる最大の理由は、初めての転職でも使いやすいことと、使う人を問わない取扱い求人の範囲の広さといっていいからだ。
今回ランキングでの評価でも、30代向け求人の割合が高いのに比べ、年収600万円以上の求人は多くない。
30代転職の中でも、キャリア志向の転職というよりは、転居や結婚、出産、育児、介護など、ライフステージの変化に伴うワークライフバランス志向の転職に強みがあるからだ。
30代で、初めての転職やワークライフバランス志向の転職におすすめの転職サイトと言えるだろう。
基本情報
求人案件数:11,280件 (2020年10月)
対応エリア:日本全国~海外
関連サイト:マイナビ転職エージェントサーチ、マイナビ独立、マイナビアスリートキャリア、マイナビミドルシニア、マイナビエージェントなど
「転職」について学びながら利用できる
初めての転職という場合でも、マイナビ転職を利用することで転職の進め方や応募書類の作成、面接の注意などを学ぶことができる。
これはマイナビ転職が、若い年齢層や初めての転職をターゲットにしているからだ。
マイナビ転職の「転職ノウハウ」は、これを読みながら進めていけば、ほぼそつなく転職活動ができるコンテンツとなっている。
また、時間をかけてじっくり転職したい人や、慎重に納得のいく転職を目指す人は「転職フェア」も活用して欲しい。
出展企業の人事担当者と直接話すことができるほか、転職についてのアドバイスがもらえる転職相談なども用意されている。
転職する上で大切なこと、転職活動の進め方やノウハウ、応募書類や面接対策などもサポートしてくれるのがマイナビ転職の長所のひとつだ。
検索しやすいサイトの使いやすさ
マイナビ転職のサイトは後発の転職サイトがモデルにするくらい使い勝手が良い。
これは運営会社のマイナビが他のジャンルでも情報提供サービスを展開しており、「情報の探しやすさ」「絞り込み」といったWebサイトのノウハウを持っているからだろう。
これまでは何項目もの検索条件を入力して検索していたが、マイナビ転職ではトップページから、地域や職種はもちろんのこと、働き方や興味があることなどからも絞り込めるようになっている。
もちろん業界大手の運営する転職サイトだけあって、有名大手企業もマイナビ転職を利用している。
単に多くの求人から絞り込み検索がしやすいというだけでなく、自分の志向に合う人気企業や優良企業にたどり着きやすいという面もあるのだ。
応募先となる候補企業探しに出来るだけ手間や時間をかけず、効率よく転職サイトを利用するのも転職活動のコツだ。
3位:type
typeは首都圏が主な対象エリアで全体の求人件数も多くないのだが、管理職やマネージャーのキャリア採用や比較的年収の水準が高い求人に強みがあり、30代におすすめの転職サイトだ。
もちろん公開している求人件数などは運営会社の規模も影響しているが、typeでは応募者側にも求人企業側にも一定のハードルを設けていることも要因のひとつだろう。
typeでは運営会社の方針に沿った質の高い求人案件を公開し、利用する応募者もある一定の経験やスキルがないと応募できる案件が少なくなるということだ。
特にIT系エンジニアに強いことは以前から知られており、首都圏の30代でIT系転職を目指す人にはぜひ使って欲しい転職サイトと言えるだろう。
また、対応エリアや求人数は他の大手総合転職サイトに見劣りするが、女性向け、20代向け、エンジニア向けなどの関連サイトや転職エージェントとも関連サイトとして持っている。
基本情報
求人案件数:2,284件 (2020年10月)
対応エリア:主に首都圏
関連サイト:type女の転職、type転職エージェント、20’s type、エンジニアの転職typeなど
30歳以上、経験とスキルで勝負できる世代におすすめ
typeは特に30代中盤から後半の、経験やスキルで勝負できる世代におすすめの転職サイトと言える。
typeにはIT系職種を中心に、20代から30代前半と10年近い経験を積んできた人材向けの優良求人が多く見受けられる。
例えば単にプログラマーやコーダーのうち「作業者」しての募集ではなく、プロジェクトリーダーやディレクターなど、チームや部署の主力となる人材向けの求人も多い。
IT系職種以外でもやはり同様で、typeでは求人掲載数の約8%、25案件中1件の割合で管理職採用となっている。
これまでのキャリアで経験やスキルを身につけてきた30代が勝負できる転職サイトと言えるだろう。
評判の高いエージェントサービスとの併用を
typeを運営するキャリアデザインセンターは「type転職エージェント」を運営しており、転職サイトと併せて利用をおすすめする。
質の高い求人やマッチングにこだわりのあるtypeで、求人件数の少なさを、転職サイト掲載案件と、紹介される案件の両面からカバーすることができるからだ。
type転職エージェントは、扱っているエリアや保有案件数はやはり大きくはないものの、オリコン利用者満足度調査の転職エージェント部門では常に上位、質の高い求人を扱うことで評判が高い。
さらに、type転職エージェントではある程度スキルや経験などのアピールポイントがないと登録や事前面談で「紹介できる案件がない」とされてしまう。
そのため、自分で応募できる転職サイトと紹介を受けられる転職エージェントの併用が有効なのだ。
経験やスキルをアピールポイントに出来る30代にとっては、併用することで優良企業への転職や、キャリアアップ、年収アップの可能性が高まる転職サイトと言えるだろう。
4位:リクナビNEXT
リクナビNEXTは広い年齢層を扱っているが、その中でも特に20代後半から30代前半をメインターゲットとした転職サイトだ。
リクナビNEXTは業界最大手のひとつ、リクルートグループが運営する大手総合転職サイトで、知名度、求人案件数共に業界トップクラス、有名大手企業も求人広告を掲載している。
一方で、リーダー候補や管理職候補といった求人と未経験歓迎の大量採用といった求人の質で差がやや目立つ。
絞り込み検索のしやすさや求人案件数、業種や業界を広く扱う点では便利な転職サイトなのだが、その一方で、自分自身で求人案件を見極める力も必要になる。
もちろんどの転職サイトでも「自分で選び、自分で応募する」限り見極めは重要なのだが、それに注意しながら応募していくのはやはり簡単ではない。
こうしたことからも、リクナビNEXTはこれまでに転職経験のある30代におすすめできる転職サイトと言えるだろう。
基本情報
オファー機能を活用して効率の良い転職活動
リクナビNEXTで必ず活用して欲しいのがオファー機能だ。
極端に言えば、オファー機能を活用すれば、自分で絞り込み検索をする必要はほとんどないと言っていい。
これは、リクルートグループが保有している膨大な転職支援のデータに基づく、優秀な検索AIを活用しているからだ。
リクナビNEXTで「気になる」や「応募オファー」の通知はそのほとんどが、AIによって「マッチング度合いが高いおすすめ求人」なのだ。
もちろん企業担当が直接オファーするケースもあるが、それは面接を約束するようなオファーでなければ、オファーとしては期待薄といえる。
しかし、最初から「機械がマッチングしてくれている」ということを知っていれば、転職エージェントからの紹介と同様に受け取って利用することが可能なはずだ。
大きな責任や多くの仕事量を任される30代にとって、自分の代わりに自分に合った求人案件を探してくれるオファー機能は、30代の転職にリクナビNEXTをおすすめする理由のひとつだ。
5位:エン転職
エン転職は、求人情報、特にその求人企業に対する情報の深さで定評のある総合転職サイトだ。
つまり、単に求人票に必要な項目だけでなく、その職場の雰囲気や社風など、外からはなかなか見ることの出来ない部分も記事にしている。
これは、エン転職の求人企業担当者が企業に直接出向き、求人票には記載されない部分を繰り返し取材して得たもので、単なる求人票や求人広告以上の付加価値といえるだろう。
こうした面からもオリコン利用者満足度調査の転職サイト部門などでも常に高い評価を得ている。
30代の転職では他の年齢層に比べ応募可能な求人が多いのだが、その反面、転職活動の中で求人情報や求人企業の見極めが必要になる。
そういった中で、より詳しい応募先企業の情報が分かる、というのは見極める際に有利な転職サイトといえるだろう。
基本情報
求人案件数:11,113件 (2020年10月)
対応エリア:日本全国~海外 ※ただし海外については20案件ほど
関連サイト:エン転職WOMAN、エン・エージェント、AMBI、ミドルの転職、en Lighthouse(旧・カイシャの評判)
「手に職」の転職活動にもおすすめ
エン転職では、事務や営業などのオフィスワーカーだけでなく、技術職、サービス職、販売職、専門職などの求人も多く扱っているためワークライフバランス志向の転職にもおすすめしたい。
前出のマイナビでもおすすめしたが、エン転職は転居や結婚、出産、育児、介護など、ライフステージの変化に伴うワークライフバランス志向の転職にも強みがある転職サイトといえるだろう。
もちろん技術職や専門職の転職においてはその経験を活かしたキャリアアップ、年収アップを狙った転職にも利用できる転職サイトとなっている。
30代未経験でもチャレンジ可能な求人が特に多いという訳ではないが、技術職をはじめ「手に職」を目指す転職でもエン転職を利用することができるだろう。
30代転職はスカウトサービスを活用すべき
30代転職では転職サイトの中でもスカウトに特化したサイト、スカウトが強いサイトを活用すべきだ。
20代のうちに就職している場合であればすでに5年以上、場合によっては10年以上という経験年数、職歴になっているはずだ。
特に1つの職種で長い経験年数を持っている場合は、人材としての市場価値が高くなっている可能性は大きく、スカウトの声、もかかりやすい。
そこで、実際に活用できるスカウトサービスのある転職サイト2つと、その活用について紹介する。
30代転職でスカウトサービスを活用するメリット
スカウトサービスを利用するメリットは、効率よく転職活動ができる点、応募からの採用率が高い点の2つが挙げられる。
現在の忙しい仕事をこなしながら求人情報を吟味し、応募書類の作成や面接の日程調整など、転職にはやはり手間や時間がかかるものだ。
また、自分が選択して応募した企業が自分や自分のような経験と能力を求めているかは分からない。
スカウトサービスではどのように違うのか、2つのメリットについて詳しく解説しよう。
効率よく転職活動ができる
現在の仕事が忙しい30代にとって、自身の職務経歴を登録しておくだけでヘッドハンターやエージェントから応募のオファーが受けられるのは効率的だ。
転職サイトを利用した転職活動と異なり、求人情報を絞り込み検索して吟味する、という手間がかからないためだ。
また転職サイトでは、時間をかけて応募書類を準備し、求人企業に提出しても書類選考で不採用というケースも少なくない。
スカウトサービスでは、求人企業やヘッドハンターが転職希望者の職歴などを見てスカウトをかけている。
もちろん求人内容の確認は欠かせないが、自身の経験やスキルに合っている企業を探す、という時間コストが削減できるのは転職活動にとって非常に有効だ。
応募からの採用率が高い
転職サイトから応募するのに比べ、応募からの選考通過率、採用率はスカウトサービスの方が高い。
企業側から見ることの出来る登録情報はあくまで参考情報ではあるものの、応募書類とほぼ同じ内容で記載されているためだ。
単に応募をおすすめするだけのオファーメールは別として、面接確約スカウトやヘッドハンターとの面談があるスカウトは、件数は多くないが選考通過の確度は高い。
基本的にはオファーまたはスカウトを待っていればよく、来たスカウトは選考通過率が高いため、スカウトを受けやすい30代にはおすすめの転職サイトなのだ。
ビズリーチ
ビズリーチは、ダイレクト・リクルーティング型と言われる、スカウトをメインにした転職サイトのひとつだ。
ダイレクト・リクルーティングとは、企業の採用担当者や転職エージェントが転職希望者の中から直接選び出して採用しようとする人材確保の手法だ。
ビズリーチを使って「公募企業」へ自ら応募することもできるが、スカウトを待って応募、選考と進めるのが主なの利用方法になる。
また、年収600万円以上、キャリア採用など、ハイクラス求人を多く扱っているため30代にぜひ使って欲しい転職サイトだ。
ビズリーチは基本、有料サービス
ビズリーチは他の転職サイトと異なり、転職希望者の利用も有料となっている。
ハイクラス会員:30日間コース 5,478円(税込)の一括払い
これはビズリーチの、転職希望者も「お客様」として質の高いサービスを提供する、というポリシーに基づくものだ。
無料でも利用することができるが「プラチナスカウト」のみ閲覧、返信が可能となっているため全てのスカウトの閲覧、返信、応募は出来ない。
求人の年収額に応じたタレント会員かまたはハイクラス会員の料金を支払うことで制限なく利用することができる。
ビズリーチでのスカウト
ビズリーチを利用した際のスカウトは主に3通りに分けられる。
①ヘッドハンターからのスカウト、②転職エージェントからのスカウト、③企業からのスカウトだ。
ヘッドハンターは中小、個人事業クラスの転職エージェントがほとんどだが具体的な案件を推薦してくれる。
転職エージェントはワークポートなどで転職エージェント経由の紹介となる。
結論として、企業からのスカウト、かつ、面接確約のプラチナスカウトが最も採用可能性の高いスカウトとなっている。
エンミドルの転職
エンミドルの転職はランキングで紹介したエン転職と同じ、エン・ジャパンが運営する30代、40代の転職に特化したハイクラス転職サイトだ。
ミドルの転職でも転職希望者自身が求人を探して自分で応募することもできるが、メインはスカウトサービスの利用となっている。
近年では特に、管理職などのキャリア層、役員などのエグゼクティブ層はダイレクト・リクルーティングでの採用が活用されている。
ミドルの転職でも年収1,000万円の求人を多く扱うなど、エン転職やエン・エージェントの長所を継承したハイクラス転職サイトとなっている。
30代前半でも利用可能か
ハイクラス転職サイトでは40代以上の求人案件も多いが、特にエンミドルの転職では30代もターゲットにしている点で注目したい。
エン転職でも専門職や技術職にも強いと紹介した通り、エン・ジャパンの転職サービスでは業界や業種を幅広く扱っており、30代前半でも特に専門知識や技術を要する職種であれば期待できる。
スカウトは求めるスキルや経験の「経験年数」や「保有資格」に注目するため、これらを職務経歴書や登録情報に表記しておくことをおすすめしたい。
30代前半のハイクラス求人は全体から見れば多くはないが、やりがいや年収の大幅アップを狙うならぜひ、利用したいところだ。
転職エージェントとの柔軟な併用を
30代でミドルの転職を活用するためには、転職サイトや転職エージェントを柔軟に併用していくことをおすすめする。
これは単に応募できる企業の候補を多くするためではなく、より自身の理想に近く、さらに採用の可能性が高い応募を目指すためだ。
ミドルの転職のサイト内でも転職エージェントの利用を勧めており、効率よく、着実に理想に近づけるためエージェントのサポートを受ける方が、得られるメリットが大きいのだ。
併用することでかける手間や時間が増えすぎてしまうのは避けたいところだが、スカウトと応募、受けと攻めの両方を柔軟に利用することが理想的だ。
30代をターゲットにした求人は多いため、ぜひ効率の良さも意識して転職活動を進めて欲しい。
まとめ
30代におすすめの転職サイトについて、ランキングと併せて紹介した。
ランキングの順位にかかわらず、自分にとって使いやすく、納得のいく転職ができる転職サイトを選んでほしい。
30代におすすめの転職サイト5選
2020年最新版・30代向け転職サイトおすすめランキング
サイト名 | 求人掲載数 | 30代求人 | 管理職、マネージャー | 年収600万円以上 | 利用者満足度 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | doda | 61,880 | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | 1位 |
2位 | マイナビ転職 | 11,280 | ★★★★ | ★★★ | ★ | 4位 |
3位 | type | 2,284 | ★★★ | ★★★ | ★★★ | 選外 |
4位 | リクナビNEXT | 44,364 | ★★★ | ★★★ | ★★ | 5位 |
5位 | エン転職 | 11,113 | ★★ | ★★ | ★★★ | 2位 |
おすすめ転職サイトのここがポイント
1位: doda
- 30代向けの求人、キャリア採用、600万円以上の求人なども転職活動に充分な求人件数をカバーしている
- 求人数が多いほど重要となる条件検索などの使い勝手にも定評があり、利用者満足度にもつながっている
- 積極的に検索することで自分の理想に近い転職先に出会う可能性が高い転職サイトと言える
転職エージェントとの連携が使いやすい
- キャリアアドバイザーが担当として求人を紹介してくれる「転職エージェント」の連携が優れている
- 自身の経験やスキルがセールスポイントになる30代にとって転職エージェントとの連携は有効
業界別転職サイトへの展開
- 業界別サイトを利用することで効率よく応募先を絞り込むことができる
- 30代では特に転職において経験を活かせる方が有利
2位:マイナビ転職
- 30代からの正社員採用や未経験採用、ワークライフバランスを重視している女性の転職などに向いている
- 初めての転職でも使いやすく、使う人を問わない取扱い求人の範囲の広さがおすすめ
- 30代転職の中でも、ライフステージの変化に伴うワークライフバランス志向の転職に強みがある
「転職」について学びながら利用できる
- 転職の進め方や応募書類の作成、面接の注意などを学ぶことができる
- 時間をかけてじっくり転職したい人や、慎重に納得のいく転職を目指す人は「転職フェア」も活用を
検索しやすいサイトの使いやすさ
- 運営会社のマイナビが「情報の探しやすさ」「絞り込み」といったWebサイトのノウハウを持っている
- 多くの求人から絞り込み検索がしやすいというだけでなく、自分の志向に合う人気企業や優良企業にたどり着きやすいという面もある
3位:type
- 首都圏が主な対象エリアで、管理職やマネージャーのキャリア採用や比較的年収の水準が高い求人に強みがある
- 特に首都圏の30代でIT系転職を目指す人にはぜひ使って欲しい転職サイト
30歳以上、経験とスキルで勝負できる世代におすすめ
- IT系職種を中心に、20代から30代前半向けの優良求人が多く見受けられる
- IT系職種以外でも、求人掲載数の約8%、25案件中1件の割合で管理職採用となっている
評判の高いエージェントサービスとの併用を
- 「type転職エージェント」と併せての利用がおすすめ
- オリコン利用者満足度調査の転職エージェント部門では常に上位、質の高い求人を扱うことで評判が高い。
4位: リクナビNEXT
- 広い年齢層の中でも特に20代後半から30代前半をメインターゲットとした転職サイト
- 知名度、求人案件数共に業界トップクラス、有名大手企業も求人広告を掲載している
- 求人の質で差がやや目立つため求人案件の見極めが必要
オファー機能を活用して効率の良い転職活動
- オファー機能を活用すれば、自分で絞り込み検索をする必要はほとんどないと言っていい
- 「気になる」や「応募オファー」の通知はそのほとんどが、AIによる「マッチング度合いが高いおすすめ求人」
5位:エン転職
- 求人企業に対する情報の深さで定評のある総合転職サイト
- その職場の雰囲気や社風など、外からはなかなか見ることの出来ない部分も記事にしている
- より詳しい応募先企業の情報が分かる、というのは求人案件を見極める際に有利
「手に職」の転職活動にもおすすめ
- 技術職、サービス職、販売職、専門職などの求人も多く扱っているためワークライフバランス志向の転職にもおすすめ
- 技術職をはじめ「手に職」を目指す転職でもエン転職を利用することができる
30代転職はスカウトサービスを活用すべき
- 30代転職では転職サイトの中でもスカウトを活用すべき
30代転職でスカウトサービスを活用するメリット
効率よく転職活動ができる
- 転職サイトに比べ、求人情報を絞り込み検索して吟味する、という手間がかからない
- 求人内容の確認は欠かせないが、自身の経験やスキルに合っている企業を探す、という時間コストが削減できる
応募からの採用率が高い
- 転職サイトから応募するのに比べ、応募からの選考通過率、採用率はスカウトサービスの方が高い
- スカウトは選考通過率が高いため、スカウトを受けやすい30代にはおすすめ
ビズリーチ
- ダイレクト・リクルーティング型と言われる、スカウトをメインにした転職サイトのひとつ
- 「公募企業」へ自ら応募することもできるが、スカウトを待って応募、選考と進めるのが主なの利用方法
ビズリーチは基本、有料サービス
- ビズリーチは他の転職サイトと異なり、転職希望者の利用も有料となっている
- タレント会員かまたはハイクラス会員の料金を支払うことで制限なく利用することができる
ビズリーチでのスカウト
- ビズリーチを利用した際のスカウトは主に3通り①ヘッドハンターからのスカウト
②転職エージェントからのスカウト
③企業からのスカウト - 企業からのスカウト、かつ、面接確約のプラチナスカウトが最も採用可能性の高いスカウト
エンミドルの転職
- エン・ジャパンが運営する30代、40代の転職に特化したハイクラス転職サイト
- 年収1,000万円以上の求人を扱い、エン転職の長所を継承した転職サイト
30代前半でも利用可能か
- エンミドルの転職では30代もターゲットにしている
- 業界や業種を幅広く扱っており、30代前半でも特に専門知識や技術を要する職種であれば期待できる
転職エージェントとの柔軟な併用を
- 転職サイトや転職エージェントを柔軟に併用していくことがおすすめ
- スカウトと応募、受けと攻めの両方を柔軟に利用することが理想的
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